かがみを抱き締めた。

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もう、止まらなかった。いつからだろう?いつからこんなに、かがみを大好きなんだろう?
でも、今はもう、どうでもいい。

「・・・かがみ。」
「あったかい?」

かがみの匂い。安らぐ、眠くなる、落ち着く。それでも鼓動は早い。全身が日だまりにいるような感覚。

「あったかい。かがみの脂肪のおかげかな?」
「・・・つっこまなくていいか?」
「ジョーダンだよ。凄く、温かいよかがみ。」

もう、戻れない。きっとかがみも分かってる。いつもの戯れとは違う事を。いつもの私とは違う事を。
私の想いを。
聞こえる、私のモノじゃない鼓動。私のモノと同じリズムで刻む。とくん、とくん。

「ねぇ・・・こなた?」
「ん?」

私の背中にしなやかな腕が伸びる。そして私は捕らえられる。初めての心地。

「いつになったら、言ってくれるの?」

夢かうつつか。そんな古文があったな。やっとその言葉の意味を理解する。

「何を?」
「な、何って・・・自分で、考えなさいよ・・・」

ふと見たかがみの顔は、真っ赤。さっきの比じゃない。本当の太陽のよう。
私は、太陽に惹かれた月。だから、静かに光る。

「聞きたい?」
「・・・聞くな。」

太陽があるから月は光る。月は美しく、白く輝く。だから月は太陽を愛でる。

「かがみは私の嫁!だよね?」
「・・・もっとまともに言えないわけ?」

月が沈んで、太陽が出る。太陽は空に映える。月がいたから、太陽は安心して夜を寝る。安心して、青空に映える。

「イヤ?」
「・・・イヤじゃない。」
「良かった。」
「私を嫁って言ったからには・・・淋しくさせたら許さないんだから。」

太陽は月を抱き、月は太陽を愛す。地球は嫉妬するかな?

「ねぇ、かがみ?」

許してね。悪いけど、月は絶対に太陽を手放さないから。ずっと月が月でいるために、太陽が太陽でいるために。

「大好きだよ。」

見上げた夜空に咲く満月。雲はない。この世界を支配する月は白く輝く。
明日の太陽は綺麗だな。

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