『バレタンデーイン(前日編)』

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明日はバレンタインデー。

好きな子とキャッキャウフフお持ち帰りぃ~する事が許された、とてもありがたい日。

そんなイベントを目の前にして、私はいま気合を入れてチョコを作っている真っ最中。

ちなみに、チョコ作りのために用意した器具:ビーカー、フラスコ、試験管、メスシリンダー、各種薬品etc...

もう一度言おう。

私 は チ ョ コ を 作 っ て い る !

決して怪しい物は作っていない!

…………多分。

「さて、この薬を加えて、と」

とある薬を垂らした瞬間、湯煎によって溶かされていたチョコから紫色の煙が上がる。
チョコ本体も紫色に発光したが、かき混ぜたらどうにか茶色に戻ってくれたのでよしとしよう。

後はこれを冷やして……。

「出来た! 私のチョコが出来たわよ!」
「お姉ちゃん、さっきから何だか魚の腐ったような匂いがするよぅ……」

「見てなさい、泉こなた!
このかがみ特製チョコであんたにぎゃふんと言わせてあげるわ!」
「……ぎゃふん」

こなたは一体どんな顔でこのチョコを食べてくれるだろうか?
今から楽しみで仕方がない。

焦っても嘆いても決戦は明日――!

今日やれるだけの事はやったのだから、私も体力温存の為に早く寝ておこう。

……とりあえずは倒れた妹を寝かせてから、ね。

それにしても私のチョコの匂いを嗅いで倒れるなんて、失礼な妹よね。

「……そうだ♪」

ちょっと私のチョコを試しに舐めさせてみよう。
そのための妹だ、きっとつかさもわかってくれるはずよ。

「ほら、つかさ。 あーん」
「ん……あ…ん?」

溶けたチョコが入っていたボウルにこびり付いていたチョコを、ゴムのヘラですくってみる。
そして、それを眠っているつかさの口元へ。

さて、つかさは一体どんな反応を……。

「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」
「きゃっ!」

今まで出した事がないであろう漢らしい雄叫びを上げ、劇画タッチの顔になるつかさ。
こんなキャラ北○の拳にいたなー、って顔をする妹を前に。

「そっか……。

そ ん な に 美 味 し か っ た の ね !」

もうこれは勝利を確信せざるを得ない。
ますます明日が楽しみになってきた。

「うふふふ……バルサミコ酢がおもちうにょ~んって、どんだけー」

妹が意味不明な事を言っても気にしない。

「でもそんなの関係ねぇ……ガクッ」

妹が倒れてもそんなの関係ねぇっ。

「あ、そうだ」

メッセージカード付けておこうかしら……。

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  • なんというポジティブシンキング…(笑 -- ヘシータ (2010-08-20 16:16:40)
  • つかさに合掌(-人-)

    さて、どんなカオスな結末が待っているのか楽しみです -- 名無しさん (2008-09-12 08:46:40)
  • これは大変なことになりそうな予感が・・・
    続編を激しく希望!
    え?時期が違う?でもそんなの関係ねぇ! -- 名無しさん (2008-07-04 22:03:32)

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