証言1:男子A

うちのクラスの美人といえば、高良だ。
ではかわいいと言われたら?
俺たちの間では人気は二分する。柊つかさ派か、泉派かで。
ちなみに俺は…泉派だ。
よく「おまえロリコンか!?」とか言われるが、うるせえや。かわいいもんはかわいいんだよ。わかるだろ?
そんな、俺にとって内緒な(?)想いの対象である泉。
たまに話す程度。それで満足だった。
…が。
最近、泉はなにかが違う。まるで、恋をする乙女であるようで…。
まさか…。
俺の気持ちもつゆ知らず、泉は今日も上機嫌。



証言2:女子B

あんまりクラスにいないのよね、柊さん。
日下部さんや峰岸さんとはよく話してるけど、それ以外はあまりクラスの人と関わりがない。
私は柊さんと、もっと仲良くなってみたかった。
話してみたいな。沢山、柊さんとさ。

隣のクラスの仲良しな人とよく過ごしていて。
私たちとも、少しは関わりがあったらいいのに。
でも私の仲良しな人たちはあまり成績よくないから、関わりなくても当然かな。
隣のクラスの高良さんなんて、学年トップだし、当の柊さんだって同じくらい。
高嶺の花、そんな感じだった。
そんな柊さん、最近、なんか変わった。
彼氏でも、できたのかな?
できたなら当然だよ、あれだけ美人で頭が良いんだもん。



証言3:教師N

第一に、不真面目やな。
よく寝とるし、授業もまともにうけとらん。
…そんなにウチの授業、つまらん…?
ちょっと教師として悲しいなぁ。
よくネトゲでつるむんやけど、なんであーゆーときはアクティブなん?
まぁ、ウチに言わせると、泉は変わったやつやなぁ。いいやつやけど。
しかしな…最近、変わった。泉、時々、別人のようになるときがあるんや。
そりゃ、いつものように減らず口にお調子者な感じなんやけど。
そういや、柊姉がクラスにいるときよく変わるな…。

ま・さ・か。
…先、こされたか…!?



証言4:男子C

前見ちまったんだ。衝撃的瞬間をさ。
手つないで帰るところを…!!!
なにがといえば、柊と泉が前下校中にさ。
びっくりだったよ。
いや、なんかソレっぽいといやソレっぽかったけどよ。
…百合萌え属性の俺としてはたまらねえ。
一年の岩崎×小早川につぐ百合カプ…ふはは。毎日が楽しくて困るぜ。
おっと、安心しろよ。誰にも言わねえからな。
2人の幸せは何人にも邪魔されない、これ絶対。
応援してるぜ。頑張れよ?



証言5:女子H

たまんねえっす。ついに…ついに!あの、2人が!!
いや、もう。感無量っす。はい。
こな×かがは絶対だったしなー。
私としては、かが×こなでもいいんだけどなー。まぁ、どっちでもいっかなー。あ、聞いてない?
告白の瞬間が妄想されちゃう私…。
多分、どっちかが呼び出したんだろうな。んで、呼び出した方が切ない瞳で言うんだ。「好き…」って…。
どちらともなく近づいて。
どちらともなく微笑んで。
2人に多くの言葉はいらず、ただただ見つめ合い。
近づく唇と唇。
…だめ。死ぬ。
あ、そこ、ひいてる?腐女子にドン引き?ま、一般人にはキツいよね、やっぱ。
とりあえず……絵にせねば!!



証言6:女子T

お姉ちゃんとこなちゃん、今つきあってるんだ。
…私、すっごく嬉しいんだ。
実はね、こなちゃんが私に相談してきたことがあってね。
いつだったかな…結構前だったと思う。
久しぶりに2人っきりに、こなちゃんと私は帰っていたんだ。
そしたらね、こなちゃんがなんか、切ないとでもいうのかな、悲しい瞳で私に「相談、のって…」なんて言ってきたの。
私びっくりしちゃって。
こなちゃんがそんな表情になるなんて、見たことなかったから。
心配になって聞いてみたら…さらにびっくり。こなちゃん、お姉ちゃんに恋してるって言って。
ずーっと悩んでたみたい。
私、全然気づかなかったよ…。私、友達失格だ。
少しでもこなちゃんの役に立ちたくて、そのあと何回かこなちゃんの言葉を聞いたんだ。
こなちゃんが言うには、自分の想いについて口に出せるだけ、幸せなんだって。ずっと今まで心に留めてきたから辛かったらしくって。

あれはいつだったかな…。
私の部屋にきたこなちゃんは、私にいつものようにお姉ちゃんへの想いを語ったんだ。私もそれを聞くのが、好きだったみたい。
お姉ちゃんはその日、クラスの友達と遊びに出かけてたから、私たちはすっかり安心して話してた。それがいけなかったんだ。
ドア、開けてたんだ。閉めなかったの、なんでだろ?
私に「かがみー、だいすきー」なんてこなちゃんが言ってた時だったんだ。

ドアの所に、…お姉ちゃんがいたんだ。

そのあとは大変だったんだよ。
お姉ちゃんがびっくりしちゃって、こなちゃんも呆然としてて。お姉ちゃんがどうしてか何も言わず、自分の部屋に入っちゃって。
私は、なにもできなかった。肝心なとき、なんにもできなくって。
私は本当に、友達の役にたてない…。

こなちゃんは少しだけ泣いて、帰っちゃって。
私もそのあと、少しだけ泣いたんだ。



証言7:女子M

お二人が結ばれたことは、友人の私としても本当に嬉しいことです。

あの日、私は部屋で勉強していたのですが、そんなとき、お母さんが私を呼んできました。
電話が私あてにかかってきたみたいで、相手はかがみさんからでした。
電話に出たら、相談があると言いました。どんな相談か、聞くとかがみさんは説明してくれました。
泉さんが自分のことが好きだと判明したこと。
びっくりして、何も言えなかったこと。
私はいったいどうすればいいのかな、という内容でした。

お恥ずかしながら、私には恋という経験はありません。ですから、的確なアドバイスができていたのか、正直今でもわかりません。
でも、あの時の私に言えることは全て言いました。
私は、かがみさんに聞きました。泉さんのことを、どう想っているのか。
かがみさんは、わからないって言いました。やっぱり友達なのかな、とも。
恋は、片方が好きなだけではなりたたない。そんなこと、周知の事実です。
泉さんには傷ついてほしくないと私は思いました。

だからといって、無理に交際するのは間違えているわけだから、かがみさんの気持ちと、泉さんの気持ち、両方が尊重されるようにしなければなりません。

この問題は、私にとって今まで生きてきた中で最も難しく感じられました。

私はただ、自分に正直に、とだけしか言えませんでした。



証言8:女子Y

私は女の子とつき合ってます。よくからかわれたりしちゃうけど、必ずみなみちゃんが守ってくれて。
大好きだよ、みなみちゃん…。

あの日、私はみなみちゃんと放課後一緒にぶらぶらしてた。目的とか、特にないけど。一緒にいる、それが目的なんだというか。
私たちはパティさんや田村さんににバカップル、なんてよく言われちゃう。自分ではわからないけど、そうなのかな?
とある公園でお話をしたあと、私は家に帰りました。この公園は、私には奇跡の場所です。ここは、みなみちゃんと私にとって、今の原点だから。
はじめて、お互いの気持ちを確かめ合った場所だから。
家について、私は自分の部屋として使わせてもらっている場所に入りました。宿題、しようと思ったんです。私、早く寝なきゃだから。そうしないと、体すぐ壊しちゃうかもしれないから。

宿題はじめて、しばらくした時だったんです。
こなたお姉ちゃんが、悲しそうな瞳で入ってきました。こんな瞳のこなたお姉ちゃん、見たことなかったから。私はびっくりしちゃいました。
お姉ちゃんは、私に質問があると言いました。
それは…どうして2人は、相思相愛になれたの?というものでした。
私は凄く恥ずかしくなって、照れ笑いしかできなかったんですが…私は恥ずかしがってる場合じゃないことに気付きました。
お姉ちゃんが、泣きはじめたんです。
私はいったいなにがあったのか、ききました。
お姉ちゃんが言うには、自分の気持ちがばれちゃった、とだけでした。
私は最初、なにがなんだかわからなかったんですが、話を聞いているうちにことの全体がみえました。
それは、私が経験をしたことに似ていました。

私がまだ片想いだったころ。
私はこなたお姉ちゃんみたいに、友達とか誰かに、自分の想いを言ったりしてはいませんでした。
でも、私は好きだと言えない、伝えられないことが辛くて、それが原因だったのか、ある日、体調を崩して学校を休みました。
その日、みなみちゃんがお見舞いに来てくれたんです。すっごく嬉しくって、でもますます好きになってしまって。
私は、もう、おさえられなかったんです。自分の気持ち、を。

言ってしまいました。大好き、と。

当然、みなみちゃんは動揺してしまって。
私はその場をごまかして、みなみちゃんにかえってもらいました。
せっかく来てくれたのに、申し訳ないけれど。
これ以上一緒にいたら、きっと大切な毎日が壊れてしまうから。

私は、何で言ってしまったんだろうと一人泣いて、次の日も学校を休もうと思いました。ずっとずっと、行きたくなかった。もう、みなみちゃんはいつものようには話せない。そんな毎日は、意味がない。

だけど。
その日の夜、みなみちゃんから、電話がかかってきて。明日、学校が始まる前に学校の近くの公園に、朝来て、と。みなみちゃんは、言ったんです。
私はきっと、ふられちゃうんだ。私はそう思っていました。
いつもより早く家をでて、公園へ向かいました。

そこにはみなみちゃんがいました。
私は目があわせられなくて。

すると…。
みなみちゃんが、私を抱き締めてくれたんです。
耳元で、消えるような、だけどしっかりと、私も好きだから、って。
みなみちゃんは、そう言ってくれました。
私はただただ嬉しくて、泣くことしかできませんでした。

私には、こなたお姉ちゃんの気持ちが痛いほどわかりました。
気持ちを伝える前の切なさと、伝えてしまった後の後悔。
こなたお姉ちゃんの告白は事故でした。
だからこそ、どうしたら良いのかわからないのだと思います。

私は、あまり時間をあけない方がいいと思いました。明日のうちには、決着はつけてしまわないと、きっとこなたお姉ちゃんの日常は崩れてしまう。
伝えたときに、もう日常は崩れてしまったかもしれないけれど、修復は早い方がしやすいし、遅ければ遅いほど修復は不可能になってしまうと思います。

私はたいしたアドバイスなんてできなくて、でも2人で話すときを作るのは出来るだけ早い方がいいよ、と言いました。
こなたお姉ちゃんは、私たちのように、明日の朝に、あの公園で話すことに決めました。

お姉ちゃんは私にお礼を言って、そのあと一言、「ゆーちゃんたちが羨ましい」って言いました。

その時のこなたお姉ちゃんの瞳は。

とっても、とっても悲しそうな色をしていて。


今、こなたお姉ちゃんが結ばれたことはとても嬉しいです。

以上、私の証言でした。
長々とごめんなさい…。



証言9:女子K

私は今付き合ってる人がいるんだ。
相手は、ちっちゃくて、可愛くて、お調子者で、それでいて優しい、アイツ。

実は、私は付き合っているっていう自覚はない。
今日も一緒に、時間を過ごす。
それがもう当然で。
だって、好きだから。
一緒にいる時間が、さ。
別に今までと一緒。
お互い、支えあってる部分はね。
それがただ、呼び名が“恋人”となっただけ。


あの日、私はどうしたらいいのかわからなくて。

理由は、あいつが私を好きって言ったから。

あの日。
私は家に着いて、玄関にこなたの靴があることに気付いて。
私も、こなたとつかさの中に混ざりたくて、つかさの部屋に向かったんだ。

部屋に入ろうと思ったら、ドアがあいていて。
こなたが、例の発言をしたのだった。

最初、なにいってんだよ、なんて思った。普段そんなこと言わない奴だし。
すかさず突っ込みをいれようと思ったら――

こなたの目に、光がなくて。
見たときわかった。

――これは、告白だと。

私は頭が真っ白になって。
気付いたら、自分の部屋にいた。


こなたは私にとって大切だ。
一緒にいて、楽しい。
一緒にいて、笑いあえる。
こなたと出会わなければ、今はない。
今の、楽しい毎日は。

一緒にいる、それは当たり前で。
そんなことは、当然だと思っていたから。

みゆきに、相談した。
これからどうしたらいいのか、わからなかったんだ。

みゆきは、自分に正直に、と言った。
正直に?何に、正直になれと…?

…自分の気持ちに?

…あっ。そうか…。

気持ちに正直に、というより前に。
私は自分の気持ち、考えてなかった。

考えたこと、なかったから…わからなかったのかもしれない。
私がこなたをどう想ってるか。

見えているようで、見えていなかった。
当然の関係だったから、わからなかったんだ。

私にとって、友達とか、恋人とか、そんな呼び名は関係なかった。
ただ、一緒にいれれば私はそれでいいんだ。

こなたが私にとってのこの関係を、恋愛と呼びたいのなら。
私は、こなたといくらでも付き合うよ。

あの時、気づけたこと。

私は、こなたと出会えた時からずっと好きだったということ。
今まで築いた2人の関係は、私にとって既に特別だったということ。
こなたに好きと言われて、その時はじめてその関係の呼び名に気付いたこと。

みゆきに言われた通り。
私は自分に正直に言おう。
そう決意、したときだった。

電話が、なった。

出ると…こなただった。

明日の朝、学校の近くの公園に、学校が始まる前に来て、と。

それだけ言って、きっちゃったんだ。
なんか、辛そうな声だった。
今すぐ返答してもよかった。
でも、こなたが明日の朝がいいというのなら。
こなたの望み通りにしてあげるから、ね。


証言10:女子K

愛しています、愛しのかがみ。
大好きだよ、本当に。

いきなりノロケかって?
いいじゃん別に。
今、私はとっても幸せなんだ。ふふん。
ついついニヤけちゃう毎日。

あの日、あの時のあの公園は、私の幸せの原点。
ゆーちゃんのアドバイスのおかげだね。
本当に本当に、感謝してるよ。


雌雄を決する日の朝のこと。

あの日の朝は早起きだった。
はっきりいって異常なまでに。
四時前には起きてた気がする。
眠れるはずなんてなくて。

ゆーちゃんに言われて、確かに時間があいちゃうと色々と気まずいし、そう思って翌朝に運命の時間にしようと決めたけど…
はっきりいって、辛かった。
私の今まで想ってきたことが、すぐに決まっちゃうことが。

公園には早くついた。
まだまだかがみは来そうにないな、と思っていたら…案外早く来て。

私がついて10分かからないうちに運命の時間は始まった。

私はかがみが口を開く前に、一気に言おうとした。

昨日のことは、本当だよ。
だけど、かがみにその気がないなら仕方ないから。
かがみがもう私と会いたくないなら、仕方ないから。
私に気は使わないで、って。

本音を全て、言おうとした。

言おうとしたら…半分くらい言ったところで、
――かがみは私を抱き締めた。

ギュッと。そりゃ、もう強く。
いや、強すぎず、弱すぎず、しっかりと。

かがみが私に言った。

――私はずっと、好きだったよ――


涙が溢れました。

初めて、感動して。
嬉しくて、嬉しくて。

私の夢は、叶ったのであった。



そして、今に至る。

今日も愛しのかがみと私、2人揃って同じ時を刻んでいるよ。

例えば、今日はバレンタインデーだけどさ、私たちはね…。
あの公園で、ひたすらイチャイチャする予定。

今まで通りなじゃれあいに、少し進んだ喋り方。
手作りのチョコをあげてさ、少しだけいい雰囲気になって。


そんなことが、ずっと。
永久に、続きますように。

続きますように…?
いや、続けるから。
というより、意識しなくても続くはず。
だって、かがみが…大好きだから。


以上、私の証言。

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  • 女子Kって私の事だ...テレテレ
    全く、こなたは可愛いんだから -- 青髮の子のお嫁さん (2014-04-01 01:51:25)
  • こな×かがはええのう2828がとまらん! -- ぷにゃねこ (2013-01-22 17:42:27)
  • あー、女子Bは私ですwwww -- そんなばなな (2010-10-04 16:33:51)
  • うん…
    初めて公園になりたいと思った -- 名無しさん (2010-09-14 23:01:34)
  • 男子Cは僕ですwww -- 名無しさん (2010-06-17 07:58:08)
  • みなゆたとこなかがが結ばれた公園になって見守りたいぜ -- 名無しさん (2010-06-03 22:45:50)
  • いろんな場面が、脳内保管されて・・
    全部自分の好みにイメージできて・・
    すごく良かったです。
    私にとって、ある意味最強ss
    感謝感謝 -- 名無しさん (2009-03-25 00:32:10)


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