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気付かされた想い」(2023/06/03 (土) 07:49:36) の最新版変更点

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「このように~~」 昼休み明けの5時間目…今は桜庭先生が担当する生物の授業中。 「ハァ……」 その授業内容も大して頭に入らず、只ノートにペンを走らせ続ける…そんな間にも出てくるのは溜め息ばかり……原因は私に有るんだけど…。 ………こなたにキスをしてしまった。 いや、実際出来た訳じゃなくて…私とこなたの唇の間には日下部の下敷きという障害物が挟まってたけど…。 ぼんやりとした思考で浮かぶのは、目を閉じて待ち構えるこなたの顔…あの時のこなた…可愛かったわね…。 そのまま両手に抱えて家までお持ち帰りしたいぐらいに。 まずい…授業中なのに顔がニヤけてきた…。 ってか何で日下部の奴は邪魔を…後で覚えてろよ…人を騙しておいて只じゃ済まさないんだから!! 「であるからして~」 「Σって違う違う!!」 「如何した柊??何処か間違ってるか??」 ヤバッ…まさか声に出てるとか…不審そうに桜庭先生が私を見てくる。 「な、何でも有りませんっ;//」 「そうか??それなら良いが…」 と、言うが否やそのまま黒板に向き直って授業再開…。 ふぅ…如何にか納得してくれたみたいね…。 …声に出すつもりはなかったけど…違うのは確か…おかしい……有り得ない欲望と怒りに支配されそうな私が居る…。 そもそも、私は何であんな事したんだ??まさか私がこなたを……いやいや有り得ない!!…幾らなんでもこなたとは…親友とはいえそれだけ…女同士だし…。 けど…例えばつかさやみゆきに同じ事をしろって言われて…果たして私に出来るだろうか?? 答えは否………出来ない…そんな事…。 ……こなたが相手だから…出来る事…。 嗚呼…そっか…やっぱり私は…こなたが好きなんだ… こなたに誘われて… 流されてしまって… 結局騙されて… それなのに……逆にこなたの事が好きなんだって…気付かされて… どんだけ道化なんだ私は…。 だけど…この想いは伝えられない…だってアイツは前に… 『私ノンケだから…ソッチの趣味は無いよ??』 と、パティさんに話してた…。 そんなこなたに想いをぶつけてしまえば…きっと嫌われてしまう…。 卒業まで後数ヵ月なのに…そんなの…嫌…耐えられない…。 そんな苦悩とは裏腹に、一旦朱に交わった欲望は変わる事が無く朱に染まり続ける…。 そうなると拍車が掛かったように、欲望だけが先行して更に加速していく…さっきまで悩んでたのが嘘みたいに。 こなたを抱きたいキスしたい持ち帰りたい…こなたは……こなたは… 「良し、柊、此処を読んでみろ??」 「私の嫁っ!!」 Σしまっ…つい脊髄反射で立ち上がって大声で即答してしまった…// 「は??本当に大丈夫か柊、顔も赤い…熱でも有るんだろ…次の時間は保健室に行ってこい。」 クラス中の視線が痛い…頼むからそんな憐れみを含む目で私を見ないで…日下部ニヤニヤすんな後で殺す!! 「は…はいっ…//」 ホントに熱が出てきそうだ…いっそ私を殺してくれ;; キーンコーンカーンコーン♪ その時、丁度終業のチャイムが鳴った。 「よし、今日は此処までだ。」 桜庭先生は終わったらそのままスタスタと教室を出ていく。 その様子を遠巻きに眺めながらフと自分のノートに視線を落とす…すると其処には… こなたこなたこなたこなたこなた好き好き好き好きキスしたいキスしたいキスしたい抱きたい抱きたい抱きたい持ち帰り持ち帰り持ち帰りこなたは私の嫁こなたは私の嫁こなたは~~~以下同文。 2ページ丸々カオスだった。 「………何じゃこりゃぁ~~!!」 と、大声で叫んでしまった…又クラス中の視線を浴びるが今更気にしてられない…。 ヤバい、ヤバすぎる……こんなの見られたら…特にアイツに見られたら……忘れたはずの恐怖が又私を支配する。 「やふ~、かがみ様ぁ、生物のノート貸してぇv」 ああ…遂にこなたの幻聴と幻覚が見え…る訳が無いこなたはリアルにドアの所に居て… 「Σってぇ…!!何でお前が其所に居るぅ!!」 ったく…何でこんな時に限ってコイツは…とりあえずノートは後ろに隠し…て…うん…?? 「Σ酷っ;私かがみに何かした;?」 Σちょ、おま、そんな涙目のまま上目使いで見上げんなバカ…可愛いから抱き締めたくなるだろ…// 黙ったまま両手を不自然に動かして己の欲望、恐怖と葛藤してると、こなたは何を思ったのか表情一変、何時もの猫口で笑いながら… 「どったのかがみん??顔が真っ赤だよ~v?デレ期突入しちゃったのカナv?カナv?」 と、言って抱き付いてきた。 マテ、ホントに、理性、が……けど…抑えなきゃ…… こなたに……嫌わ…れる…… キ・ラ・ワ・レ・ル ~~~~~ -[[気付かされた想い2>http://www13.atwiki.jp/oyatu1/pages/899.html]]へ続く **コメントフォーム #comment(below,size=50,nsize=20,vsize=3) - かがみの脳内メルトダウン・・・GJ &br() -- kk (2008-12-03 23:56:33)
「このように~~」 昼休み明けの5時間目…今は桜庭先生が担当する生物の授業中。 「ハァ……」 その授業内容も大して頭に入らず、只ノートにペンを走らせ続ける…そんな間にも出てくるのは溜め息ばかり……原因は私に有るんだけど…。 ………こなたにキスをしてしまった。 いや、実際出来た訳じゃなくて…私とこなたの唇の間には日下部の下敷きという障害物が挟まってたけど…。 ぼんやりとした思考で浮かぶのは、目を閉じて待ち構えるこなたの顔…あの時のこなた…可愛かったわね…。 そのまま両手に抱えて家までお持ち帰りしたいぐらいに。 まずい…授業中なのに顔がニヤけてきた…。 ってか何で日下部の奴は邪魔を…後で覚えてろよ…人を騙しておいて只じゃ済まさないんだから!! 「であるからして~」 「Σって違う違う!!」 「如何した柊??何処か間違ってるか??」 ヤバッ…まさか声に出てるとか…不審そうに桜庭先生が私を見てくる。 「な、何でも有りませんっ;//」 「そうか??それなら良いが…」 と、言うが否やそのまま黒板に向き直って授業再開…。 ふぅ…如何にか納得してくれたみたいね…。 …声に出すつもりはなかったけど…違うのは確か…おかしい……有り得ない欲望と怒りに支配されそうな私が居る…。 そもそも、私は何であんな事したんだ??まさか私がこなたを……いやいや有り得ない!!…幾らなんでもこなたとは…親友とはいえそれだけ…女同士だし…。 けど…例えばつかさやみゆきに同じ事をしろって言われて…果たして私に出来るだろうか?? 答えは否………出来ない…そんな事…。 ……こなたが相手だから…出来る事…。 嗚呼…そっか…やっぱり私は…こなたが好きなんだ… こなたに誘われて… 流されてしまって… 結局騙されて… それなのに……逆にこなたの事が好きなんだって…気付かされて… どんだけ道化なんだ私は…。 だけど…この想いは伝えられない…だってアイツは前に… 『私ノンケだから…ソッチの趣味は無いよ??』 と、パティさんに話してた…。 そんなこなたに想いをぶつけてしまえば…きっと嫌われてしまう…。 卒業まで後数ヵ月なのに…そんなの…嫌…耐えられない…。 そんな苦悩とは裏腹に、一旦朱に交わった欲望は変わる事が無く朱に染まり続ける…。 そうなると拍車が掛かったように、欲望だけが先行して更に加速していく…さっきまで悩んでたのが嘘みたいに。 こなたを抱きたいキスしたい持ち帰りたい…こなたは……こなたは… 「良し、柊、此処を読んでみろ??」 「私の嫁っ!!」 Σしまっ…つい脊髄反射で立ち上がって大声で即答してしまった…// 「は??本当に大丈夫か柊、顔も赤い…熱でも有るんだろ…次の時間は保健室に行ってこい。」 クラス中の視線が痛い…頼むからそんな憐れみを含む目で私を見ないで…日下部ニヤニヤすんな後で殺す!! 「は…はいっ…//」 ホントに熱が出てきそうだ…いっそ私を殺してくれ;; キーンコーンカーンコーン♪ その時、丁度終業のチャイムが鳴った。 「よし、今日は此処までだ。」 桜庭先生は終わったらそのままスタスタと教室を出ていく。 その様子を遠巻きに眺めながらフと自分のノートに視線を落とす…すると其処には… こなたこなたこなたこなたこなた好き好き好き好きキスしたいキスしたいキスしたい抱きたい抱きたい抱きたい持ち帰り持ち帰り持ち帰りこなたは私の嫁こなたは私の嫁こなたは~~~以下同文。 2ページ丸々カオスだった。 「………何じゃこりゃぁ~~!!」 と、大声で叫んでしまった…又クラス中の視線を浴びるが今更気にしてられない…。 ヤバい、ヤバすぎる……こんなの見られたら…特にアイツに見られたら……忘れたはずの恐怖が又私を支配する。 「やふ~、かがみ様ぁ、生物のノート貸してぇv」 ああ…遂にこなたの幻聴と幻覚が見え…る訳が無いこなたはリアルにドアの所に居て… 「Σってぇ…!!何でお前が其所に居るぅ!!」 ったく…何でこんな時に限ってコイツは…とりあえずノートは後ろに隠し…て…うん…?? 「Σ酷っ;私かがみに何かした;?」 Σちょ、おま、そんな涙目のまま上目使いで見上げんなバカ…可愛いから抱き締めたくなるだろ…// 黙ったまま両手を不自然に動かして己の欲望、恐怖と葛藤してると、こなたは何を思ったのか表情一変、何時もの猫口で笑いながら… 「どったのかがみん??顔が真っ赤だよ~v?デレ期突入しちゃったのカナv?カナv?」 と、言って抱き付いてきた。 マテ、ホントに、理性、が……けど…抑えなきゃ…… こなたに……嫌わ…れる…… キ・ラ・ワ・レ・ル ~~~~~ -[[気付かされた想い2>http://www13.atwiki.jp/oyatu1/pages/899.html]]へ続く **コメントフォーム #comment(below,size=50,nsize=20,vsize=3) - (≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-06-03 07:49:36) - かがみの脳内メルトダウン・・・GJ &br() -- kk (2008-12-03 23:56:33)

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