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この日は運がよかったのか、雲ひとつない青空だった。 「よかったわ、昨日ちょっと雨降ってたから心配だったのよね」 かがみは、小さな小窓窓から空を見上げた。 満面の笑みを浮かべ、空を眺める。 空は青く、満足のいく青さに染まっている。 けど今のかがみにとっては、雨が降っても多分満足できただろう。 「こんなに幸せで・・・いいのかな?」 感極まったのか、かがみから涙が溢れ出す。 「wat scheelt eraan?」 着付けの人が心配そうにこちらを見つめる。 「大丈夫です」 ニコっと着付けの人に笑顔で答えると 彼女もかがみの幸せそうな表情を受け、明るい笑みを浮かべた。 そう、かがみは今幸せを感じている。 今かがみは今ドレスに身をまとっている。 真っ白い純白のドレス。一人ではとても着れない、純正統派のウェディングドレス。 こなたが、かがみと一緒に選んだものだ。 何ヶ月も掛けて店を周り、納得がいくまで探し回ったもの。 この式場もこなたと一緒に選んだ。 今日この日のためのドレス、この日のための場所。 「・・・こなた」 かがみはゆっくりと鏡の前に立ち、愛する人の名前をつぶやいた。 今日、バージンロードを歩く。こなたと一緒に歩きたかったから。 もしかしたら世間的には許されない事かもしれない。 けどそんなことを考えるのは真っ平ご免だった。 この結婚式は、私とこなたのもの。人生で一番最高の日にしたい。 だから世間とか、一般的とかそんな考え方はもう捨てている。 一番憧れてる、誰もが憧れるものを選んだ。 こなたのためだったら、これからなんだって我慢できる。 私達を認めてくれたみんなのためのにも、私はこなたを離さない。 いや・・・離すつもりはない。 『コンコン・・・』 ドアの叩く音。こなたが入ってきた。 白い小さな小さなタキシードを身にまとって。 「かがみ~、準備で・・・・き・・・・た?」 かがみを見た瞬間、ボーっとした表情になるこなた。 「こなた・・・」 「綺麗、すごく綺麗だよかがみ・・・。」 純白のウェディングドレスを身にまとった、 かがみの輝くような美しさ。 その姿をみたこなたは、幸せという文字が顔からにじみ出てきそうなほど嬉しそうだった。 「あ、あんたは・・・その、「馬子にも衣装」って感じね」 「にゃ、にゃ、にゃにおうーーー!」 「ふふふ、嘘よ!とっても似合ってるわよ。食べちゃいたいくらいに・・・ね?」 こなたのおでこにちょんっと人差し指をあてる。 真っ赤な顔をしてぷくーっと膨れるこなた。 けどその顔はどこか幸せそうだった。 そのこなたを見て微笑むかがみ。 今日のために、この日のためにとっておいた特別な笑みを浮かべる。 「それじゃ、行くわよ。おじさんやみんなを待たせるわけにはいかないでしょ?」 かがみはこなたに手を差し伸べる その手を戸惑いながらとるこなた。 「かがみ・・・」 「ん?」 「もう・・・離さないからね」 「ば、ばか!・・・わ、私だって・・・あんたを離すつもりはないんだからね」 そう、これから始まる。 私とこなたの最初で最後の結婚式が。 **コメントフォーム #comment(below,size=50,nsize=20,vsize=3) - ああ… 末永くお幸せに -- 名無しさん (2010-05-08 18:48:01) - オランダかな? &br()末永く幸せに… -- 名無しさん (2009-09-04 19:00:21) - 俺もいきてーw -- 名無しさん (2009-09-02 19:02:07)
この日は運がよかったのか、雲ひとつない青空だった。 「よかったわ、昨日ちょっと雨降ってたから心配だったのよね」 かがみは、小さな小窓窓から空を見上げた。 満面の笑みを浮かべ、空を眺める。 空は青く、満足のいく青さに染まっている。 けど今のかがみにとっては、雨が降っても多分満足できただろう。 「こんなに幸せで・・・いいのかな?」 感極まったのか、かがみから涙が溢れ出す。 「wat scheelt eraan?」 着付けの人が心配そうにこちらを見つめる。 「大丈夫です」 ニコっと着付けの人に笑顔で答えると 彼女もかがみの幸せそうな表情を受け、明るい笑みを浮かべた。 そう、かがみは今幸せを感じている。 今かがみは今ドレスに身をまとっている。 真っ白い純白のドレス。一人ではとても着れない、純正統派のウェディングドレス。 こなたが、かがみと一緒に選んだものだ。 何ヶ月も掛けて店を周り、納得がいくまで探し回ったもの。 この式場もこなたと一緒に選んだ。 今日この日のためのドレス、この日のための場所。 「・・・こなた」 かがみはゆっくりと鏡の前に立ち、愛する人の名前をつぶやいた。 今日、バージンロードを歩く。こなたと一緒に歩きたかったから。 もしかしたら世間的には許されない事かもしれない。 けどそんなことを考えるのは真っ平ご免だった。 この結婚式は、私とこなたのもの。人生で一番最高の日にしたい。 だから世間とか、一般的とかそんな考え方はもう捨てている。 一番憧れてる、誰もが憧れるものを選んだ。 こなたのためだったら、これからなんだって我慢できる。 私達を認めてくれたみんなのためのにも、私はこなたを離さない。 いや・・・離すつもりはない。 『コンコン・・・』 ドアの叩く音。こなたが入ってきた。 白い小さな小さなタキシードを身にまとって。 「かがみ~、準備で・・・・き・・・・た?」 かがみを見た瞬間、ボーっとした表情になるこなた。 「こなた・・・」 「綺麗、すごく綺麗だよかがみ・・・。」 純白のウェディングドレスを身にまとった、 かがみの輝くような美しさ。 その姿をみたこなたは、幸せという文字が顔からにじみ出てきそうなほど嬉しそうだった。 「あ、あんたは・・・その、「馬子にも衣装」って感じね」 「にゃ、にゃ、にゃにおうーーー!」 「ふふふ、嘘よ!とっても似合ってるわよ。食べちゃいたいくらいに・・・ね?」 こなたのおでこにちょんっと人差し指をあてる。 真っ赤な顔をしてぷくーっと膨れるこなた。 けどその顔はどこか幸せそうだった。 そのこなたを見て微笑むかがみ。 今日のために、この日のためにとっておいた特別な笑みを浮かべる。 「それじゃ、行くわよ。おじさんやみんなを待たせるわけにはいかないでしょ?」 かがみはこなたに手を差し伸べる その手を戸惑いながらとるこなた。 「かがみ・・・」 「ん?」 「もう・・・離さないからね」 「ば、ばか!・・・わ、私だって・・・あんたを離すつもりはないんだからね」 そう、これから始まる。 私とこなたの最初で最後の結婚式が。 **コメントフォーム #comment(below,size=50,nsize=20,vsize=3) - GJ!泣 &br()因みにwat scheelt eraan?はオランダ語で「どうしたの?」って皆んな調べてるか笑 &br() -- 名無しさん (2022-12-27 17:39:56) - ああ… 末永くお幸せに -- 名無しさん (2010-05-08 18:48:01) - オランダかな? &br()末永く幸せに… -- 名無しさん (2009-09-04 19:00:21) - 俺もいきてーw -- 名無しさん (2009-09-02 19:02:07)

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