こなた×かがみSS保管庫

無題(4-465氏 鏡開き作品)

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匿名ユーザー

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今は1月12日、時刻は午前0時30分を回ったところ。
「Zzz……」
そして、私のベッドの上にはこなた。
昨日急に我が家に押し掛けて来たかと思いきや、
『かがみ、開きに来たよ!』
とか、訳の分からない事を言って。
勝手に人ん家の台所を借りたかと思えば、文句が言えなくなるくらい美味しい料理を作っちゃって。
その後も甲斐甲斐しく掃除をしたり、洗濯物を畳んだりもしてくれるこなた。
いや、流石に下着を引っ掴んだ時は怒ったけどさ。
一通り終わった後に改めてこなたに何故急にこんな事をしたのか、私を開くって事がどういう事か聞いてみた。
そうしたら、
『だってかがみってば、私に一度も好きって言ってくれてないじゃん。
私からは何度も言ってるのにさ。
だから、その……』
モジモジとこなたらしからぬ態度と尻すぼみな喋りに、何とも言えない愛しさがこみあげて来た。
『心を開いて欲しい、って?
それなら言うけど、私はこなたの事大好きよ。
言わなくても伝わってるかと思っていたけど、やっぱり言葉にしないと不安になるわよね、ごめん』
それを聞いたこなたは、花が咲いたかのようにふわっと満開の笑顔を浮かべちゃって。
まるで春みたい。
体感気温はもう真夏かも。
『かがみ……』
その後、二人で愛しあった。
一糸纏わぬ姿で抱き締め合う私達。
布団の中はもう溶解炉状態。
恋だとか愛だとかぐちゃぐちゃに混ざりあって、とにかく幸せだった。
「そして今、私は一人放置される、と」
「Zzz……」
「色々やって貰ったし、疲れてるだろうから寝かしておいてあげないとね」
それに『寝てるこなたの顔は可愛いから、何時間でも見つめる事が出来るし』と付け足しておく。
「それでも……」
私はぐっと伸びをして、唇に触れるだけのキスをする。
「これくらいは良いわよね、こなた」
寝ているこなたの表情がニヨニヨとした猫口の笑顔に変わる。
一体どんな夢を見ているんだか。
赤ん坊みたいに暖かいこなたの体温に、急に眠気に襲われる私。
こなたの顔を覗き込んで、呟く。
「またよろしくね、可愛い侵略者さん?」
眠りにつく間際、こなたの声で『任せたまへ~』と頼もしい返事が聞こえた気がした。


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  • GJ!! -- 名無しさん (2023-01-03 20:48:16)
  • こなたんらかがみんをまかせられる! -- かがみんラブ (2012-09-15 21:35:11)

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