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~こなたの告白・私の決意~ 今日の放課後、私は親友である蒼髪の美しいアホ毛の子の泉こなたに告白された。 「私、かがみが好きになっちゃったみたい。友達じゃなくて、恋愛対象として。」 一語一語を噛み締めるように、 「何がきっかけかは分からない。気が付いたらかがみが好きになってた。」 私は頭が真っ白になった。どうしていいのか分からず逃げ出した。 卑怯だったと思う。このままじゃこなたが傷ついてしまう。 いや、もう遅いかもしれない。 次の日、こなたは学校を休んだ。 私は、何故かこなたのお見舞いに行きたくなった。 何故だろう、昨日あんなことがあったのに。 780 :名無しさん:2009/02/18(水) 22:27:07 ID:.2gnnUfc こなたの家に行くと、おじさんが「やぁ、かがみちゃん。わざわざお見舞いに来てくれてありがとう。」って言ってくれた。 どうやら事情を知らないらしい。 こっそり覗くと、こなたは、自分の部屋でエロゲをしていた。 病人じゃないのかよ!? しかし、事情は分かっているので、口に出して突っ込もうとは思わなかった。 「ねぇ、こなた。」 突っ込みの代わりに出た言葉がこれだった。 「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 素っ頓狂な叫び声を上げるこなた。 ズル休みしてるのバレるぞ。 「いやぁ~……コレには深い訳がありまして・・・」 「んな訳あるか!」 この状況に屈せず的確に突っ込みを入れる。 あのなぁ・・・ 「って言うか早く白昼堂々とやっているその如何わしいゲームをどうにかしてくれないか?」 「はいはいはぁ~い!分かりましたかがみ様!」 「かがみ様言うな!!」 精一杯茶化して誤魔化そうとしているのが、ひしひしと伝わってきた。 「もう、せっかくお見舞いに来たのに・・・元気そうだし、この花も自分で活けられるわよね。」 と言って、私はこなたに買ってきた花をポイッと投げ渡した。 「もう、知らないんだから・・・」 そう呟いて、私は泉家を後にした。 781 :名無しさん:2009/02/18(水) 22:27:59 ID:.2gnnUfc その夜、私は自室のベッドで考え込んでいた。 「どうして私、こなたの家なんか、行きたくなったのかしら。 その一言が私の脳裏に浮かんでは消えていた。 そして私は今まで自分でも気付いていなかった、気持ちに直面する。 そうか、私もこなたの事好きだったんだ。 よくよく考えると、私はこなたに抱き付かれても、ゲマズとか連れて行かれても、嫌じゃなかった。 むしろ嬉しかった。 そして、私は決意した。 明日こそ、こなたに本当の気持ちを伝えよう、と。 翌朝、こなたは、私たちより先にいつもの待ち合わせ場所に来ていた。 無言。 こなたは一言も喋らない。 今日、雪でも降るんじゃないのかしら。 と、思ったが、そんなはずが無い。今日は私の決意した日なんだから。 いつもどうり(と言っても、この状態自体が普通ではないが)を装ってバスに乗り、学校に向かう。 そして、昼休み。 決断の時である。 みゆきやつかさには、「二人で食べてて」とメールで伝え、こなたを屋上に呼び出す。 いよいよだな、と思ったとき―――――――― ガチャっと扉の開く音がした。 こなたの登場だ。 「ごめん、待った?」 「いや、私も今来たところよ。」 と、返す。ホントは結構待ったけどね。 「それで、話って、何?」 私は、覚悟を決めて、こう切り出した。 「おとといのこと、だけどね。 私、考え直してみたの。『私はこなたの事、どう思っているんだろう』ってね。」 こなたの瞳の色がだんだんと色あせていく。 「そうしたら、見えてきたの、答えが。」 「私もこなたの事、好きなんだなって」 私は、そういって、最上級の笑顔を作る。 「ほんと!?」 「もちろん」 そういって、私たちの「恋人」としての生活がスタートした。 これからもこの幸せが、ずっと、ずっと続きますように。             ―了― **コメントフォーム #comment(below,size=50,nsize=20,vsize=3) - やっぱ両想いだなこの2人 &br() -- 名無しさん (2009-09-01 20:39:40) **投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください) #vote3(4)
~こなたの告白・私の決意~ 今日の放課後、私は親友である蒼髪の美しいアホ毛の子の泉こなたに告白された。 「私、かがみが好きになっちゃったみたい。友達じゃなくて、恋愛対象として。」 一語一語を噛み締めるように、 「何がきっかけかは分からない。気が付いたらかがみが好きになってた。」 私は頭が真っ白になった。どうしていいのか分からず逃げ出した。 卑怯だったと思う。このままじゃこなたが傷ついてしまう。 いや、もう遅いかもしれない。 次の日、こなたは学校を休んだ。 私は、何故かこなたのお見舞いに行きたくなった。 何故だろう、昨日あんなことがあったのに。 780 :名無しさん:2009/02/18(水) 22:27:07 ID:.2gnnUfc こなたの家に行くと、おじさんが「やぁ、かがみちゃん。わざわざお見舞いに来てくれてありがとう。」って言ってくれた。 どうやら事情を知らないらしい。 こっそり覗くと、こなたは、自分の部屋でエロゲをしていた。 病人じゃないのかよ!? しかし、事情は分かっているので、口に出して突っ込もうとは思わなかった。 「ねぇ、こなた。」 突っ込みの代わりに出た言葉がこれだった。 「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 素っ頓狂な叫び声を上げるこなた。 ズル休みしてるのバレるぞ。 「いやぁ~……コレには深い訳がありまして・・・」 「んな訳あるか!」 この状況に屈せず的確に突っ込みを入れる。 あのなぁ・・・ 「って言うか早く白昼堂々とやっているその如何わしいゲームをどうにかしてくれないか?」 「はいはいはぁ~い!分かりましたかがみ様!」 「かがみ様言うな!!」 精一杯茶化して誤魔化そうとしているのが、ひしひしと伝わってきた。 「もう、せっかくお見舞いに来たのに・・・元気そうだし、この花も自分で活けられるわよね。」 と言って、私はこなたに買ってきた花をポイッと投げ渡した。 「もう、知らないんだから・・・」 そう呟いて、私は泉家を後にした。 781 :名無しさん:2009/02/18(水) 22:27:59 ID:.2gnnUfc その夜、私は自室のベッドで考え込んでいた。 「どうして私、こなたの家なんか、行きたくなったのかしら。 その一言が私の脳裏に浮かんでは消えていた。 そして私は今まで自分でも気付いていなかった、気持ちに直面する。 そうか、私もこなたの事好きだったんだ。 よくよく考えると、私はこなたに抱き付かれても、ゲマズとか連れて行かれても、嫌じゃなかった。 むしろ嬉しかった。 そして、私は決意した。 明日こそ、こなたに本当の気持ちを伝えよう、と。 翌朝、こなたは、私たちより先にいつもの待ち合わせ場所に来ていた。 無言。 こなたは一言も喋らない。 今日、雪でも降るんじゃないのかしら。 と、思ったが、そんなはずが無い。今日は私の決意した日なんだから。 いつもどうり(と言っても、この状態自体が普通ではないが)を装ってバスに乗り、学校に向かう。 そして、昼休み。 決断の時である。 みゆきやつかさには、「二人で食べてて」とメールで伝え、こなたを屋上に呼び出す。 いよいよだな、と思ったとき―――――――― ガチャっと扉の開く音がした。 こなたの登場だ。 「ごめん、待った?」 「いや、私も今来たところよ。」 と、返す。ホントは結構待ったけどね。 「それで、話って、何?」 私は、覚悟を決めて、こう切り出した。 「おとといのこと、だけどね。 私、考え直してみたの。『私はこなたの事、どう思っているんだろう』ってね。」 こなたの瞳の色がだんだんと色あせていく。 「そうしたら、見えてきたの、答えが。」 「私もこなたの事、好きなんだなって」 私は、そういって、最上級の笑顔を作る。 「ほんと!?」 「もちろん」 そういって、私たちの「恋人」としての生活がスタートした。 これからもこの幸せが、ずっと、ずっと続きますように。             ―了― **コメントフォーム #comment(below,size=50,nsize=20,vsize=3) - GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-07-18 08:13:28) - やっぱ両想いだなこの2人 &br() -- 名無しさん (2009-09-01 20:39:40) **投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください) #vote3(4)

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