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『差し出された手、変われた私』

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匿名ユーザー

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『差し出された手、変われた私』


同じ大学に通うと暴露してから、つまりスポーツフェスティバルから2日、私らは卒業式を迎えた。
卒業式では通っていた3年間を思い出し、私らしくも無く、感慨深く証書を受け取った。
やっぱり、友達と…かがみと一緒に過ごしてきたっていうだけで、色々思う事があったヨ。
かがみも含めて、やっぱり皆早からず遅からず泣いてたね。つかさなんておお泣きだったね。
私もこみ上げてくるものはあったけど、私が明るくしないとムードメーカーの意味ないしさ。

そうして今は、放課後にみなみ家(アニメじゃないよ?)でパーティを開いているんだ。

「んじゃ準備が終わったところで、卒業&部対抗リレー優勝おめでとうー!!」
『おめでとうー!!』『おめでとうございます!』

お互いに出来る限りコップをぶつけ合い、ぶどうジュースを飲み干す。断じてお酒じゃないよ。
というか、飲ませたらどんなことをかがみがやりだすか分かったもんじゃないからね…。

「くーっ、上手いねぇ~」
「親父かアンタは!」
「まぁまぁ、お姉ちゃん、今日はそう突っ込まずにね?」
「いやいや、かがみんには突っ込んでもらってこそ盛り上がるんだよ!」
「でも、こういうやり取りを見る事が出来るのも、今日を境に減ってしまうのですね…」
「んだな…本格的にあやのやかがみと会う機会が減るのは寂しいんだってヴぁ…」
「ほら、みさちゃん…元気出して、ね?でも、かがみちゃんとは特に会う機会減るのは、残念ね。」
(※きょうちゃんは改めて呼ばれると恥ずかしいと、かがみが止めさせた。)

寂しそうに言うみゆきさん達の言葉を聞くと、改めて今の幸せが続くわけじゃないと気付かされる。
かがみが一緒に居てくれるのが一番だし、それはそれで物凄い幸せなんだけど、
今ここにいる他のみんなと、会う機会が必然的に減るのはやはり心苦しい。
それは私に限らず、全員がおそらく思っていること。

「お姉ちゃんとも一年でお別れなんだね…ちょっと寂しいなぁ。」
「私もゆい姉さんみたいにちょくちょく遊びに行くよ~」
「うん、いつでも来てね!」
「おとーさんが何か変な事したら、遠慮なく言ってよね。すぐに成敗しにいくからサ♪」
「え、ええっ?!おじさんはそんなことしないよぉ。」
「あんた…いつも思うけど、親でも本当に容赦ないな。」
「いやいや、それほどでも~」
「だれも褒めとらん!」

まぁ、半分本当に不安なのが問題なんだけどネ…。
一応ゆい姉さんも行ったりするし、おとーさんもわきまえてるから大丈夫だと思うけど。

「それにいざとなっても、みなみちゃんが居るから平気かな?ね、ゆーちゃん♪」
「あ、う、うん、そうだね。えへへっ。」
「私がいるから…大丈夫。いつでも、言って…」
「うん!ありがとう、みなみちゃん!」

そうして恒例の自分たちワールド展開ktkr。
いやぁ、いつ見てもいいねぇ、この二人は。すっごい和むよ。
さて、もう一つのアナザーワールドが展開する前に釘をさすと。

「んでもって、ひよりんは自重しておこうね。」
「うぐっ、自分で言う前に止められた…もはや恒例って事ッスか。」
「ヒヨリはいつもソウだからネ。それに、自重ってイッテマスけど、結局してナイですネ!」
「え、それって?」
「ハイ、この間もミナユタ、コnむぐっ」
「ちょ、パティー!!」
「オウ!ソウでした、気にしナイでクダサーい。」
「最初のもあれだけど、その後の方が凄く気になるわね…」
「あ、あはははっ、き、気にしないでくださいッス。本当、なんでもないッスから。」

かがみが突っ込むのも当然、というか、これは私も後で問い詰めておかないと。
パティが明らかにさっき、「こn」って言ったし、ひよりのことだから大体想像はつくしね。

「話を元に戻すと、みゆきの言う通り、もう毎日4人で会って教室で昼を食べることもないのよね。」
「うちらも忘れんなってヴぁ。機会は少なかったけど、楽しかったしな。」
「わ、忘れてなんか居ないわよ。私だって…その、楽しかったし。」
「………」
「な、何よ、何か言いなさいよ!」
「なるほど、これがちびっ子の言うツンデレってやつか?」
「そうッスよ!これがツンデレッス!萌えるッス!」
「むぅ~、かがみが私以外にツンデレするとは…」
「皆してツンデレって言うな!こなたも演技見え見えの嘘泣きしない!」
「…まぁでも、本当にデレてるのは二人っきりの時だけだから、いいかぁ~。」
「んなっ…!」
「でも、この間3人で遊んだ時でも、お姉ちゃん結構ストレートだったような…」
「つ、つかさぁ!!」
「へぇ、かがみちゃんでもそういうことあるのね。ふふっ、ちょっと気になるわ。」
「柊先輩がハイでストレート?!それもいいネt…って、自重しろ、自重しろー、私!!」
「デモ、きっとGood Situationだったのはマチガイないネ♪」
「それは気になるな~。どうだったん、かがみ?教えてくれたっていいだろ?」
「うぅ…お、覚えてない!そう、何も覚えてないわ!」
「んじゃ、ひーちゃんかちびっ子に聞けばいっか。」
「や、やめて、言わないでぇええ!!」
「嫌がるってコトは、やっぱ覚えてんじゃん?」
「そ、それは…」

もはや完全に皆のおもちゃとなりつつあるかがみは、紅蓮の如く顔が赤くなっている。
でも嫌がってないし、私に弄られることも考えると、かがみってやっぱりMなのかなぁ?
生粋の弄られキャラであることはもう認定済みだしね~、私の中でだけどサ。
…でも、他の人に弄られまくってるのも、ちょっと気に食わないんだよね~

「ねぇ、ゆーちゃん…」
「え?なに、お姉ちゃん?」
「ゆーちゃん達は正月のお泊りとか、バレンタインとか何してたのか気になるな~。」
「ソウ言えば、コッチもありましたネ!」
「ふえっ?そ、そんな大したことしてないよぉ~」
「本当かよ~…言っちまった方が、楽になるぜ?」
「あ……う…」

にやけながらも悪そうな顔のみさきちが、どこぞの尋問かのような言い方で二人に詰め寄った。
ゆーちゃんと、みなみちゃんまでもが顔を赤くして戸惑いながら、どうしたらいいのかあたふたしてる。
いつもとのギャップからか、これはこれで萌えるな~。
ゆーちゃんいい人見つけたもんだねぇ、GJ!
とりあえずかがみは解放された…けど、本当にあの二人、なにをしてたんだろう?

「みさちゃん、そんな聞き方したら、みなみちゃん達が可哀想よ…」
「おっと、あやのもだぜ?兄貴とどうだったん~?」
「えぇっ?!も、もう、みさちゃん!…その、別に普通だったし、特に言うことなんて…。」
「皆はそこんとこkwsk聞きたいんだよ、あやのさん♪ね、みゆきさん?」
「あの…お恥ずかしながら、私も少し興味がありますので、聞かせてもらってもいいですか?」
「うぅ、かがみちゃん、助けてよ~」

当のそのかがみはというと、ニヤニヤしながら外野の一部になっている。
私の一言で注目がかがみから逸れたから、立場が逆転したと言ってもいいかな?
ひよりんとパティ、つかさがゆーちゃん達、残りの二人があやのに注目してる今、かがみは安全だ。

「…それにしても、助かったわ。あのまま遊ばれ続けたらどうなるかと思ったわよ。」
「いやいや、お礼には及ばないよ。自分の嫁が弄られまくってるのも、不満だったからね。」
「ふ~ん、それは妬いてたってことかな、こなたさん?」
「まぁね。」
「…って、反応はそれだけか!」
「それと、私を弄ろうなんて12年早いよ、かがみん♪」
「うっ、読まれてたのか…しかも微妙にリアルな数値で嫌だな。私が弄っていいのは三十路からかい。」
「私がどこからが演技で、どこまでが素なのかを見極められたら、だね。」
「その基準は、私は一体どう判断すればいいのよ?」
「とりあえず、バレンタインみたいに簡単に引っかかってたら駄目だよ♪」
「くっ…」

心底悔しそうな顔をしているのは、バレンタインの時のが、かがみの最大限の弄り方だったんだろう。
でも、あれは弄ってるんじゃ無くて、ただの意地悪だから、ちょっと違うんだよね…。
まぁ、かがみが弄るということを分かって、私に完全勝利するまで、まだまだかかりそうかな?
…何度かはちょっと危なかったけど、後で逆転してるから今はまだ無敗…一応。
ちなみに先日の秘密をばらした本人には粛清を浴びてもらったヨ♪

「いい加減、話しちまえよ、あやの~。別に恥ずかしがることないだろう、あたしの兄貴なんだし。」
「それは関係ないでしょ~…普通に映画みて、買い物しただけよ。」
「だーかーら、その間に抱き合ったりとか、キスしたりとかないかって聞いてるんだってヴぁ。」
「そ、そそそそんなことしていないわよ。してたとしても、言えないわ。」
「日下部さん、私も気になりますが、ここまで嫌がっているのですから、これ以上聞くのは…」
「…だったら、向かいにいる兄貴に聞いてくるか!可愛い妹の願いとあらば、二人のあま~い話でも!」
「可愛い?(※となりにいるかがみの小言)」
「もう、私が話さないようなことだとしたら、彼だって軽々しく話すわけないでしょ?」
「だったら、ちょちょいと弱みで脅しでもかければ…!」
「…みさちゃん?」
「ひぃっ?!」

それまで照れながら、困った表情をしていたあやのさんの顔が一変した。
あれだね、アニメや漫画とかで後ろに〈ゴゴゴゴゴ〉って効果音が出そうなオーラ纏ってる状態?
実際はそんなわけないけど、これはこれで凄い…っていうか、こわっ!
これ…逆らったら死刑宣告が下されそうだネ…。

ちなみに、実は大人達も集まってパーティをしていたりするが、場所は高良家、つまり向かいの家。
一体何を祝うのかは不明だけど、親睦会みたいな感覚なのかな?
みさきちのお兄さんや、いのりさんにまつりさんはお酒が飲めるため、向こうにいる。
大人がいないから羽目を外せるかと思っても、ゆーちゃん達がいる手前だからしないけどね。

「じょ、冗談だってヴぁ!な、だから落ち着こうぜ、あやの?」
「…本当に?」
「ほ、本当だって!聞かない聞かない、絶対に聞かないってヴぁ!」
「ふぅ…それなら、いいかな。皆ごめんね、見苦しいトコ見せちゃって。」
「あ、いえ、こちらこそ言いづらいことを聞いてしまって、すいませんでした。」
「(あやのって、本当に怒ると怖いわね)」
「(うん、そだね…)」

あやのさんの気迫に一時的に沈黙が訪れ、その後の会話には恋バナは自然と避けられることとなった。
普段おとなしそうな人が怒ると怖いのって、誰でも一緒なんだね。
ゆーちゃんとかみなみちゃん、つかさとかが怒ったの見たこと無いけど、怖いのかな?

かがみはその逆で、普段からは怖いイメージがある人多いけど、実は凄く優しいとことかね。
怒り方にしても、理不尽な怒り方はあんまりしないし、そうだとしたらすぐに謝るし。
それに大抵は、相手の事を思って怒ってくれるってのが伝わるよね~。

ホント、オタクで社交性のないような私と真剣に向き合ってくれたのは、かがみだけだったよね。
今となってはつかさにみゆきさん、他の皆だってそうだけど、最初はかがみだったし。

中学にいる間にも仲がいい人はいたけど、それはいわゆる類友だった。
別に悪いことじゃないけど、かがみみたいに率直には言ってはくれなかった。
それは唯一といえる仲間みたいな感覚だったから、亀裂を入れて独りになるのが怖かった。
それを乗り越えないと親友とは言い難いかもしれないから、私も仲が良かった友達としか言わない。
そう言われたことも、私から言ったことも無かったから。

でもかがみは違った。
皆が苦笑いするトコで、初めて、正直な意見を隠さずに言ってくれた。
どんなにくだらない相談でも、話を聞いて一緒に考えてくれた。
私を「泉こなた」として見てくれて…親友と呼んでくれた。
今、私がこうしていられるのも全部かがみのおかげかm…いや、間違いなくそうだね。

なーんて、私らしくもないことを考えていると、かがみが声をかけてきた。

「どうしたのよ、さっきから。ずっと黙ってるなんて、あんたらしくもないじゃない。」
「ん?いや、少し考え事をネ。それにそう言うかがみも、さっきまで黙ってたんじゃん?」
「まぁ、私もちょっと…ね。この3年間は本当に楽しかったなぁって、そう思ってたのよ。あんたは?」
「そりゃもちろん、私も楽しかったよ!」
「いや、そうじゃなくて、あんたはなに考えてたの?」
「大した事じゃないよ~。強いて言えば、かがみと似たようなことかな?」
「そっか…。でもホント、こうやっていい思い出として振り返れるのが夢みたいよ。」

そういってかがみは、切なそうにどこか遠くを見た。
あまり見ないかがみのこの表情に、少し戸惑ってしまった。
何か言うべきなのか、それとも一人にしてあげるべきなのかと悩んでいると、耳元で囁かれた。

「ありがと、こなた。」
「ふ、ふえっ?!」

いつもとは違った、照れ隠しが微塵もない素直な気持ちを伝えられて、驚いてしまった。
ど、どうしたんだろ、かがみ?何か急に…冷静とかじゃなくて、おとなしいというか…。

「この3年間、楽しく過ごせたのはこなたのおかげ。これまでは心からそう思えなかったもの。」
「えっ……?」
「ほら、私って気が強くて、怖いイメージがあるでしょ?だから、親友と呼べる人はいなかったのよ。」
「え、そうなの?」
「友達はいたけど、クラスの中での知り合いみたいなものよ。心を開ける人なんていなかったわ。
…ううん、むしろ私が開かなかった。昔から素直になるのが苦手でさ、いつも人を傷つけてた。」
「………」
「どんどん人との接触が怖くなって、ほとんど事務的にしか繋がりができなくなったの。
だから、高1で委員長とかやってみたのよ、できるだけ多くの人と関わりが持てるためにね。
何か、きっかけでも出来れば、私にも親友が出来るチャンスがあるんじゃないかってね。」
「…うん」
「でも、やっぱり事務的にしか動けなかったし、積極的に自分から関われなかった。
ほとんど諦めてた時に、人見知りするつかさが、友達が出来たって言いに来たの。」
「それが私…?」
「そうよ。でもね、最初は自分の本性は出来るだけ隠そうとした。嫌われると思ったから。
でも、あんたの行動に我慢できなくて、ついきつい言い方で叫んじゃった。言った後は後悔したのよ。
それなのに、あんたは笑って会話を続けてくれた。その場を明るくしてくれて、私も笑えた。」
「そうだったんだ…」
「私を受け入れてくれる人が一人いるだけでこんなにも違ってくるんだって、正直びっくりしたわ。
その後は、みさお達とも仲良くなれたし、怖がられるだろうと思ってた後輩とも話せるようになった。
だから2年は委員長をやらなかったの。親友を見つけた以上、私にとってやる意義が無くなったからね。
…だから、本当にありがとう、こなた。それと、これからは恋人としてよろしくね♪」

照れ隠しもなにもない、かがみの本心だということが分かる、澄んだ瞳。
そして、どれだけの感謝と愛情がこもっているのか想像できないほどの、満面の笑み。
その笑顔は、いつも私が言う「萌える」とかじゃなくて、純粋に可愛くて、見惚れてた。
おまけに、いつものギャップと、意表を突かれたせいで思わずぐっときちゃった。

「………」
「どうしたのよ、こなた?アンタの事だから、ツンデレ萌えとか言うだろうに。」
「…私も…」
「私も?」
「私もかがみと同じだよ、考えてたこと。私が楽しく高校を送れたのはかがみのおかげだよ!」

そういって、私はかがみに抱きついた。涙ぐんでるところを見られたくなかったからネ。
でも、かがみは全く動じなくて、焦るどころか優しく背中をなでてくれた。ばれちゃったかな?

「ありがと…かがみ。」
「ふふっ、お互い様よ。あんたのそういう可愛らしい反応も、結構いいものね。」
「むぅ…さっきのかがみの笑顔だって、誰でも一瞬で落とせるぐらい可愛かったし…」
「大丈夫よ、こなた専用笑顔だから、安心しなさい。」
「わ、私だって、こんなことかがみにしかしないよ!」
「まぁ、そうじゃなきゃ困るわよ。言っとくけど、浮気なんてしたら地球が滅ぶわよ?」
「するわけないよ!」
「分かってるわよ~。」
(…ぐぅ、これじゃあ、いつもと逆だヨ…別にいいけど…12年はおろか、1日もいらなかったとは。)

「お暑いね~、二人とも。周りは全て背景ですかい?」
「Nice、ユリ、ですネ!」
『なっ!』

部屋の端っこで目立たないようにしてたのに、いつの間にか周りにはギャラリーが!
って、ゆーちゃん達は自分達の世界展開してるのに、なんで誰も突っ込まないのさ?!
あれがニュータイプの力か!それとも、萌え指数で劣ったか?!

「(大佐!さっきのは見られていたようだ。すでに完全に包囲されている。どうしようもないぞ!)」
「(落ち着くんだ、スネーク。今はおとなしくするんだ。って、何やらせるのよ!)」
「な~に、こそこそしゃべってんだ?もう、ネタはあがってんだっぜ?全く、やってくれるね~」
「んなっ、べ、別にいいじゃないのよ!ていうか、空気読みなさいよ!」
「それはこっちの台詞だってヴぁ。二人は放課後とかにでも会えんだろっけどさ、うちらは機会が
少ないんだかんな?今ぐらいは、イチャイチャしなくたっていいじゃねーかよ。」
「私は素直な感謝の気持ちをこなたに伝えただけよ!別にイチャイチャなんてしてないし…」
「それにあたしらは同じ大学だし、二人で部屋借りる予定だから、嫌でも会うことになるしネ♪」
『えぇえええええーーー!!』

うぅっ、シャウトの嵐は止めてよ~、ネトゲでもリアルでも迷惑なんだし…。
ゆーちゃんとみなみちゃんは、あの二人がある意味背景になりつつあるね。むしろ、理想的なのかも。

「オウ!コレは凄いデス!極秘のMarriage…そのママ、二人のヨルに、デスネ!」
「マジか!お前ら、もう結婚したのか!?!いつの間に…」
「うそっ?!聞いてないよ、こなちゃん!っていうか、どんだけ~」
「ちょ、そこの外人自重しろ!あんたらも落ち着きなさいよ!まだ結婚なんてしとらん!
ていうか、一緒に住む=結婚だったら、つかさとみゆきだってそうなるじゃないのよ!」
「あ…そう言われてみればそうだった…えーと…よろしくね、ゆきちゃん。えへへっ♪」
「えっ、わ、私とつかささんが、けけ、結婚ですか?!え、えーと、あの…」
「さすが、つかさとみゆきさん…そっちに行くか。」
「ちょっと、みゆきまで取り乱さないでよ!」
「こ、これはっ…百合の花が一面に咲き誇っている…ここが天国か!あなた方が神か!…ふら」
「あ~あ、ひよりんが天に召されちゃったかぁ…南無南無。」
「た、田村さん、大丈夫ですか?あ、あの、彼女はどうすれば?」
「ソレは、心配いりまセーン。萌え尽きてシマッタだけデスヨ~。放って置くのガ、一番デス!」
「そ、そうなの?でも…いいのかな?かがみちゃんはどう思う?」
「とりあえず、全員落ち着けぇええーーーーーー!!!!!!!」

☆★☆

かがみの大喝によって、ゆーちゃん達も含めた総員が我に帰り、無事に収拾がついた。
といっても、あたしとかがみは質問攻めされたし、そういう意味では盛り上がったまま。
でも、つかさはかがみが実家(柊家)にいないのは淋しいけど、それよりもつかさ達が住むところと、
私らが住むところの距離が実家より近いことには喜んでた。普通より多く会えると思ったのかな?
かがみ+私>その他家族、という図式が成り立ってると思うと嬉しいけど、その他家族が可哀想だネ…。
でもその後は、再び質問攻め。

「なぁ、どこに住むんだ?ちびっ子、しっかりと住所教えろー!」
「分かったって、ちゃんと教えるヨ。ていうか、面倒だから後で全員にメールする。」
「そんな事しなくてもいいわよ。」
「なっ、これはいわゆる絶交宣言ってやつか?!それとも、2人の世界を邪魔されたくないのか?!」
「ち、違うわよ、ほら。ちゃんと手紙形式にして、電話番号から住所までしっかり書いてきたわよ。」
「おぉー、さすが私の嫁!用意周到だね~♪」
「いや、あんたもメッセージ書いてただろ!…とりあえず、皆も受け取ってね。一人一人書いたわよ。」
「ありがとうございます。ここでは何なので、また後ほどゆっくり読ませていただきますね。」
「わ、私らにもッスか?何かすいません…後でありがたく読ませて頂くッス!」

ちゃんとここにいる全員宛てに二人で色々手紙を書いてきたのだ。
まぁ、私は数行しか書いてない人がほとんどだけど、かがみはかなりの分量を書いていた。
つかさやみゆきに対しては3ページ以上書いてたかな?二人には私もそれぐらい書いたけどね。

「ちょっとみさちゃん、ここで開けたら失礼でしょ…。」
「いいわよ、別に。」

そう言うあやのさんの隣には、びりびりと手紙を既に開けている人物、みさきちがいた。
でも、私とかがみんの二人で考えたから、これぐらいは予想の範疇なんだよね~、残念ながら。

「ん~、どれどれ?〈あんたのはあやののに入ってるわよ。〉って、なんだこれ?!」
「ちっちっち、みさきちのやることを予測するなど、私達のブレインにとっては容易いことなのだよ。」
「そういうわけで、後であやのに渡してもらうのね。残念でした~」
「うぅ、あやのー、あいつら揃いも揃って酷くね?」
「この場で開けたみさちゃんもみさちゃんだし、後で一緒に見よう?」
「みゅうう~…」
「ソレじゃあ、次の質問ネ!」

何の弄られる要素もないパティは、ひたすらテンションが高い上に、遠慮無しに攻めてくる。
ギャルゲーとかエロゲーとか良く家に見に来るけど、少しは自重しろ高校1年の留学生!
まぁ、年齢は私が言えたことじゃないけど、人のを堂々と見たりするのは私でもどうかと思うヨ。
ゆーちゃん達はそうでもないと言ってたけど、それは慣れとかひよりんのおかげじゃないかと思う。
彼女達ぐらいのスルー性能が、あたしらにもあったら良かったのになぁ…。

「今マデ、何回Kissしたデスか?」
『ぶっ』
「ゆ、勇者だ、ここに勇者がいるぜ!」
「そういうことをさらっと聞いてくる…パティ…恐ろしい子!」
「パティ、それは…さすがに…」
「でも…ちょっと私も気になるかな、なんて。」
「ゆたかまで?」
「みなみちゃんは気にならないの?」
「それは、気になる…けど…」
「こ、答えられるわけないでしょ?!」
「ソーリー、私も調子に乗り過ぎマシタ。でハ、デートの回数とかはダメデスか?」

そう言われて考えてみると、デートの度にキスしてるような気もするから変わんない気もするけど、
それを知ってるのは私とかがみだけだから、幾分かハードルは下がったネ。
だとすると、クリスマスを入れても、正月、鏡開き、バレンタイン、スポフェスで5回…?
受験があったと考えると、これは果たして多いのか少ないのか…多いのかな?

「う~ん、クリスマス入れたら5回かなぁ?」
「そうね。2ヶ月ちょいで5回は少ないけど…まぁ、受験があったと考えると多い方かしら?」
「それじゃあ、5回はキスしてるんだね♪」
「つ、つかさぁ!!あ、ああんた何を言ってるのよ?!」
「えぇっ?こ、こなちゃんだったら、会うたびにしてるかなぁって思ったから…クリスマスみたいに」
「えっ…それは、その…」
「んじゃ、ホントなんだな?」
「みさお、いいからお前は黙ってろ。」
「みゅ~ん…」

他にも「いつから好きになった」とか、「好きになった理由」など定番を問い詰められたヨ。
いつからは分からないし、自然と好きになってたとしか言い様がないんだけどネ~。
まぁ、お互いがお互いを受け入れてくれたっていうとこが大きいのかな?
無難な答えだな~とか言われたけど、ぶっちゃけホントの事なんだけどなぁ。

☆★☆

話は変わって、7時過ぎに出前が届いた。卒業・進学祝いということで、今日は豪華にもお寿司!
これだけの人数となると、運ばれてきた量も壮観だったね。二度と見ることのない量かも。
そして、各々で順番に何人かずつで風呂に入って、再びトーキングタイム。

「それにしても、前までロマンスのない人ばっかりとか言ってたジャン?」
「そういえば、そんな話もしてたっけー?1年の夏とか、おみくじの時とかだね~」
「今となってはいい思い出だよ~。1年生はいいとして、相手いないのみさきちだけじゃん?」
「ひでっ!あ、あたしだっていつか見つけるってヴぁ。」
「それに、私とつかささんもお付き合いしている人なんて…」
「いや、もう二人で付き合ったら?同棲するんだし。」
「お、お姉ちゃん!?私はそんなつもりないよぉ~」
「ふっふっふ~、いつものお返しよ♪」

顔を真っ赤にしてるつかさ、そしてほんのり恥ずかしそうなみゆきさんの天然コンビ。
いやぁ、ある意味お似合いで、ある意味不安の塊でもあるけどね。
というか、つかさ…まさか…いや、そんなことは…でも、う~ん…。

「ソレより、男子とラブなのが一人ダケなのも凄いデスヨ?」
「そうッス、一体どんな百合の園ッスか!?そんなに私を萌え死にさせたいんですか、皆さんは?!」
「いやぁ、そんなつもりはないんだけどね~。それと、ひよりん妄想は自重しようね。」
「でも、そうですね…男子の方々と接する事が少ないのも原因でしょうか?」
「それもあるかもしれないね~。でも、お姉ちゃんとこなちゃんは違和感ないんだよね~」
「それは向こうの二人にも言えるッスね!何か自然な感じがするッスよね。」
「確かに付き合うといわれた時は、私もみさちゃんも少しは驚いたけど…やっぱり、そうだったんだー
とも思ったわね。だって、見てて和むというか、いつまでも一緒に居て欲しいなって思えるもの。」
「そう言われると嬉しい反面、気恥ずかしいわね。言いたい事はゆたかちゃん達を見れば分かるけど。」
「え、私達を…ですか?」
「当前ッス!私なんて、何度小早川さんと岩崎さんに癒されてることか…」
「うんうん、それは私も思うよぉ。ゆたかちゃん達も、お似合いだよね~」
「そ、そうですか…?ありがとう、ございます…」

自覚が無いところがまたいいんだけどね、この二人はさぁ~。
でも、私達までそう見られてたのは意外だな…全然性格違うと思うんだけど…。
いつもの照れ隠しで、そっぽを向いていたみなみちゃんが不意に何かに気付いた。

「あ、そろそろ…布団とかを出さないと…準備してきますね。」
「みなみちゃん、私も手伝うよ。」
「では、私も手伝うことにしますね。皆さんはゆっくりしていてください。」
「あ、ごめんね、高良さん。ありがとう。」
「いえ、私達は勝手がそこそこわかりますので。」
「私も大体のことは分かるかな?」
「ゆーちゃんも伊達に泊まりに来てないからね♪」
「は、はうぅ…」

そういってゆーちゃん、みなみちゃん、みゆきさんがその場から離れた。
いつでも助けに入れるポジショニングをしているみなみちゃんは、さすがというべきか。
みさきちとあやのさんも向かいに行って来ると言い残して、残るは5人となった。

「…ソシテ誰も居なくナッタ…」
「ひゃうっ!それは、嫌だよぅ…」

5人が抜けて静かになり、その沈黙の中で突然の声につかさが泣きそうになる。
いつも思うけど、つかさってこの手の話に対する抵抗力無さ過ぎだヨ…ネタ一言で泣くとは。
それにパティも本気で怖くしすぎ…将来声優になれそうだね、あの演技力は。

「いや、そんなことはないから、心配しなくていいわよ。」
「パティ、怖がり姉妹がいるんだから、そういうのはダメだよ~」
「ソウなんデスか?コレは失礼シマシタ。」
「おい、誰が怖がり姉妹だって?私は別に怖がりじゃないわよ。ホラーとかだって見るし。」
「でも、本物となると怖いんじゃないの~♪」
「ばかばかしいわね、そんなの居るわけないじゃない。」
「ふ~ん…まぁ、これは今後いつでも確かめられるから、いいけどね~」
「あんた、脅かそうなんてしようもんなら、やってみなさいよ。どうなるか分かってんでしょうね?」
「ハイ、スイマセンデシタ。ナニモシナイヨ、ウン。」
「…いまいち信用できない言い方ね…まぁ、いいけど。忠告はしたからね?」

忠告されてるリスクを負ってでも、やらずにはいられないね。同棲始まってからが楽しみだー♪
でも、どういうシチュにするか考えるのはまた今度にして、今のうちにさっきの件を処理するかな。

「んじゃ、お次はひよりん~」
「はい、なんですか先輩?」
「ちょ~っとこっちに来てくれるかなぁ?」
「え?い、いいッスけど、何ですか?」

というわけで、ひよりんと部屋の隅でちょっとした密会スタートぉ!

「さて、今日の話のどこかでパティが暴走して言いかけたのは、一体何のことかなぁ、ひよりん?」
「な、なななな、急になんの事ッスか?!」
「誤魔化しても無駄無駄ぁ!ミナユタってのは確実に聞こえて、この時点で色々聞きたいね。」
「あ、いや…それは、そのつい書いてしまったというか…すんませんッス。」
「でも、これは前から聞いてたから分かんなくもない。でも、その後「こn」って言いかけたみたいだ
けど、それは何て言おうとして…いや、察しは付くから、どういうことかな?ひ・よ・り・ん?」
「ひ、ひぃ~、すすすす、すいません、すいません!つ、ついお二人のネタも書いちゃったんッス!!」

さっきまで天国にいたかのような顔だったのが、急に地獄に落とされたように変化したのがおかしくて、
つい可笑しくて吹き出しちゃったけど、とりあえず落ち着いて一息。
予想はしてたけど、そしてどうやら、もう少しkwsk聞く必要がありそうだね、これは。

「ふぅ…まぁ、素直でよろしい。んで、内容は?」
「え、えーと、両方ともそこそこ自重したッスけど、結構…その、甘甘な百合本に、なったッス。」
「そこをもっとkwskいうと?」
「泉先輩、小早川さんが攻めとか…あ、もちろん本名は出してないですけど…」
「ちょ、それ即売会出したの?!」
「ごごご、ごめんなさいッス!!あ、あまりにいい出来だったんで、つい!」

まさか、売りに出されてるとまで思わなかったな、さすがにネ。
モデルになってるからと言って、それだけ見て私らだと分かる人はいないだろうけど、
いざ自分が同人誌のモデルになったと思うと、これは恥ずかしいとか言うレベルじゃないヨ…。

「お~い、さっきから何の話よ?ネタだの、即売会だの。田村さんも頭下げてばかりみたいだし。」
「あ、いや何でもないよ、かがみん~。(とりあえず、私に両方とも後日渡すこと!それで許す。)」
「(りょ、りょ-かいッス。ホント、すいませんでした…てか、今ありますから、どうぞ…)」
「(持ってきてるとは…勇気あるね、ひよりん。どれどれ…って、これは…!)」
「(うぅ…最悪ッスよね。ちょっと首吊ってくるッス。)」
「(いや、もういいって…ただ、出来がいいけど、私からするとリアルなシチュで…恥ずいなぁ…)」

これはちょっと表現できないけど、これは別の意味でヤバイ…本当に出来がいい。
でも、モデルの自分からすると、さっき言った通り恥ずかしいことこの上ないほど、リアルだ…。
絵がリアルとかじゃなくて、シチュがもう、物凄くありそう。

「ちょっと、あんたら何読んでるのよ?」
「え、何でもないよ~、気にしないで。」
「そんなとこでこそこそしてたら、気になるっつーの。」
「あ、たんま!」「あ、柊先輩待ってくださいッス!」

かがみが近寄ってきて、隠す時間もなかった我らの手中にあるものが見られそうになったその時…!

「お姉ちゃ~ん、布団ひき終わったよ~」
「皆ただいま~、ごめんね遅くなっちゃって。」
「あ、皆さんお帰りになられましたか?丁度、寝る準備が整いましたよ。」
「お、かがみ、これ見てくれよー!向こうからパクッて来たチョコ、皆で食おうぜぇ。」
「では、皆さんこちらへ…」

皆で客間へ移動する空気、みさおによるお菓子という情報によって、事件は事前に防がれた。
まさしく計ったようなタイミング、本当にみんなGJと言わざるを得ない。
無駄な争いが起こらずに済んだということだ、うむ。

☆★☆

「…あのみなみちゃん、これは一体どういう?」

かがみが疑問に思うのも無理はない。今、目の前に確認できる布団はどう見ても8枚しかない。
私達の人数も、何回数えても10人はいる。そして、布団は8枚だが、枕は10個ある。

「すいません…うちには4枚しかなくて、みゆきさんの家からも持ってきていたのですが…」
「私からもすいません…枕は足りたのですが、大人の方も泊まる予定で布団はほとんど使えなくて、
仕方がなく、ベッドのマットで薄いのを用意していたのですが、それでも足りなくて…結果8枚です。」
「どうスルんデスか?」
「私が…ゆたかと一緒に…」
「ぶはっ!」

その一言でふらふら~っと布団に倒れこんだ人が約一名、言わずとも知れた同人作家であった。
よほど眠かったんだね~、とつかさがボケているし、ゆーちゃんとみゆきさんもそのノリだ。
恐るべし天然パワー…でも、今回ばかりは救われたね、ひよりん。いや、今回も、かな?
さて、この流れ…これはどう考えても、アレ、だよね。

「ただ…それでも一人余るので……」
「余るので…?」
「泉先輩とかがみ先輩にお願いしたいんですけど…」
「え、ま、まさか…」
「お姉ちゃんとこなちゃんで一枚?」
「ななな、ななあっ!」
「おう、かがみ、顔真っ赤だぜ?今からそんなでダイジョブか?」
「ホントにGood Situation続きデスからネ♪無理もないデス。」
「がはぁっ…我が人生に悔いなーしッス…」
「あらあら、かがみちゃん頑張ってね~」
「ちょっ、ま、待って!」
「でも、4月からは一緒に暮らすのですから、慣れるという意味でもいいですね。」
「みゆき、真面目に考えるとこが違うわよ!」
「一晩ヨロシクね、かがみぃ~!」
「うぅ…でも、仕方ないか…。」

恋人と寝るのがそんなに恥ずかしいか、かがみんや。まぁ、私もだけど、こういうのはノリだヨ。
4月からは…最初は別々に寝る事になるだろうけど、どこかで襲撃をかけるのもお決まりだよネ。
フラグは立ってるし、恋愛成立済み、イベント起こしたらこっちのもんだよね~。
さてさて、今日はおやすみのキスだけで済ませて、寝るとしますかぁ。

☆★☆

それはさておき、その後は皆布団に入り、再び雑談タイム~。
思い出に浸るのも、夜のこの雰囲気だと物凄く感傷的になっちゃう。
思い出して、喜怒哀楽どれも感じるけど、どれもいい思い出として切なさを共通して感じたヨ。
そんな雰囲気で綺麗にまとまったところで、このまま就寝タイムとなるはずだった。
だが、そうは終わらないのがこの話。

「皆、おやすみなさい」
『おやすみなさ~い』
「あ、そうそう。こなた、いくらあんたでも、へ、変な事したら承知しないわよ?」
「かがみん、さすがに何もしないって~。お楽しみは旅行とかのイベントって決まってるんだヨ♪」
「あ、旅行もいいですね。でしたら、今度皆さんで卒業旅行行きませんか?」
「私、賛成~!それに、こなちゃんのお楽しみってなんだろ?気になるね、お姉ちゃん♪」
「ちょ、みゆきにつかさ!こなたの言ってるお楽しみって、そういう意味じゃないから!」
「お、いいなそれ!あたし賛成だってヴぁ!」
「私も賛成かな?皆も行くなら、当然私もね。」
「私も賛成ってことで、多数決で決定だね、かがみん~♪ぐふふっ、楽しみにしててよ~」
「ちょ、まっ…「おやすみ、かがみ!チュッ」んっ」
「こ、こn!「はい、かがみん静かにね~、皆寝るんだからさ。」うぐっ…覚えてなさいよ…」
「ふふっ、それでは皆さん、改めましておやすみなさい。」
『おやすみ~!(おやすみなさい)』

☆★☆

後日談…

朝の状態で特別な人だけを言うと、みさきちは布団からはみ出していたというのが一つ。
つかさが一向に起きなかったのと、ひよりんがやたら寝不足(妄想のしすぎが原因)だったこと。
そしてゆーちゃん・みなみちゃんは抱き合いながら寝ているという、ありえない微笑ましさを演出。
私とかがみは…私が抱き枕扱いだったから、決して微笑ましくはないけど、いいシチュだったヨ♪
起きた時のかがみの慌てっぷりとか、ツンデレっぷりも、最高だったしね~。

大人たちはというと、酔った暴走特急二人による波乱があったとかなかったとか。

さて…むふふっ、旅行が楽しみだ~♪

- Fin -

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  • GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-03-04 23:27:42)
  • 幸せそうで… 旅行の話も待ってます -- 名無しさん (2010-05-16 10:54:04)
  • シャウト連発・・・?
    メイプルか?

    それはともかく、面白かったです^^
    俺もこんな風に書けたらいいなぁ~orz -- naniw (2008-09-02 21:56:07)
  • 旅行が楽しみだ~♪
    続編待ってますww -- 名無しさん (2008-03-25 00:30:34)

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