God knows...(前編)

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修学旅行も終わり残す行事といえば学園祭だけであろう・・・
その学園祭が終わったら私たちは受験に向けて勉強漬けの日々を過ごさなければならない。
そして、今は学園祭開催まで一週間をきろうとしていた。



パティーが急に提案したチアダンスも未完成ではあるが形になってきておりまだ確信はないが間に合うはずだ。
「相変わらず柊の練習はハードだってヴァよ~休憩ほとんどなしでここまでやるんだもんなぁ~」
「お姉ちゃん~もうくたくただよ~;;」
「わたしももうくたくたデ~ス、チアダンスはやっぱ疲れるネ~」
「せ、先輩・・・筋肉痛で動けないっす・・・」
「柊ちゃん、みんな動けないみたいよ」
時計を見てみる、もう七時半か。
みんなとても疲れている様子だし時間的にもさすがにこれ以上続けるのは無理であろう。
「そっか、練習はじめたのはたしか四時からだったもんね。
みんなよくがんばったわね、今日はこのくらいにしてあがるか」
「そうですね、かがみさん今日もコーチしていただき誠にありがとうございます」
「いやいや、私だってまだ完璧にできるわけじゃないしお礼なんていらないわよ。
それよりみなみちゃん、ゆたかちゃんは大丈夫?」
「大丈夫・・・よく眠ってる・・・」
「よかった、ゆたかちゃんが起きたら無理だけはしないでって言っておいてね、
ただでさえ体も弱いんだし」
「ん・・・?」
「ゆたか・・・大丈夫・・・?」
「岩崎さん・・・ごめんね私また寝てたんだね・・・」
「ゆたか・・・無理しないで・・・」
「岩崎さん・・・」
「うお!ここでいきなり百合っすか!!!」
ひよりが急に元気を取り戻したようだ。
「かがみ先輩・・・いつも休んですいません、みんなにも迷惑かけてますし・・・」
「気にしないで大丈夫よ、まだ時間あるんだし無理して体壊したりしたら大変だし、ゆっくり自分のペースで練習しましょ!
とりあえず、ゆたかちゃんも起きたことだし帰ろうか」
みんな帰る準備をして一斉に教室から出ていく




「はぁ・・・」
「どうしたの?お姉ちゃん?ため息なんかついて」
「え?いや、なんでもないの・・・」



なんでだろう、今日もこなたがいないだけですごく寂しい・・・
最近、こなたは何か用事があると言ってチアダンスの練習もすぐ途中で抜けてしまう・・・
こなた本人に何の用事か聞いても教えてくれない・・・
「ねぇ、パティー、こなたは何の用事でいつもいなくなるのか知らない?」
「オ~ゥそれは禁則事項ネ~特にかがみにわネ~」
「え?どういうことよ??」
「時が来たらわかりますヨ~」
「・・・」
「じゃワタシはこの辺デ~つかさかがみまた明日デ~ス」
「あ・・・うん、また明日ね」
「じゃあねパティーちゃん!」
いつからだっただろう・・・こなたの事ばかり考えるようになったのは・・・
気がついたらいつもこなたは傍にいて・・・いつも私のことをからかってくる・・・
どんな時も猫口に笑顔で・・・
「か~がみ~ん♪ナデナデ」
こなたが後ろから頭を撫でてくる
「ちょ!!おま!は、恥ずかしいから・・・や、やめろ!!///」
「またそんなにデレちゃってぇ~♪デレるかがみ萌え~♪」
「う!うるさい!!!///」
何気ないそんな時間がいつも幸せに感じた・・・
私とこなたは親友である・・・でも最近それ以上のものを感じるようになった・・・
それ以上?・・・ってことは好き・・・なのかな・・・?
でも、女同士だ!もしかしたら、何かの気の迷いのせいかもしれない・・・
最近はこの事ばかり考え勉強も手付かずになるくらい悪化している・・・
わからない・・・・・・この気持ちはいったいなんなんだろうか・・・
こなた・・・あんたは今どこでなにしてるの?
あんたは私のことどう思ってるの?
なんで私を寂しくさせるのよ・・・・・・
ばか・・・・・・
「お姉ちゃん!!!大丈夫!?」
「え?あぁごめんごめん大丈夫よ」
気がついたらすでに学校から出てつかさと二人で家へ向かっている途中だった。
「さっきからどうしたの?ずっと考え込んだまま歩いて、私でよかったら相談に乗るよ」
つかさは本当に優しい子だ、でも、ここで甘えてはいけないと思う・・・
このことは自分自身の問題でありつかさに迷惑をかけてはいけないし、
それにこれは自分にしかわからないことだから・・・
「ありがとうつかさ、最近練習とかで忙しいし多分その疲れが出てきてるだけだと思うから・・・
だから、私は大丈夫だよ!」
私は笑顔でつかさに言う
「そっか、でも本当に無理はしないでね」
つかさも笑顔で返してくれた。
とりあえず、つかさに心配されているのだから早く解決してしまわないと・・・
そして私たちは普段どおり帰宅した




----------------



「むぅぅぅここの楽譜難しいな~」
私はきたる日に備えて家でエレキギターの練習をしていた。
一ヶ月前くらいから練習しているのだがやはりそう簡単にできるものではないらしい、
もう一週間をきろうとしているのに、間に合うかどうか心配だ・・・
「ううぅぅぅ指が痛い~くそぅ~動け私の指~」
私は苦悶の表情で弦を押さえる方の右手の指を素早く動かそうとする、
だが、中々指は言う事を聞いてはくれない・・・
また音が外れてしまった・・・
「うぅぅぅぅ~くそぉ~もう一回だぁ」
私は真剣なまなざしで楽譜を見ながら再挑戦する・・・
そう、いつもだらけてる私がこんなに真剣になれるのは
かがみのおかげなのである、
あの薄紫の髪のツインテールも・・・
キリっとしたツリ目に綺麗なラベンダー色に近い瞳も・・・
普段はツンツンしてるけどその奥にある優しさも・・・
その全てが可愛らしくて愛しいくらいだ・・・
なぜ私はかがみのことを好きになったんだろう・・・
昔は一番仲のいい友達で「同性趣味なんてない」なんて言い張ってたはずだった・・・
だけど・・・あのライブの日の出来事がきっかけで、私の、かがみに対する気持ちが変わった・・・
「うぅ~くそ~見えない・・・」
前の席の人の身長が高くてステージが見えない。
「ほら」
かがみが肩をつかみ席を交換してくれる。
「え?かがみ・・・」
「そこならよく見えるでしょ?」
「でも・・・かがみが見えなくなっちゃうよ・・・」
「ライブ行きたいって言い出したのはあんたでしょ、その本人が一番いい所見逃してどうするのよ・・・」
かがみに優しい笑顔で言われて自分の顔がだんだん火照ってくるのがわかった・・・
「・・・・・///」
正直、あの時のかがみの優しさは反則だと思った・・・
みゆきさんもつかさも気が付かなかったのにかがみだけが私に気が付いてくれた・・・
本当にうれしかった・・・
その後からだんだん私の気持ちが芽生えてきて今にいたるのである。
「お!やったぁ~!!やっとここ弾けたよ!よ~し次々~♪」
一ヶ月かけてここまで頑張ってるのはおそらく高校入試以来だろう。
ギターの弦を押さえてる右手の指は常に包帯を巻いている、取って見てみるとわかるのだが
弦を押さえたり激しくこすったりするため皮膚はボロボロになっていて毎日ひりひりしてとても痛いのだ。
かがみに「あんたそれどうしたのよ!」と前に言われたことがあったが料理で火傷をしてしまっただけだと言ってごまかしている。
だって、本番までこれはお楽しみとして取っておきたかったから・・・
そして・・・私の思いを本番の日にちゃんと伝えようと思ったから・・・
今回のバンドメンバーのみなみちゃんとパティーには事情を話してあるからばれることはないだろう、
あの二人はドラムとベースでしかも覚えが早かったため極力チアダンスの方に出てもらっている。
ライブの曲はあの出来事の日の曲を歌う。
かがみは私のためにほとんど見れなくなっちゃったからね・・・
今度は私がかがみに恩返しをする番だ!
明日まで父は旅行で帰って来ないから今日はぶっ通し練習できる・・・
「絶対にかがみを感動させてやるんだから・・・♪」
もう日も落ちチアダンスの練習も終わっただろうけど私の練習はまだ終わらない。




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