和んだら負け

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今日はいつもの4人で仲良く鍋パーティー。



だけど……。



「むぅ~、かがみん!
つかさとみゆきさんにはお椀に具をよそってあげてるのに、何で私だけよそってくれないの!」
「だって、あんたは自分の近くにお玉があるでしょ?
つかさとみゆきは取りづらい位置に座ってるんだから、私が取ってあげるしかないじゃない」



「えー、だからってかがみ冷たい……」
「いいから文句言わないで自分で取って食べなさい」
「ちぇ~」



こなちゃんとお姉ちゃんは何となく空回り。



だけど、私には分かるんだ。



「つかさ、もうお椀が空じゃない。
よそってあげるから出しなさい」
「うん、ありがとうお姉ちゃん」



お姉ちゃんがこうして優しくよそってくれている時に。



(あ、またやった)



よそう振りをしてこっそりと。
菜箸を使って、こなちゃんのいる側にお肉を集めているお姉ちゃん。



それってこなちゃんに食べてもらいたいのかな?



「はい、出来たわよつかさ」
「ありがとうお姉ちゃん」



だとしたら本当に不器用なんだね。



「クスッ」



「? どうしたの、つかさ?」
「ううん、何でも」



何となくおかしくなって。
私はまたクスリと、笑った。




――――――――――――――――――――――――――――――――
みゆきさんバージョン





今日はかがみさんとつかささんのお宅で4人仲良く鍋を囲っています。
私は今までこういう経験が無かったもので、この何物にも代え難い幸福を、煮詰まった具と共に噛み締めていました。
その時の事を少し話しますね。



「むぅ~、かがみん!
つかさとみゆきさんにはお皿に具をよそってあげてるのに、何で私だけよそってくれないの!」
「だって、あんたは自分の近くにお玉があるでしょ?
つかさとみゆきは取りづらい位置に座ってるんだから、私が取ってあげるしかないじゃない」



「えー、だからってかがみ冷たい……」
「いいから文句言わないで自分で取って食べなさい」
「ちぇ~」



瞬間、かがみさんと泉さんの間で険悪な空気が流れました。
その様子に何ともいたたまれなくなったのですが、私には黙って具をつつくくらいしかその場をしのぐ方法が思いつきませんでした。



その後、かがみさんはつかささんのお椀に具をよそいます。
丁寧に、時間をかけて具を吟味するかがみさん。
それを微笑ましく見ていた私ですが、ふと泉さんの方に目をやった時。



泉さんは食べる箸を止め、食い入るようにかがみさんを見つめていました。
それが何を意味するのかわかりません。
私に分かった事は一つだけ。



泉さんはつかささんに嫉妬しているのではなく。
本当に、ただ純粋にかがみさんに見とれているだけなのだ、と。



熱っぽく、かがみさんを見つめる泉さん。
鍋パーティーが終わって帰路に帰る今も、あの泉さんの瞳が頭から離れませんでした。




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コメント:
  • 勝てる気がしない -- マッドサイエンティスト (2014-05-05 11:30:33)
  • サーセン。良いとこまでは行ったんスけど…。
    負けちゃいました。 -- 名無しさん (2012-11-21 16:51:48)
  • かがみんこなたんラブ -- かがみんラブ (2012-09-15 21:26:53)

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