かろうじて我慢した。

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「いやー、大丈夫だよ!ほ、ほら!回りに人もちらほらいるしさっ!」

ホントは人なんていない。私達だけが歩く夜道。

「それにさー、いいよって言われると逆にさ・・・ねぇ?」

頭が真っ白な中奮闘する私。内緒にするって決めたんだ。これ以上、かがみに迷惑は、かけたくないんだ。

「・・・バカ。」
「え?バカって?」

そう言い終わらないウチに、私は包まれる。春の陽気のような温かさ。私に安らぎを与える匂い。心地よい空間。
思考が現状についてきてくれない。本当に真っ白。

「あんたの事よ・・・私に恥かかせる気?」

やっと分かった。私は今、かがみの腕の中。だからこんなにドキドキするんだ。
柔らかい感触。優しい雰囲気。全てが私をおかしくさせる。

「え、あぅ・・・」
「ねぇ、こなた。これでも・・・ぎゅってしてくれないの?」

糸が切れる。作り物の私が壊れる。我慢しないでいいんだ。この想い、止めなくて、いいんだ。

「かがみ・・・」

何も言えない。気のきいたセリフも、ムードを作る言葉も、出てこない。
だから、3つの音を繋いだ単語を口にして、思いっきり抱き締めた。

「全く。待ちくたびれたわよ。あんた、いつまでたっても言ってくれないんだもん・・・」
「・・・ごめん。」
「い、今だって、ホントは凄く恥ずかしいんだからねっ!」
「あぅ・・・」
「でもね・・・私は、今幸せだよ。こなたは?」

ホントにバカだな。恐がって、怯えて、動けなかった私。想いを届ける事さえしなかった私。
でも、今なら言える。これはかがみへのお礼。勇気を出してくれた、私に勇気をくれた、愛しい人への大切な想い。

「んー、やっぱりかがみは私の嫁!」
「言うと思った!」

笑い合う薄紫と深青。交われば何色になるのかな?何色にだって慣れる。全部私達しだい。

「ずっと一緒だよね、私とかがみ!」
「・・・うん!」

未来は赤色?黄色?それともオレンジ?分からない。だって、これから始まるから。私とかがみの第2章。
さぁ、始まるザマスよ!

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