貴女の世界で私は

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「ねぇ、こなた。」

私の名が、宙を舞う。この瞬間、この刹那。いつも世界が二人に感じる。孤独、二人だけ。

「あんたは・・・ううん、やっぱりなんでもない。」

陰る表情。私の世界にも雲がちらほら。貴女が私の世界の全て。貴女がいるから、この世界に私の世界が存在する。

「・・・私達、間違ってるのかな?」

壊れかける。崩れかける。貴女はそうやっていつも独り戦う。何故。私は、貴女の世界に存在しているはずなのに。

「私は、幸せ、だよ?」

貴女の雨、貴女の雪、貴女の晴れ、貴女の嵐。全て私の世界と共有すると誓ったのに。
共有していた、できていたと信じていた。でも、それは偽り。目の前にある光しか、私の世界に差し込んでいなかった。
私はそれを、幸福と呼んでいた。でも真実は違う。

「うん・・・あんたも幸せだって言うのは伝わるよ。でも、ね、不安に、なるの・・・」

影は闇のように、明けない夜のように。でもそれは貴女の世界。私の世界には伸びてこない影。

「・・・わからないよ。そんなの分からないわよっ!私は・・・傍にいたいの・・・ただ傍にいたいだけなのに・・・」

頬を伝う雫石。何故、貴女はこんなに美しいのだろうか。何故、貴女は私を必要とするのだろうか。

「・・・ごめんね・・・」

雨が降る世界。冷たく、残酷に、冷酷に、貴女を傷つける。どうしたら、貴女の世界を晴らせるのだろう。
小さな体で。無力な脳で。崩壊する理性で。私は貴女を包み込む事しか、できなかった。

「・・・もっと強く・・・お願い・・・」

貴女は温かい。貴女は綺麗だ。貴女は優しい。貴女は強い。貴女は弱い。
貴女は。貴女は。貴女は。貴女は私の全て。貴女の世界を、光で満たせるなら、影を減らせるなら。
私は、戦う。例え、私が壊れても。私が独りになっても。私が、存在しなくなる、その日まで。

「私は、此処にいるよ。ずっと、ずっと。此処にいる限り、愛しているよ。」
「・・・うん・・・うん・・・」

貴女を守り続ける。それが私の理由。此処に存在する私の理由。
貴女の世界が、私の世界が、永遠の快晴である為に。かがみの世界に、私が在り続けるために。私は、生きる。


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コメント:
  • 頑張れ2人 -- かがみんラブ (2012-09-17 06:37:52)
  • なんか…すごい切ないですね -- 名無しさん (2010-04-17 16:42:45)

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