一人ぼっちは嫌だから

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―好き…好きなの…!

―こなた…。

―好きで好きで…たまらないんだよ…大好きなの…。

―うん…うん…。

―好き…好きだよ…かがみぃ…。

―…うん…私もよ…こなた。



――二人だけのシアワセ――



「…夢…か…」


もう日は昇っている様で太陽が眩しい。
…カーテン閉めてないのか…。

不思議な夢を見た。

先に言うと昨日こなたに告白された。

こなたに屋上に呼び出されて、こなたの様子がいつもと違って、急に泣き出して…一言「好き」って言われて…。

本当に驚いたわ、まさかこなたに告白されるとは…。

でも私も実はこなたの事が好きだった。
理由は…分からない、いつの間にか好きになってた。
もちろん…likeじゃなくてloveの方で。

だから告白された時は信じられないって思った。
この想いは届くなんて思っていなかったから。
告白しても…ね。

だから私は逃げた、ずっと自分の胸にしまっておこうと。
気付かれない様に…自分の中だけにしておこうと。

でも…こなたは違った、世間じゃ許されない想いなのにこなたは言ってくれた。

こんな弱い私なんかと違ってこなたは告白してくれた。

…強いと思った、誰よりも強いと思った。

でも…やっぱり不安の方が強かったのかな、泣きながら告白してくれたんだよね…。

いつも飄々としているこなたが泣いて、泣いて、泣きながら私に告白してくれて、これを私が断れると思う?

否!!断じて否!!

…という風に晴れて私達は恋人になったわけ。

その後は屋上で一緒に泣きながら抱き合って、もう夜遅くなっちゃったから帰る事になったんだけど…ねぇ。


「…離れたくないよぉ…」


あー…今思い出すだけでも悶えるわ…。
まさか涙目&上目遣いとは…断れないって。


「今日…家に誰もいないの…誰も…いない…」


これはなんて好都合、ってかゆたかちゃんとかどうしたんだ…。

というツッコミはさて置きこなたの家に泊まることになったのよ。

こなたの奴…家に着いた途端に私に思い切り抱きついてきて…その日はずっと私にベタベタと引っ付いてたわ。

ご飯にお風呂にトイレに…ホント甘えん坊なんだから…。

もちろん拒む事はしなかったわよ?
だってこなたのこなたによるこなたの為の私だから。

どっかの大統領が言っていた様な気がしたけど…そんな事はないわね。

で、今に至る。

隣はまだ寝ているこな…た…。


「………」


ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!

本当に心臓止まるかと思ったわ…まさか目の前にこなたの寝顔があるとは…。

当のこなたは気持ちよさそうに眠っている。
その寝顔はまさしく天使だ。

頭を撫でてみる。


「…ふみゅう…」


…えーそれは私に襲えって事ですか?こなたさん。


「…みゅ…?…あ…かがみぃ…」


こなたが目を覚ました、アンタ起きてたんじゃないだろうな…。


「おはよう、こなた」


「…おはよ…う…かがみぃ…」


もの凄く眠そう…今にでもまた寝そうだ…。


「…よかったぁ…かがみ…居た…」


な!?は、恥ずかしい事言うな!そして胸に頭をグリグリするな!!くすぐったいから!!


「居なくなっちゃったかと…思った…」


…全く…なんでそんなにネガティブなのよ。


「居なくならないわよ、私は煙じゃないんだから」


「だって…私の事嫌いになって…」


「いつそんなこと言ったのよ…ってかアンタネガティブ過ぎよ…すぐに悪い方向に考えるのはダメよ」


…コイツこんなにネガティブだったっけ?学校だったらどちらかといったらポジティブなのに…。


「…ごめん…」


「謝らなくていいの」


私はこなたを自分の膝に座らせる。


「こなたは心配し過ぎよ…安心して、私は側に居るから」


優しく、こなたに言う。
きっと昨日の今日だからまだ不安なんだろうな…。

だったらその不安を私がなくしてあげないと。


「…でも…不安なんだよ…?いつ…かがみが居なくなっちゃうのかって…」


ホラやっぱり、しょうもないことで不安になってる。


「だーかーら側に居るっての、そう簡単に私は消えたりしないわよ…」


「…本当に…?」


どんだけ心配性なんだアンタは…。


「本当よ…」


「でも…!!もし居なくなっちゃったら…どうすんのさ…!!」


あ…そうか…言葉だけじゃ信じられないって事か…。

…だったら!!


「こなた、キスしようか?」


「っ!!!??」


「だって信じられないんでしょ?だったら…このキスが約束の印よ」


「…かがみ…」


「どうするの…?する?しない?」


「…してくれたら…信じられるよ…」


もじもじしながら言うこなた。
だからその可愛さは反則。

あーもう我慢出来ない、私はこなたの唇を奪った。


(こなた…震えてる…)


この震えは…私に対して?それとも…。


「…アンタ…震えてるじゃない…嫌だった?」


唇を離して言うとこなたが勢いよく首を横に振った。


「違うよ!だって…だって…怖かったんだもん!かがみが居ないなんて…私嫌だよ!」


こなた………。


「だから…もっと…もっと…してよ…かがみ…」


…当然よ。


――――――――――
朝っぱらから熱いキスをした私達は今こなたの部屋でまたーりしている。

まぁこなたが甘えてくるんで忙しいといえば忙しい。


「あ、そうだ…ねぇこなた」


「なぁに?」


なぁに!?可愛いから止めてくれ!それは私と一緒に居るだけに…。

って何言ってんだ私はあああぁぁ!

お、落ち着け!落ち着いてこなたを数えるんだ!

…よし、落ち着いた。


「ゆたかちゃんとかはどうしたのよ?昨日はあのノリで泊まっちゃったけど」


「ゆーちゃんはみなみちゃん家に泊まりに行ってるよ、お父さんは取材」


って事は…今…2人っきり!?

いやっほぉ~い♪

ハッ!!いけないいけない…つい舞い上がっちゃったわ。

落ち着いてこなたを数えよう。


「だからね…かがみ」


「な、何…?こなた…」


「…今誰も居ないから…」


「い、居ないから…?」


…まさか…こなた…。


「…しよ?」


それ以降、私の記憶が無い。

分かったのはこなたが半泣きで私に抱きついてた事だけ。

一体何があったのよ…?
…まぁいいわ、こなたの唇を頂こう。


「かがみ…もう247回目のキスだよ…」


「構わないわ、こなたとのキスは3509回しても飽きないわ」


「あう…かがみが壊れちゃった…」


あんたが一番の原因なのよ、そんなしおらしい様子で「…しよ?」なんて言われたら…。

あーもう自分で何言ってんのか分かんなくなった、取り敢えず落ち着いて素数…じゃなくてこなたを数えよう。

他の人がこなたを数えたら発狂するかもね、落ち着けるのは私だけだけど。

――――――――――
とゆー訳で私とこなたは少し遅い朝ご飯を食べている。


「こなた…はい、あーん」


「あーん♪」


もちろん、「あーん」をする。

この時のこなたはヤバいぐらいに可愛い、常時こなたを数えていないと発狂しそうだ。

ちなみに今5483人のこなたを数えた。


「はい、かがみ…あーん♪」


「わ、私はいいわよ…」


「ふぇ…かがみが『あーん』をする所…見たかったのにぃ………」


「だーもう!!分かったわよ!!」


だからしおらくなるのは本当に止めてくれ、止まんなくなるから。


「やったぁー♪じゃあかがみ!…あーん」


「あ、あーん…」


ちなみに今口に入れてもらったのはこなた特製卵焼き。
…欲しそうな目をしてもあげないからね?


「美味しい?」


エメラルドの色をした瞳で私の顔を覗き込んでくるこなた。
だから近い、近いって。
卵焼きが喉に詰まっちゃうから。


「…うん、物凄く美味しいよ」


「えへへ…よかったぁ…」


…っ!!…こなた可愛いこなた可愛いこなた可愛いこなた可愛いこなた可愛いこなた可愛いこなた(ry


「…かがみー?」


…はっ!!
しまった…今意識が飛んでた…。

とにかくこなたを数えないと…。


「はいかがみ、あーん♪」


駄目だああああぁぁ!!

こんな状況で冷静に居る事なんて出来るかああああぁぁ!!!

今脳内で恐ろしい程こなたが増殖している。
只今1865人目。

――――――――――
私にとって天国でもあり地獄でもあった朝食タイムが終わり、今はこなたの部屋で寝ころびながら本を読んでいる。

いやね、食べている途中にこなたがしきりに「かがみ美味しい?かがみ美味しい?かがみ…かがみ…」って言われ続けたら喉に詰まって死にそうになった。
これは新手の拷問ね、喜んで受けるわ。
そうね、「こなた責めの刑」とでも名付けておこう。

それで、当のこなたはパソコンに向かってゲームをしている。
…ってあんたまたエロゲかい…。

どうやら気持ちの整理がついたらしく朝のあの甘えん坊こなたは今はないみたいで…。
…うーん…寂しいやら嬉しいやら…。

正直甘えん坊のこなたは可愛いんだけど…なんかこなたって感じがしないな…やっぱり学校の時の方がこなたって感じがする。

でも甘えん坊こなたも捨てがたい訳で…。

「…ん?…ふぎゅ!?」

「ムフフ…かがみぃ~♪」

こ、こなた…いきなり背中に乗っかってくるな…。

「き、急にのしかかってこないでよ…驚くじゃない」

「そう言いながらも私をどかそうとしないかがみ…萌え」

「う、うるさい!!萌えって言うな!!」

「じゃあ好きは?」

「言いなさい!!」

「好き!!」

「私もよ!!こなた!!」

…あれ?流れがおかしいような…。

「ムフフ…かがみが寂しがってると思ってのしかかったのだよ」

「別に…寂しがってなんてないわよ、そういうあんたが寂しがってるんじゃないの?」

「…うん」

今…こなたは…なんて言った?

「そりゃあ寂しいよ、だってかがみ…本を読み始めたら私の事見向きもしないし」

「見向きもって…あんたエロゲやってただろ」

「やり始めたのはかがみが本を読み始めてからだよ…?」

え…?そうだったっけ?

「だからさ…相手にしてくれないからエロゲやってたんだけどさ…やっぱり寂しくて…」

知らなかった…今さっきまでこなたを一人にしていたなんて…。

「…迷惑…だったかな…?」

っ!!こなた!!

「こなた、ちょっとどいて」

「…うん」

あーもう、そんな悲しそうな顔をしない。
ただ体勢を変えるだけなんだから。

「…んしょ…っと…ほらこなた、おいで」

私は両手を広げこなたに来る様に言う。

「…いいよ…そこまで…優しくしてくれなくても」

「いいから、おいで」

渋々とこなたが私に抱きついてきた。

「もう…さっきのあの勢いはどうしたのよ?急に渋るなんて…」

「……迷惑でしょ…?こんなに甘えん坊で…」

「ちょっと待った、私は一度も迷惑だなんて言ってないわよ。言ってないだけじゃない、思ってもないわ」

別に甘えられてもいいし…むしろ頼ってほしいわね。

「…寂しいんだ…」

こなたが呟く様に言う。

「今まで楽しいと思ってたゲームも漫画も…全部…つまんないんだ…」

それは…あんたにしちゃ珍しいわね…。

「何故だか分かる…?」

何故?…うーん…。

「…飽きたからじゃないの?」

「ううん、違うよ…」

違う?…じゃあ…何だ?
うーん…駄目だ、分からない。

「…かがみが居ないからだよ」

…ん!?今こいつ何て言った?

「…かがみが居ないから…」

私が居ない?…どういう事?
いいからそんな今にも壊れそうな表情をするのは止めてくれ、私が壊れる。

「ゲームをやってる時にどうしてもかがみの事を考えちゃうんだ…今何してるんだろう…今勉強してるのかな…って」

それって…集中してないからつまんないんじゃ…。
いや違う、何だか知らないけどこのツッコミは違う。
…私がこなたを見ていなかったから?
今こなたはゲームがつまんないって言った、さっきこなたはエロゲをしていたけれど私は本を読んでいてこなたの事は見ていなかった。
…って事は…私が原因?

「それでね…それで…ね…」

大粒の涙を流し始めるこなた、私はそんなこなたを見ていられなくて強く抱きしめる。

痛い、私の心が痛い。
こんなにまでこなたは私の事を思ってくれていた。
それなのに…それなのに私は…こなたの事を見ていなかった…。

「こなた…」

「う…ひっく…かが…みぃ…もっ…と…私の事…見て…よ…えぐ…ひっく…」

「ごめん、ごめんね、ごめんなさい、こなた。私ちっともこなたの事考えてなかった、ただ側に居るだけでいいと思ってた…でもこなたは私に見てほしかったんだよね…本当に…ごめんね…!」

ああ、なんて私は馬鹿だったのだろう。
朝からこなたの様子がおかしかったのは知ってたはずだったのに、朝からこなたは私に「寂しい」 って言ってたのに…どうして分からなかったんだろう…。

そんな自己嫌悪に陥る私。
…だったら…私は…こなたを寂しい思いをさせない!
いつでもどんな時でもこなたの事を見続ける!死んでも見守り続ける!!死ぬ気はさらさらないけど!!

「…こなた、これからは安心して…絶対にこなたの事を見続けてあげるから」

「…駄目…なんだよ…見てくれるだけじゃ…!」

「え…?」

「一緒に…い…居てほ…ほ…ほし…い…のぉ…ぉ…えぐ…」

一緒に…?
それは当然でしょ、聞かれるまでもない。

「分かってる、それは最初から分かってるわよ…いつでも一緒だからね、こなた」

私がそう言うとこなたは今までの緊張の糸が切れたみたいで大声で泣き始めた。
私の名を叫びながら…ただ…大声で…泣いていた。

――――――――――
「こなた…あんた今日…泣きすぎよ…」


「…むー……」


今日のこいつは本当に甘えん坊だ、いや甘えん坊&泣き虫かな?
…破壊力抜群だわ…涙目で「かがみぃ…」とか言われたらヤバい。


「かがみぃ…」


って思ってるそばからきたああああぁぁぁ!!!

涙目+上目遣い!!
最強のコンボだ…。


「一人にしないでね………」


…もう、心配性なんだから。


「安心しなさい、あんたの後ろには私がついてるんだから」


後ろだけじゃないな、横も上も下も全部私が居る…事にしておこう。


「一人ぼっちは嫌だからね…」


「うん…」


本当に…今日誰も居なくて良かった…こんな所を見られたらなんて言われるか…。


「こなたお姉ちゃーん!ただい…」


「………」


「………」


……何で…何で思ったそばから来るのよおおおおぉぉ!!!


「…中に誰も居ませんよ」


「ちょ…!!」


あぁ…ゆたかちゃんに見られた…私の甘えん坊こなたを…。


「…かがみぃ~…」


…ま、いっか!!これからいつだって見る事も出来るんだし!!

取り敢えず落ち着くためにこなたを数えよう。

…5963人数えきった。


  • END-



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コメント:
  • いつものかがみ様じゃな~い -- チョココロネ (2014-03-31 14:59:25)
  • さ…3300、3301、3302、……… -- 名無しさん (2010-09-23 22:20:22)
  • おまいらもちつけ、こなたを数えるんだ!! -- 名無しさん (2010-03-30 00:23:42)
  • 萌え痔に。。。gj -- ジャン (2010-01-26 16:23:38)
  • かがみんが壊れたwww GJ
    -- kk (2009-06-17 23:59:36)


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