下書き

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『下書き』


「時にひよりんよ。
 私は同人作家を潤す消費者側として、一つ君に考えてもらいたいことがあるのだが、いいかい?」
「あれ、先輩。 どしたんスか急に」
「二次創作の同人は原作を汚してはいけない、これは当然のことだよねえ」
「そりゃそうっスけど、どうかしたんですか?」
「……見、た、ん、だ、よ」
「へ?」
「ヒント、ペン入れ前。 ほら、こ・れ・だ・よ」
「ん、えーと、 ……あ、それ、って……えええっ!?」
「ふふ。 ゆーちゃんからもらったんだよぉ……堪能したよ、お腹がいっぱいになるほどにね」
「ここここばやかわさんっ!? マジっスかそれ!?」
「もう一度言うよ。 ―――― 同、人、作家、は、原作、を、汚すなっ!」
「ご、ご、ごめんなさい、申し訳ないです、すみません、後輩としてあまりにも不逞なことを」
「原作じゃなくてモデルって言った方が正しいかな。
 でも、やってることはどっちにしろ問題だからね? ひよりん。
 それにしても、どうしてゆーちゃんがこんなスケッチを持ってるかなぁ」

「あのですね。 何かって言うとですね ―― 参考にしたい、って」
「参考とな?」
「岩崎さん、と、小早川さんが、ですね」
「ふむ。
 あの二人が、私とかがみのくんずほぐれつを見事に描ききったひよりんの妄想を、参考……に?」
「そういうことです」
「ちょっと待った。 それって、いやいや、まさか」
「私も先輩と同じ人種っスからね、考えてることは分かりますよ。
 ――その、まさかっス」
「えーと、一応確認してみるね、ひよちゃん。
 ……ゆーちゃんと、みなみちゃんが、……これ?」
(泉こなた、両手の人差し指を立て、指先を合わせる)
「ご名答っス。 さすが先輩」

「ほう、あの関係は妄想にとどまらなかった、ということだね? まあなんというか、おめでとう。
 ゆい姉さんは知らないけど、お父さんは許してくれるかもねえ。
 かもっていうか、間違いないかな、経験上」
「経験上、というと?」
「いやー、あの時は結構怖かったんだよ。
 いくらアレな親とはいえ、さすがに私たちのような二次元上でだけ
 メジャーな関係を認めてもらえるとは思わなかったよ。
 しかし、あの二人も同じ道を歩むわけか、こりゃ面白くなってきたよ、

 って、何言ってんの私は!? ちょ、待って、今の発言全部黒歴史にしまっといて!」

「ふふふふふ。
 ふふふふふふふふふふ、良いこと聞きましたよ、先輩」
「いやだから今のなしだって!」
「泉先輩と柊先輩、もしやとは思ってましたけどねえ……今月は大漁っスね」
「ストップストップ! ひよりん自重してよ!」
「妄想が現実になった今!
 私のリビドーがあふれ出す二次創作が原作を一片たりとも汚していないと知った今!
 先輩が夢あふれるお二人方の素晴らしい絡みに反論できなくなった今!
 この同人作家、田村ひよりを止められる者はいないッ!
 ――まずは、『この作品はノンフィクションです』、と……」
「NOOOOOOOOOOOOOO!!!」



翌日――。

「……かがみん? それ、一体」
「あんたといつも盛り上がってる眼鏡の子、ひよりちゃん、だっけ?
 あの子からちょっともらってきたわ」
「昨日のと、同じ……」
「別にこれがほしかったんじゃないのよ?
 ただ、ちょっとあの会話を聞いて、あんたと実践したいと思っただけっ!」
「本心丸見えですよかがみ様」


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  • 続きが見たい! -- かがみんラブ (2012-09-15 03:33:25)
  • あなたにピッタリの男性みつかります!d(´∀`*)♪ http://sns.44m4.net/ -- あい (2012-06-30 16:00:05)
  • かがみw -- 名無しさん (2012-02-08 16:17:24)
  • かがみんwww -- 名無しさん (2008-08-14 04:46:46)

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