『氷解』



怖いんだ。
どれほど私を親切に扱ってくれる人がいても自分は孤立していると思っていたのに、
今まで集団の外に放り出されていたから、これからもそのまま生きようと覚悟したのに、
結局誰かが、いや、誰にも代えられない、たった一人が分けてくれる愛情に
しがみついていないと生きていられないことに気づいてしまったんだ。



目を開けば、全身が凍ってしまいそうなくらいに澄んだ青。
広がる一色の空間に、白い彩りひとつなくて、今日は快晴。

お日さまは偉い。
別に私の趣味から引用してきたんじゃないよ?
誰からも見返りを求めるわけじゃなく、ただただ生物を養いつづける。
全世界のあらゆる場所に光と熱を分け与えてくれる。
…… どっかの現実主義者さんが聞いたら、普段と違うじゃないか、なんて言いながら
あっさりと笑い飛ばすんだろうね。
いいじゃん。 ああいう私もいれば、こういう私もいる。
この話にはちゃんと締めがあるしね。
―― でも、みんなに行きわたる太陽の温もりよりも、
    その「現実主義者さん」の温もりのほうが、私には大事なんだよ。
    私にだけ行きわたってくれているはずだから――
って。
勝手な想像かな、そうだよね。 でも、ついつい、自分にだけだって信じちゃう。

木々は色あせ、地面には枯れ葉も重ならずに、乾いた土と無機質な舗装が
生命感のなさという共通点を持って交じりあっている。
けれども、次の春になれば、ただ立ちつくす「モノ」にしか見えない一本一本の木が、
地下で芽生えに備えて耐えている何千何万の種が、
内側に蓄えた養分を少しずつ消費しながら眠っていた動物たちが、
命の喜びに沸く。

ついでだけど、お父さん、ありがとう。
今の小難しい表現、90%は締め切り間際の原稿用紙からもらったよ。
「私の趣味から引用してきたんじゃない」ってさっき言ったばかりだとは思うけど。
嘘はついてないよ。 小説は趣味じゃないから…… ごめんね。
ライトノベルくらいなら読めるようになってきたよ。
誰のおかげか、言わなくてもわかるよね?

今の私には風景のことを考える余裕はあんまりないんだ、頭にも心にも。
頭を包み込んでくれる大切な人に肌を寄せて、
空気の冷たさを伝わる体温で打ち消す、それで精一杯。

公園にたった二人。 見えている限りではそう。
私の視界は狭いから、ある人が狭めているから、
誰が遠くを歩いていても、その人のことしか目に入らない。

「かがみ」
「こなた?」
名前で呼ぶ、名前で返してくれる、これだけで幸せ。

ベンチの裏に雑木林、二人で一本の木に休んでいる。
土の上には私の用意したビニールシートを乗せて、
かがみは太くしわの深い幹に背中を預けて、
一方の私は、伸びきったかがみのひざに頭を預ける。

寒くないよ、冷たくないよ。
あなたがずっと温めてくれるから、なんて冗談も似合う日だね。

いつからかな、こんな関係になったのは。
つかさが双子の姉を紹介してくれて、違うクラスなのに同じ集団になって、
向こうのクラスからわざわざ来てくれたり、
私の他人から見たら絶対におかしな趣味にも付き合ってくれたりするようになって、
お互いの家でゲームやアニメ鑑賞やくだらない日常のおしゃべりを延々としたり、
それから…… それから?

順々に追っていってもつながらない。 どこかに溝がある。
学校にはみゆきさんとつかさが、かがみの家にも当然つかさがいて、その二人とは親友。
合わせて四人、何かをするたびに一緒にいた記憶はいくらでもある。
でも、家でも学校でもないこの場所で、私たちはどうしてここにいるのかな?

どうして、何もしないで、触れあえるだけで時間を過ごせるのかな?

愛だって?
―― 嘘だ。
三次元の愛なんて、どんなに純粋だとか言っても
どうせ最後は「アレ」に行きついて、本気だったら結婚まで一気に流れ込んで、
子供を産んで、倦怠期に入って、そのままつまんない人生一直線なんでしょ?

世間で騒がれる「愛」ってやつには、見返りが必要なんだ。
女の子と二人っきりで食事の後は自分での支払いか体での奉仕、
嫁を持ったら結婚指輪や養育費に金をかけて、離婚したら慰謝料だし、
もっと身近なところでは、2月にもらったチョコは3月に返さなきゃいけないし、
かがみにはちゃんと返してるからそれは除くとして、
…… おっと、いけない。 私は男の子じゃないんだった。
エロゲのやりすぎかな、自分の性別を忘れるのも日常茶飯事になっちゃったよ。

そんなことはともかく、現実での愛には見返りが必要だ、…… だと、思う。
だったら二次元でいい、むしろ二次元がいい。
画面の向こうにいる子たちは太陽。
触れられはしないけど、無償でいくらでも愛をくれるんだから最高じゃないか。

だとしたら、私たちはどうしてここに、二人きりでいられるのだろう。
私はかがみがいるだけで安心していられるし、満足できる。 見返りは十分。
けれども、かがみは? 何にもないのに、こんな風に過ごしてていいの?
どうしようもなく心細くなって、もう一度呼びかける。

「…… かがみ」
「こなた」

私を呼ぶ声が、また静かに降り注いだ。
視線を真上にやると、飾りのない満面の笑みが浮かんでいた。
透明な空のどこか遠くで照っている太陽より、すぐ近くで輝いている笑顔がまぶしい。

なんなんだろうね、この気持ち。

まさか、本当に?
―― 嘘だ、嘘だ、嘘だ!
私はあっちの世界で男の子を演じて、ネトゲでは嫁を持っている。
その中身が男でも気にしない、会うことなんてないんだし、私も偽っているんだし。
前にお父さんが「生まれ変わったら女の子になりたい」って言ったときには、
ちょっと…… って思ったけど。
ギャルゲやエロゲでも、主人公にそのまま感情移入する。
ひよりんみたいな腐女子的思考や嗜好は持ち合わせてないし、女の子にしか萌えない、
向こうでは自分が女の子であることを忘れて生きていると言ってもいいくらいだ。

ここは現実。
二次元と三次元を混同しない、これはオタクの、それ以前に人間の常識。
胸がなくても、体が小さくても、私の性別は変わりようがない。
男の子にも恋愛対象としての興味ないけれど、女の子にも同じくらい興味ない。
私にその気はない。 外でも主張したし、他の人も聞いている。
もっとはっきり言うと、三次元に恋愛対象を作るつもりはない。
妄想に生きて、妄想の中で生活しつづけている、いいじゃないか、
誰も迷惑をかけないはずだし。

だけど、どうあがいても気づいちゃうんだ。
触れあっている部分から伝わるかがみの体温が伝われば伝わるほど、
それに応じて胸の奥がますます熱を帯びてくることに。

…… やだなあ、これじゃあ自分が攻略対象じゃないか……。

さすがに冷えてきた。
手先や足先の感覚が鈍くなって、これ以上指を動かせなくなるような感覚に襲われる。
なのに、かがみに包まれた首より上の部分はちっとも温度を変えない。
そして、心臓の辺りは逆に一秒一秒の間に熱さを増す。

何日か前のみゆきさん曰く、
「冷え性の原因の一つとして、末梢部、つまり両手両足に血液が行きわたらなくなることが
 挙げられます。 気温が低くなると、まず内臓を保護するために」、とかなんとか。
―― ああ、こういう考えをしちゃいけないんだけどさ。
いつもそれなりに有益な情報をありがとう。   
でも、あなたは知識以上のことを教えてくれないのかな?
医学の話じゃなくて、もっとさ、精神的な問題なんだよね、だから。


突然、手袋が近づいて、私の左手と重なった。
「だめだぞ? 冷たくしちゃ」
その言葉が聞こえた後、突然指先に高い温度とやわらかさを感じた。
…… かがみの、ほっぺた?
「まったく、こんな寒い日に素手だなんて。 風邪ひいても知らないわよ」
「あ、ごめん……」

「こなたの心は温かいのかな」
左腕を毛糸に覆われた両手に絡めとられたまま、かがみの言葉に耳を澄ませる。
「だってさ。
 言うじゃない? 手が冷たい人は、って」

「あれ。 自称現実主義者のかがみが、どうしてそんなことを信じるのさ」
「まあいいでしょ、たまにはこんな日があっても」
「おかしいよ」
「そう?」

おかしいよ。
今日のかがみは普段のツンデレしたかがみじゃない。
ただ私を見つめて、二房の紫を揺らめかせて、ほほ笑みを止めないで。
やっぱり、おかしいよ。
いつもの、友達としての顔に戻ってほしい。


そうじゃないと、私のほうが先に押しつぶされてしまいそう。
助けて。

怖いんだ。
大切な人が親切にしてくれることより嬉しいことはない。
でも、私はどういう意味で「大切」にしているのか、
その人はどういう意味で「親切」にしてくれるのか、
最後の答えが見えそうなところに高すぎる壁があるんだ。

乗り越えなきゃいけないの?
乗り越えるにはどうすればいいの?
乗り越えた先、乗り越えられなかった先には、それぞれ何が待っているの?
怖い、怖いよ――

「――おかあ、さん」

私の口から出たのは、目に映った記憶がない人の呼び名。

頭をかがみのひざから太ももに、太ももから腰に近づける。
上着を被ったお腹に耳を当てて、布ごしに伝わる皮膚と内臓の温度に目を閉じて、

私は胎児のふりをする。

生まれる前、
写真で知ったあの小さな体にもっと小さな私が宿っていたときも、
きっとこんな空間にいたんだろうね。

勝手な想像の世界に浸かっていると、不意に、首筋に強い力を受けた。
まぶたを開いて振り返った先には、絡み合う両腕があった。

「こなた」
私の上半身を抱き寄せて、かがみはまたこの名前を口にした。

見上げる。
一番近い人の顔がある。
ただ青い空、ただ立っている木の枝、ただ白い太陽、
他のどんな風景よりも、この顔が活きている。

かがみが私を呼んだのは、かがみが私を求めているから。
私がお母さんを呼んだのは、私がお母さんを求めているから?
違う。
物心つく前にその人はもういなかった。
だから、失った悲しみを持ってはいない。
持っているのは、お母さん自身じゃなくて、
知ることができなかった母性、母性が持つ優しさへの淡い憧れ。

子供じみた本能が、かがみからあふれる優しさを求めているんだ。
でも、かがみはお母さんの代わりじゃない。
公園まで行って、二人で木のそばにいるだけ、
そんなの親子のやることじゃない。
私だって、ある程度は自覚しているさ。
お互いが友達とは違う、一歩以上進んだ感情を抱いていること、
だからこそこれで満足していられることなんて。

だったら、どうしてわざわざお母さんを呼んだのかな、自分は?

――怖いんだ。
たった一つの事実を認めるのが、怖いんだ。
私が他でもないかがみに依存しきっていること、かがみを求めていることを。

やっぱり、
愛なんだ。



ごめんなさい、お母さん。
こんなバカ娘に育っちゃって、天国で怒ってるかな。
ごめんなさい、お父さんも、ゆーちゃんも、ゆい姉さんも、
つかさも、みゆきさんも、黒井先生も、その他私を知っていてくれる人たちも。
ごめんなさい、…… 私の、一番大切な人。


「あのさ、かがみ」
いっそ直接言ってしまえば、どうにかなってくれるかもしれない。
結果がどう転んでも、このまま溜まった想いを吐きだせないよりは
よっぽどマシだ、だったら、今。

「ん?」
「いや、何でもないよ、うん」
ああ、なのに、やっぱりこの気持ちを声にすることはできない。
怖いよ。
このままでも幸せでいられるのに、どうして先に足を踏み入れそうになるのかな?

「いいよ。 こなたが言えるようになるまで、いつでも待ってあげるから。
 それに、私もね……」
かがみは一度話をやめると、
軽く息を吸って、ゆっくりと言葉を続けた。
「…… ひとつ、言いたいことがあるの。 いい?」
「いいよ」

白い笑顔に、少しずつ紅が交じっていくように見えた。

「あんたが少しでも辛くなったり、苦しくなったりしたら、私に言いなさい。
 宿題とか受験勉強とか、自分でやんなきゃいけないことは
 ちゃんとやってもらうけど、
 どうしてもあんただけじゃ解決できない問題ってあるでしょ。
 そういう時は悩まないで、私を頼ってほしいのよ」

今日のかがみは素直だ。 これも一面、なんだよね。
ツンデレで二次元の萌えを提供して、この純情で現実の私を苦しめて……。
なんて素晴らしい性格をしているんだ。
だったら、私も聞かせてもらわないとね。

「ねえ、どうしてかがみはそんなことを言うの?」
「え、あの、それはね」
「どうして、こんなに私に構ってくれるの?」
「いや、その」
「どうして、大切な勉強の時間を削ってまで一緒に公園に来て、ひざ枕してくれて、
 しかも、悩みごとの相談に乗ってくれるってのさ?」
慌てられても、私は止めない。
今が絶好の機会だから、今を逃すともういい時期が来そうにないから。



「言うわよ」
「うん」
「お願いだから」
「うん」
「おかしい、って思わないでね」
「いいよ」
「今から言うこと、私は本気なんだからね」
「早く言いなよ、かがみんや」
肌の紅が強くなって、風景にひときわ彩りを加える。


さあ、心の準備だ。
今こそ、私がずっと求めてきた一つの答えが明かされる時。

「私とあんたは友達、それはいいわよね?」
「うん。 友達だね」
「親友って言ってもいいくらいよね?」
「もちろんだよ。 こんなことできるくらいだし」

「だったら、だったらね。
 私が、あんたと、その。

 …… 親友より、上に、上になりたいって、思ってるんだったら、どう?」

「どういうことかな、かがみ」
「だから、分かるでしょ、親友より上だって」
「もっとすごい親友とか?」
素で言っているわけじゃない。 期待しているんだ。
かがみなら、かがみが本当にそう思っているなら―― 。

「違うの! 私は」
―― ちゃんと、否定してくれるはずなんだ。

冬を吹き飛ばすほどの熱さ。
下がることを知らないかがみと私の体温。


「私は、あんたのことが」
「私のことが?」



「あんたの、こと、が、 ……す、き……」



負けたよ。
正真正銘、それがかがみの気持ちなんだね。
そこまで正直になってくれるんだったら、私も言わなきゃダメだよね。

「良いこと聞かせてもらったよ」
「え?」
「私もお願いがあるんだな、これが」



最後まで言いきって放心しているかがみに、とどめの一言をあげよう。
「私が好きなんだよね、友達とかそういうのとは別の意味で」
「そうよ…… ごめんなさい」
「謝らなくていいんだよ、だけどね」
「なに、かしら」


「お願いだよ、かがみ。
 私を好きでいてくれるの、どうか、やめないでくれるかな」


ようやく分かったんだ。
愛には見返りが必要だって思ってたけどさ、
大切な人を愛することの見返りは、大切な人が愛してくれることなんだね。

でも、どうしてだろう、なんだかそれだけじゃ足りなくなってきたな。
そうだ、もらった愛への見返りとして、もう一つあげよう。

かがみが赤面したまま次の言葉を紡ごうとする、そのちょっと前に。
私はひざから背中を起こして、向き合った人の愛しい顔面に、
自分の顔を、唇を近づける。
ためらいなんてない、これで二人とも満足できるに違いないんだ。


そして、お互いの薄い皮膚が初めて直接触れ合った時。
―― 私は、最高の温度を感じとった。


考えるのをやめる。
季節、時間、場所、何もかもを忘れて、相手の存在を求める。
木に預けられていたかがみの背中に両手を回して強く引くと、
私の後ろからも同じ力が加わる。

体を離す。
立ち上がって、脱力したかがみに目をやる。
「ば、バカ! 何考えてんのよあんたは」
普段どおりに戻ってきていることを確かめる。
「好きって、こういうことでしょ」
「人がいるかもしれないのに…… ここ、公園よ?」
「それはそれで刺激的なシチュじゃないか、かがみん」


私は安心している。
自分たちの関係はシリアスよりもちょっとゆるい方がお似合いだよね、と思いながら。
それよりも、二人の気持ちが同じだったことに喜びながら。

けれども、次に聞こえてきたのは、私をいい意味で失神させてしまいそうな言葉だった。
「だって、だって、キ、ス……」
「まだ興奮してるみたいだねえ、こりゃあ嫁にしがいがあるね」
「…… 私が先にしようと思ってたのに」
甘い。 この上なく甘い、ツンデレのデレ100%だ。

「ちょ、かがみさん、それはマジですか!?」
「嘘じゃないわよ、嘘だったらわざわざ言うわけないでしょ!」
「そりゃあ良かった。 でもね、これでいいんだよ。
 キスにするもされるもないもんね。
 だってさ、二人の口が同じようにくっついて、両方とも同じように満足するでしょ?」

我ながら、よく堂々とこんな恥ずかしいことを外で口にしているな、と気づいた時にはもう遅く。
「なんだ? どうせまた変なゲームから仕入れた知識だな?」
強気の後に、男言葉も戻ってきていた。
「違うよ、これは自分で考え付いたんだよ」
「まあ、こなたのことだし、どっかから影響を受けてるのは間違いないけどな」
「ひどいなあ、もう」

忘れてはいけない。
「それとさ、かがみん」
「ん、どうした?」
「ちゃんと答えてあげないといけなかったね」
もう一つ、大事な言葉が必要だ。

「私も、かがみのこと、好き。 大好き」

鎮まりかけていた紅が、勢いを持って、かがみの顔にもう一度広がっていくのを見た。

「ななな何よ!?」
「だって、確認してなかったでしょ? かがみは」
「私も!
 …… 私も、こなたのことが、好きじゃないわけ…… ないんだからね!」



「ありがと、かがみん」
「あ、ありがとうね。 こなた」
感謝は愛情。

「このままじゃ収まりつかないから、ね。 私の家に来てくれないかな」
今まで友達として一緒にいたことのある場所。

「どう? 久しぶりに」
「いいわよ、別に。 あんたの家だから、あんたの自由でしょ」
「うん、それだよ。 そのツンデレな態度がいいのだよ」
「うるさいっ!」
初めて、恋人として一緒にいる場所になる。

「じゃあ決まりだね! かがみ、私の家に来たら何する?」
「何でもいい」
「本当に何でもしちゃうよ? いいのかな?」
「……勝手に、しなさいよ」

まあ、私は気が強い人じゃないから。
しばらくはこれ以上のことはしないと思うけどね。
でも、こうしていられるだけでも楽しいよ。

「じゃ、さっそく行こっか」
「……うん」
だって、お互いに通じ合えるんだから。

「愛してるよ、かがみん」
「こ、こんな所で言うな、ばかっ」

自然と、二人の手がつながる。
するもされるもない行為、両方が等しく満足できる行為。
かがみは手袋をしているけど、そんなのに気づかないくらい体温が伝わってくる。
この温もりがあれば、いつでも寒くない。


地面から完全に立ち上がって、シートを片付けて、
服を整えて、目的地へ向かう。


「……私も、愛してるから」

二人が一つになって、新たな一歩が始まる。



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  • 二人らしい情景ですね。
    やっぱこなかがは良いなぁーGJです! -- 名無しさん (2010-06-21 13:03:40)
  • こなたの心情の描写が素晴らしいですねぇ、やっぱりこなかがは正義だ!! -- 名無し (2010-06-20 18:27:59)
  • やべぇ、少し目から熱い何かがこぼれそうになった。 -- こなかがは正義ッ! (2009-11-04 12:35:09)
  • 感動した!
    いい話だなぁw
    GJ! -- 鏡ちゃん (2009-11-03 10:41:28)

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