二人の時間 2話

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こなたに会える。
正直に言おう。嬉しくてたまらない。
昨日、久々にこなたと長話をした。
学校のこと、進路のこと、思い出話、などなど、時間がいくらあっても足りないほどだった。結局、会って話をしようということになり、週末に真宿で待ち合わせをすることになった。
当日、こなたとどうしてもやりたいことがあるので、早速大学の友人に電話した。
「…はい」
「もしもし、柊だけど」
「あ、何」
「あんたに頼みたいことがあってさ」
「何だよ面倒くせーな…つーか、菓子食いながらしゃべんな」
「うるさい。私は寝る時間を削ってあんたのレポート代わりに書いてやったんだから、お礼はちゃんとしてもらうわよ」
「…あぁ?かったりーな…」
「コンロの火で燃やしてもいいんだぞ」
「…へいへい、何でございましょうか」

今日はかがみに会える日だ。
私はいつもより早く目を覚まし、朝食や身支度を済ませると、ダッシュで家を飛び出した。
今日はお父さんもゆーちゃんも家にいない。だから外泊しても問題ない。
こんなすばらしい偶然にめぐり合えるなんて、私は幸せ者だ。
いつもは通るたびに憂鬱になる駅の改札も、軽い足取りで通り抜けた。電車の乗客も少なく、車内がいつもより広く感じられた。
真宿に着いたので、電器店や、ゲームショップを回った。意外とオタク向けの商品を扱う店が多い事に気づいた。
(うーん、この街も侮れないなぁ…)
そんなことを考えていると、携帯が鳴った。
「ほーい」
「もしもし、こなた、今どこ」
「今南口にいるんだけど…」
「星武真宿駅のほうに来て!赤い看板のパチンコ屋の近くにいるから」
「…どしたの?あせってるみたいだけど」
「車で来てるのよ」
「…マジで」
「あまり長く止められないから、頼んだわよ」
「う…うん」
電話は切れた。
(かがみ様…何をなさるおつもりですか…)

慌てて言われた所にいくと、車の運転席に座るパープルヘアーの美人さんに呼び止められた。
「おっす!こなた」
「って、かがみん!!」
かがみが乗っている車は、誰もが知るあの高級車だ。
だが、驚いたのはそれだけではない。女の私でもドキッとするほど、かがみはきれいになっていた。大人の色気とでも言えばいいのだろうか。
可愛らしさに加えて、人目を惹きつけるような魅力が備わっていた。
「ほら、早く乗って」
「あ、はい」
なんで敬語になっているんだと自分に突っ込みを入れている間に、車は走り出した。
「久しぶりね。元気にしてる」
「…まぁ、そこそこにね。どうしたのこの車」
「借りてきたのよ。大学にボンボンがいてね。課題を代わりにやったお礼ってこと」
「ふ~ん……実は金づるにしちゃったんじゃ…」
「いやいやそんなことないって、あ、でも、飲み会とかで多めに出させたことはあったわね」
「魔性の女かがみ様~」
「う、うるさいなぁ、もう…」
恥ずかしそうな顔をするかがみ。
(あぁ、やっぱり可愛い…)
「ところでさ、わざわざ車で来たってことは、どこか連れてってくれるの」
「そうよ。最高の場所。あんたにも見せてあげる」
「え、どこどこー?まさか心霊スポット?それとも魔の三角地帯??」
「…行かねーよそんな所」

気がつくと車は高速道路に乗っていた。どうやら、西のほうへ向かうらしい。




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コメント:
  • 誰もが知る高級車・・・?
    ランボルギーニ? -- 名無しさん (2012-01-29 14:56:40)

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