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&bold(){真性モテモテかがみん}
こなた「今日は重大な発表があるので聞いてね、ひよりん」
ひより「おおお、なんかいつになく真剣な眼差しッスね…先輩」
こなた「…閃いたのだよ。かがみんの落とし方を」
ひより「落とし方って…(いつになく真剣と思ったら、オヤジモード全開だ…この人)」
こなた「実は先日あるラノベを読了してね…ネンネな女の子が、女王様然としたお姉様に
手を引かれて、百合の世界へダイビングと言う話なんだけど、これだ!と思ったね。
ツンデレってのは要するに超奥手ってわけじゃん。昔風に言うと」
ひより「昔はツンデレって言葉自体無かったですけどね」
こなた「あまり恋愛に積極的じゃなかったツン子が、ぐいぐいと引っ張っていってくれる大人の引力に絡め取られ、
ついにロシュの限界を越えて惑星直列となる訳だよ!(一大スペクタクル)」
ひより「王道…ですかね」
。。。
蒼井泉馬(アオイイズマ)様登場 主題歌:青いイズマがかがみんを攻める…(略)
こなた「と言う訳で、今回はストパニ風衣装でまとめてみた。コスプレ喫茶のバイトも捨てたモンじゃないね」
ひより「…(ああ、駄目だ…どう見ても押し倒される方です、先輩…でも身長のこと言うと怒るだろうし)」
こなた「漆黒の馬もいると良かったんだけど、みゆきさんに聞いたら、さすがに飼ってないってさ。どうしよ?
自転車で良いのかな?」
ひより「馬は乗るのに梯子が必要かも知れないので、避けた方が賢明だと思うッス」
こなた「仕方ない、自転車を黒く塗るか…自らの自転車に塗装を施す学園のスター…これは絵になるね」
ひより「…そ、それより、どうやってネタ扱いされずに会話に持っていくかッスね」
こなた「フフー、ひよりんには悪いけどそんな心配は無用の長物。
恋愛(ゲーム)上級者の私にとっては、ラブラブムードなど片腹が茶を沸かすようなもんだよ」
ひより「(言ってる意味はよく分からないがとにかくすごい自信だ…)」
こなた「うーん…お、ビビっときた。『バイト先で百合キャラフェアやるから、台詞の練習に付き合って~』どうよ?
そんでもって『ワタクシの言うことだけを信じなさい、かがみや…(裏声)』…うし!楽勝だね。
でもまあ、かがみんの魅力をくま無く堪能するためには、それだけじゃ駄目なんだけど」
ひより「魅力?」
こなた「やっぱりツンデレなかがみんだからね、最後はデレて欲しいじゃん。
押して押して押しまくって、でも最後までは押し切らないわけよ。
端っこの隅まで追い込んで追い詰めた所で、あえて一旦止めにしてね、焦らしてね、
『かがみのせいだよ、こんな私になっちゃうのは』とか言って弱いトコを見せたりね…
そして、かがみから私に向かって飛び込んでくるのを待つのサ…
これは、これは…きっと可愛いよー…かがみんが…かがみんから…(トリップ中)…」
ひより「(泉先輩、超幸せそうだ…)」
。。。
ひより「そ、それでどうなったんスか、先輩」
こなた「途中までは上手くいったのに…台詞が全然間違ってるから、全部暗記するまで帰さないって…
うう~…これだから、オタクは困るよ…明日も放課後練習に付き合わなきゃ…」
ひより「…(アレ、自業自得オチの筈なのに結構上手くいってる…?)」
&bold(){早朝の泉家}
かがみ「こなた~、クリーニングから帰ってきたスーツってもう無かったっけ?」
こなた「おー、昨日戻ってきたのがクローゼットの一番左端に」
かがみ「えーと、コレか…あとゴメン、ちょっと髪持って上げといてくれない?」
こなた「はいはい、かがみ様。お召し替え手伝わさせて頂きますわ。
よっと…うん、私のツインテは今日もサラサラだね」
かがみ「あ、コラ、こなた。また毛布ズルズルさせながら家の中歩き回って。
やめなさいって言ってるのに、もー。毛布置いてきなさい」
こなた「ええー?いいの?いいの?まあ、かがみがそう言うならそうするけど(パサッ…)」
かがみ「だあぁ!何で何も着てないのよ!」
こなた「家の中だしいいじゃーん。クールビズって事で」
かがみ「限度があるでしょ、限度が」
こなた「それよりさ、今日も遅くなるの?仕事」
かがみ「…ん、悪い。新人だし、ちょっとね…やっぱり寂しい?」
こなた「いや、お弁当の量足りるかなぁ、と。かがみん結構食べるじゃん。間食は特に良くない」
かがみ「そ、そんなに食べないわよ」
こなた「まあ、元気でやってるならいいんだけど。お弁当はリビングに置いといたから(全裸で)」
かがみ「ありがと。ありゃ、もうこんな時間か」
かがみ「じゃあ、行ってくるわね」
こなた「おお、かがみん忘れ物ー!」
かがみ「え、なに?お弁当は持ったけど」
こなた「行ってらっしゃいのちゅー!」
かがみ「待ったー!ドア、ドアが!世間様にお見せしちゃまずいでしょうが」
こなた「ちゅーぐらいどこでもやってるよー」
かがみ「だから!服!服着てきなさいって!」
&bold(){ゆーちゃん×の左側伝説}
こなた「最近、ゆーちゃんのお陰で私にも姉としての自覚が芽生えてきたよ。
お姉ちゃんって大変だよねー、かがみん?」
かがみ「とてもそうは思えないんだけど…」
こなた「いや、あのね、やっぱり妹の姉に対する期待の視線が痛いじゃない。
そうそう失態ばかり見せられないって言うか…」
かがみ「失態ばかりなのか」
つかさ「お、お姉ちゃんも普段プレッシャーを感じてたの?」
かがみ「うーん、私は全然だわ。さらに上の姉がいるからかなあ」
こなた「それにゆーちゃんは、いわゆる所の無邪気攻めだからね…」
つかさ「無邪気攻め?」
ゆたか「こんにちわ~、あの、少しいいですか?」
こなた「どうしたのゆーちゃん?おねーサン達に何でも聞きなー」
ゆたか「えっと…実は中学の時の友達が、告白されたらしいんです…
相手の子は友達とすごく仲が良い同級生で…
それで、その相手の子は友達と同じで女の子だったから、友達もビックリしちゃって
『今は返事できないよ』って言っちゃったらしいんですよ。
昨日、その友達に会ってきたんですけど、どうも別に女同士が嫌なわけじゃなくて
『あの子を本当に幸せにできるのかなあ』と悩んでるみたいで…
でも、相手の子の方は『嫌われちゃった…』って元気ないみたいだし、何かアドバイスを頂けたら…」
こなた「…///」
かがみ「…///」
つかさ「(強い…)」
ゆたか「(ど、どうしよう、すごい気まずい…)」
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