251.如是報
如是報とは、十如是の中の一つである。
先天的、後天的の因が、種々の縁に会い、其の結果の報である
善と悪がある

252.如是本末
如是本末とは、十如是の中の一つである。
過去より現在、現在より未来の本末を云い始より終りに至り、終りより次に始まる
即ち種子が実に成り、実が又種子になるこれを如是本末と云う
善と悪の本末がある


→如是相→如是性→如是體→如是力→如是作→
如是因→如是縁→如是果→如是報→如是本末→


253.十如是は数家と回転の起源
十如是は十輪廻即ち回転の原理であり、原語である
大宇宙の天体の移り変わりの實相であり、数の基本である
即ち、十如是は
数の基本である
回転の基本である
天体の移り変わりの基本である
大宇宙の實相である

数の起源

如是相=1
如是性=2
如是體=3
如是力=4
如是作=5
如是因=6
如是縁=7
如是果=8
如是報=9
如是本=10
如是末=0



過去と現在品第6 因果應報


254.因
因とは身と心に具え有する十界所具の本で、過去因と現在因の二種類に大別される
縁と果につながるものである

255.果
果とは因より発し縁に連なりて生じた實のことで
過去果、現在果、未来果の三種に分かれる

256.應
應とは、人間、脩羅、畜生、餓鬼、地獄等、同居の印である
即ち、身にも心にも此の五界が同居することを云う

257.報
報とは、むくい、又は返礼、復讐などと云い
身は身に、心は心に返る因果の實相を云う


悪因悪應報

殺す 殺される
食す 食われる
盗む 盗まれる
婬す 婬される
壊す 壊される

善因果應報

活す  活される
助く  助けられる
与える 与えられる
救う  救われる
守る  守られる



過去と現在品第7 墜 堕 生


258.墜
墜とは、自からの悪行に依り、衆生が人間界より下界に下るを墜と云う

259.堕
堕とは、衆生の悪行に依り、自然の法則に従って下界に下されるを堕と云う

260.生
生とは、生まれ変る最初の現を生と云い
五大原素の結合に依る身と心の合を云う

261.墜堕生
墜堕生とは、人間界以下の衆生が因果応報の
法則により、脩羅、畜生、餓鬼、地獄等の界に
堕生するを云う




過去と現在品第8 人間界の往生


262.往生

往生とは、往く、逝く、生れ変ると云い、生より死に
至り、死より又生に至るを云う


263.人間界の往生

人間界の往生とは、十如是の法則に従って往生
するのである。人間の全ては畜生、餓鬼を殺し
命を奪い、その有機的(物質)のものを食して
生活するものである故
因果の法則に依り、殺し食するものは
殺され食われる報をうける、即ち、往生である
故に、脩羅、畜生、餓鬼、地獄等の四悪道に
往生する(生まれかわる)





過去と現在品第9 過去因と現在因


264.過去因

過去因とは、祖先の過去因と自己の過去因の二種あり
現在の自己は、此の二種の因を受けついでいる


265.現在因

現在因とは自己の日々の其の時其の時の善悪の行に
依り印した因である


266.過去因と現在因の果

過去因と現在因の合したものが今より未来に果となって
現われる来るもので、善因は善果、悪因は悪果となって
現れれ来るものである




過去と現在品第10 過去因と現在因の解決


267.解

解とは、説き顕す、解き明す、講義すると云う義
佛法に於いては、佛の三大秘密、三大誓願それに付随した
ことを説き明すことを云う


268.決

決とし、とりきめ、きまり、開くと云う義
人間が種々相反すること、即ち対語の分岐をきめることを云う

269.過去因と現在因の解決の順序

過去因 現在因の解決の順序とは

解→佛の三大秘密(戒、定、慧)の知見→
 →佛の三大誓願(佛の供養、四悪道の供養、善の大衆付属)
 →決


270.佛の三大秘密

佛の三大秘密とは、戒、定、慧 なり


271.戒

戒とは、無作三身の御本尊の一で
佛法上の全ての行の本体である
定の法則に従って生じた過去の悪業因の報、又いましめを
赦す事である


272.定

定とは、無作三身の御本尊の一で
佛の教の本体で大宇宙の掟である
文理眞正にして不変なり
救う事である


273.慧

慧とは、無作三身の御本尊の一で
證明の本体である
平等、真実、惠、善なり
證しである


274.佛の三大誓願

佛の三大誓願とは、
佛の供養
四悪道の供養
善の大衆付属


275.佛の供養

佛の供養とは、多寳佛塔並びに王舎城を還元供養
するを佛の供養と云う


276.四悪道の供養

四悪道の供養とは、地獄道、餓鬼道、畜生道、阿脩羅道の
供養を云う


277.善の大衆付属

善の大衆付属とは、大衆に善の修学修業を赦し
其の善行を付属するを云う


278.決定

決定とは、佛の教の本体 定を善を以って修学修業
することを決定と云う




過去と現在品第11 戒定慧の大義

279.大義

大義とは、定より発した不可議の事である


280.戒の大義

戒の大義とは、過去の悪業因により大衆の身心に課せられ
たる戒を、佛の高説を聞き自らも善行を為し
又、他人にも、これを分け別ち行ぜしめるを云い
赦される根本である


281.定の大義

定の大義とは、大宇宙の掟で、文理、心法共に不変である
佛の真実の教を文字に表現したる妙法華経の真髄
善を修学にしめるを云い、
善の教の根本である


282.慧の大義

慧の大義とは、佛の真実の教により真実の行を行じた者には
皆平等に佛の大慧を与う
證の根本である



過去と現在品第12 供養の大義と善の付属


283.供養

供養とは、人と共に十分につくり成すことを云う
人とは、三菩提(即ち、祖先、自己、子孫)の三世の菩提を
念ずることの出来るを人と云い、これと同等の念を作す人と共に
善行を行じ十分につくり成す、又保全するを供養と云う


284.佛の供養の大義

佛の供養の大義とは、過去に多寳佛塔並びに十王の住所
王舎城を破壊したるにより
十悪生じ苦の集となり、四悪はびこりて衆生みな苦界に
没在せり、
多寳佛塔並びに王舎城還成は、佛に対して奉りての
懺悔であり、佛の供養の第一歩である


285.四悪道の供養と大義

四悪道の供養の大義とは、衆生みな四悪道の
ものを殺し身を食して己れの生活を成して
来た、その故殺された四悪道のものの魂の供養
はなされて居らず、その報をうけ
食した者、みな四悪道に墜堕す
妙法華経を以っての供養により始めて四悪道より
上生の第一歩が得られるのである


286.善の付属

善の付属とは、佛子が妙法華経を以って説かれる
所説に従い、佛の為大衆の為、懺悔の行
徳行、安楽行を行じ、善塔分別属累
善の修学したる者に限り、赦されて善行を行ずる者に
付属される




過去と現在品第13 経典と付属


1.経典

287.経

経とは、たて、系脈、のり、常理、常法の事なり
過去より現在、現在より未来への佛説なり


288.典

典とは、みち、法、規則、ふみ、しきたりの事なり


289.経典

経典とは、佛説を文字にて書き表したる書
その数、八万四千参あり

(朱註 84000+妙法華経,深法,雑華経=84003)


290.経典の種類

 1.雑華経  久遠経なり

 1.八万四千種の経
  (華厳、阿含、方等、般若、法華、涅槃)
  これらの経は何れも方便、因縁、譬喩を説く

 1.妙法華経 大衆の為、真実を説く

 1.如来の餘の深法 大衆に示教利喜す


2.経典の目的


291.経典の目的

経典の目的は、佛が大衆をして平和安穏
ならしめんが為の故に
 1.方便を以って引導し
 2.因縁を説いて果を悟らしめ
 3.譬喩を以って菩薩法を解説
 4.真実證明の妙法華経を以って
  度脱せしめ悉皆成佛せしめんが為なり


3.付属


292.経典の付属

経典の付属とは、大別して二法と三種あり

法1

 1.時に付属  三時同合の実成の時
 2.所に付属  如来の地 一處
 3.人に付属  久住の人

法2

 1.教に付属  佛に付属
 2.行に付属  大衆に付属
 3.證に付属  佛に付属


293.時に付属

時の付属

 1.恐怖悪世の時
 2.懺悔滅罪解脱の時
 3.善行安楽の時

この三種類の異なった事が同時に現れる時を
三時同合の実成の時と云う


294.所に付属

所の所属とは
 如来の地 (娑婆世界の釈迦牟尼佛の所、解脱所、涅槃所)
   一處 (釈迦牟尼佛の住所)
に付属される


295.人に付属

人の付属とは、汝に付属される
汝即ち、璽を拝受し、善行をつみ、證を得たる人を云う、久住の人なり


296.教に付属

教に付属とは、教は佛の所有である故
佛から佛へ付属されるものなり
故に佛に付属される


297.行に付属

行に付属とは、教の眞価は行に依って発起
するものなり
教は大衆救護の目的なる故
行は大衆に付属される


298.證に付属

證に付属とは、證は佛の所有の明である故
佛から佛へ付属されるものなり
故に佛に付属される






過去と現在品第14 妙法華経


1.妙法華経の意義


299.妙

妙とは佛説の四句偈の一にして陰の根本である
如来の一切の自在の神力をつかさどり其の稱音は
漢音で梵語では薩と云う


300.法

法とは、佛説の四句偈の一にして陽の根本である
如来の一切の所有の法をつかさどり
其の稱音は漢音で梵語では達磨と云う



301.華

華とは、佛説の四句偈の一にして合の根本である
如来の一切の秘要の蔵をつかさどり
其の稱音は漢音で梵語では梨伽と云う


302.経

経とは、佛説の四句偈の一にして合の根本である
如来の一切の甚深の事をつかさどり
其の稱音は漢音で梵語では蘇多覧と云う



2.妙法華経の構成と秘蔵


303.構成

妙法華経の構造は、
勧請、回向、二十一品、二行法、祈願、等に大別
され、15613文字を以って構成されている


304.秘蔵

妙法華経には過去、現在、未来の教行證、及び四行
三供養、因縁と輪廻、戒・定・慧・解、知見、解結
十界成佛、有無開閉等悉く秘蔵している


305.勧請

勧請とは、神佛の名を唱へ奉り、其の霊に思を請する事を云う


306.回向

回向とは、自分の徳を霊界の諸精霊に賜り
その功徳に依り、霊界から又自分に返って来るを云う


307.二十一品

二十一品とは、

妙法華無量義経徳行品
妙法華無量義経説法品
妙法華無量義経十功徳品
妙法華経方便品
妙法華経譬喩品
妙法華経薬草喩品
妙法華経化城喩品
妙法華経法師品
妙法華経見寳塔品
妙法華経提婆達多品
妙法華経勧持品
妙法華経安楽行品
妙法華経如来寿量品
妙法華経分別功徳品
妙法華経常不軽菩薩品
妙法華経如来神力品
妙法華経嘱累品
妙法華経薬王菩薩本事品
妙法華経観世音菩薩普門品
妙法華経陀羅尼品
妙法華経普賢菩薩勧発品

なり


308.二行法

二行法とは、はじめの
妙法華佛説観普賢菩薩行法教と終りの
妙法華佛説観普賢菩薩行法教の二行法なり


309.祈願

祈願とは神佛に祈り願う事であるが
示す事の出来る所の近に於いて、諸の願をする事を
真実の祈願と云う


310.過去、現在、未来の教行證

過去、現在、未来の教行證

過去の教  現在の教  未来の教
過去の行  現在の行  未来の行
過去の證  現在の證  未来の證

の事である


311.四行

四行とは、懺悔行、徳行、安楽行、善行の四行である


312.三供養

釈迦牟尼佛の供養と
多寳佛の供養  と
三世の諸佛の供養と である


313.十界成佛

十界成佛とは、上佛界より下地獄界の十界の成佛である
妙法華経の内に此の十界成佛の法を説かれて
いる箇所がある





過去と現在品第15


1.妙法華経と十界成佛


314.地獄界成佛

妙法華経提婆達多品第十二 に

等正覚を成じて
広く衆生を度すること、皆提婆達多が善知識に
因るが故なり。提婆達多却って後
無量劫を過ぎて当に成仏することを得べし。
号を天王如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解
  • 無上士・調御丈夫・天人師・佛・世尊といわん
世界を天道と名けん


315.餓鬼界の成佛

妙法華経陀羅尼品第二十六 に

佛の言わく、若し善男子・
善女人能く是の経に於て、乃至一四句偈を受持し、
読誦し解義し説の如くに修行せん、功徳甚だ多し。
爾の時に羅刹女等あり、
一を藍婆と名け、二を毘藍婆と名け、
三を曲歯と名け、四を華歯と名け、
五を黒歯と名け、六を多髪と名け、
七を無厭足と名け、八を持瓔珞と名け、
九を皋諦と名け、十を奪一切衆生精気と名く。
是の十羅刹女、鬼子母竝に其の子及び眷属と倶に
仏所に詣で、即ち仏前に於て呪を説いて曰さく
伊提履 伊提泯 伊提履 阿提履 伊提履 
泥履 泥履 泥履 泥履 泥履 楼醯 楼醯 楼醯 楼醯 
多醯 多醯 多醯 兜醯 兜醯
世尊、我等亦当に身自ら是の経を受持し読誦し修行せん者を
擁護して、安穏なることを得、諸の衰患を離れ、
諸の毒薬を消せしむべし。佛、諸の羅刹女に告げたまわく、
善哉善哉、汝等但能く法華の名を受持せん者を
擁護せんすら、福量るべからず


316.畜生界の成佛

妙法華経提婆達多品第十二 に

龍女、智積菩薩・尊者舎利弗
に謂って言わく、我寳珠を献る。
世尊の納受是の事疾しや不や。
甚だ疾し。女の言わく、汝が神力を以て我が
成仏を観よ。復此れよりも速かならん


317.脩羅界の成佛

妙法華経法師品第十 に

薬王、汝是の大衆の中の無量の諸天・龍王・夜叉・乾闥婆・
阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩・羅伽・人と非人と
及び比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷の声聞を求むる者・
辟支仏を求むる者・仏道を求むる者を見るや。
是の如き等類、咸く仏前に於て妙法華経の一偈一句を
聞いて、乃至一念も随喜せん者には
我皆記を与え授く。当に阿耨多羅三藐三菩提を得べし


318.人間界の成佛

妙法華経方便品第二 に

今正しく是れ其の時なり大乗に入るに為れ本なり
若し人佛の為の故に諸の形像を建立し刻彫して
衆相を成せる皆已に仏道を成じき






319.天界の成佛

妙法華経譬喩品第三 に

爾の時、各各に身に著たる所の上衣を脱いで以て仏に
供養す。釈提桓因、梵天王等、無数の天子と、
亦天の妙衣・天の曼陀羅華・摩訶曼陀羅華等を以て
仏に供養す。所散の天衣、虚空の中に住して自ら廻転す。
諸天の伎楽百千万種、虚空の中に於て一時に倶に作し、
衆の天華を雨らして是の言を作さく、仏昔波羅奈に於て
初めて法輪を転じ、今乃ち復無上最大の法輪を転じた
もう。爾の時に諸の天子、重ねて此の義を宣べんと欲して、
偈を説いて言さく、昔波羅奈に於て 四諦の法輪を転じ
分別して諸法 五衆の生滅を説き今復最妙無上の
大法輪を転じたもう是の法は甚だ深奥にして能く信ずる者
あること少し我等昔より来数世尊の説を聞きたてまつるに
未だ曾て是の如き深妙の上法を聞かず世尊是の法を
説きたもうに我等皆随喜す大智舎利弗今尊記を受くる
ことを得たり我等亦是の如く必ず当に作仏して一切世間に
於て最尊にして上あることなきことを得べし


320.聲聞界の成佛

妙法華経譬喩品第三 に

舎利弗、汝未来世に於て、無量無辺不可思議劫を
過ぎて、若干千万億の仏を供養し、正法を奉持し
菩薩所行の道を具足して、当に作仏することを得べし。
号を華光如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解・
無上士・調御丈夫・天人師・仏・世尊といい、
国を離垢と名けん


321.縁覚界の成佛

妙法華経方便品第二 に

其の縁覚を求むる者 比丘比丘尼諸の天龍鬼神及び
乾闥婆等相視て猶豫を懐き両足尊を瞻仰す
是の事云何なるべき願わくは仏為に解説したまえ
諸の声聞衆に於て 仏我を第一なりと説きたもう
我今自ら智に於て 疑惑して了ること能わず是れ究竟の法
とや為ん 是れ所行の道とや為ん仏口所生の子 合掌瞻仰
して待ちたてまつる願わくは微妙の音を出して時に為に
実の如く説きたまえ諸の天龍神等其の数恒沙の如し
仏を求むる諸の菩薩大数八万あり又諸の万億国の
転輪聖王の至れる合掌し敬心を以て 具足の道を聞き
たてまつらんと欲す


322.菩薩界の成佛

妙法華経如来神力品第二十一 に

爾の時に千世界微塵等の菩薩摩訶薩の地より涌出せる者、
皆仏前に於て一心に合掌して尊顔を瞻仰して、仏に白して
言さく、世尊我等仏の滅後、世尊分身所在の国土・滅度の
処に於て、当に広く此の経を説くべし。所以は何ん、
我等も亦自ら是の真浄の大法を得て、受持・読誦し
解説し・書写して之を供養せんと欲す


323.佛界の成佛

妙法華経如来寿量品第十六 に

諸の善男子、如来の演ぶる所の経典は、皆衆生を度脱せんが為なり。
或は己身を説き、或は他身を説き、
或は己身を示し、或は他身を示し、
或は己事を示し、或は他事を示す。
諸の言説するところは皆実にして虚しからず





2.妙法華経と阿耨多羅三藐三菩提

324.妙法華経には

阿耨多羅三藐三菩提成就の全てが説かれている


325.阿耨多羅三藐三菩提とは

佛が大衆に対してかけられね大慈悲の表現と解結である


326.阿耨とは 大宇宙の大真理である

327.多羅とは 大真理の流れ

328.三藐とは 過去、現在、未来を知りつくすことである

329.三菩提とは

過去(又は祖先)の悪苦
現在(又は自己)の悪苦
未来(又は子孫)の悪苦
此の三悪苦を無くする事



3.妙法華経と苦の本、樂の本


330.苦の本

苦の本とは、大衆の為にならざる行為(奪う又破壊)
を起こす心は悪で之を苦の本と云う


331.樂の本

樂の本とは、大衆の為の行為(施す、作ること)
を起こす口、善で、之を樂の本と云う



4.妙法華経と苦の本の解結


332.苦の本の解結の順序

苦の本-奪い破壊する心-行為-因-輪廻-縁-
苦の現實(現在)-求解脱-妙法華経-佛説-
懺悔行(悪根を抜く行為)-善の修学-
善行(施す、作ること、佛の為に諸の形像建立刻彫して衆相成す)-
苦の本の解結






5.妙法華経と佛説


333.佛説

大衆の為、平等大慧教菩薩法佛所護念の妙法華経を
宣示顕説解説したまふを佛説と云う


334.佛説の種類

佛説には
 1.釈迦牟尼佛の説
 2.多寳佛の説
 3.十方の佛の説
の三種あり


335.佛説と主

佛説を宣ぶるが故、主と云う


336.主の種類

主の種類は三種あり

 1.教主 釈迦牟尼佛
 2.證主 多寳佛
 3.方主 十方の佛

の三種なり


337.大義

佛法を学ぶ上に於いて品の字義を以って大義と云う

如来の一切の所有の法
如来の一切の自在の神力
如来の一切の秘要の蔵
如来の一切の甚深の事

も斯の品の字義を知る事に於いて得入する事を得


338.品の字義

品の字義とは

 1.釈迦牟尼世尊の口
 2.多寳世尊の口
 3.十方の佛の口

此の三佛の口そろう事に於いて品の字形成し
三佛異口同音を以って品と記すなり
故に品の字義は三佛異口同音の印なり
 一切の教行證
即ち十如是十二因縁そなわりあやまちあることなし






過去と現在品第16 三佛口と教行證と見寳塔品

1.三佛口


339.多寳佛の口

善哉善哉、釈迦牟尼世尊、能く平等大慧・教菩薩法・
仏所護念の妙法華経を以て大衆の為に説きたまう。
是の如し、是の如し。釈迦牟尼世尊所説の如きは皆是れ
真実なり

(私註 見宝塔品第十一)


340.十方の佛の口

善男子、我今娑婆世界の釈迦牟尼佛の所に往き
竝に多寳如来の寳塔を供養すべし。時に娑婆世界即ち
変じて清浄なり。地獄・餓鬼・畜生及び阿修羅あることなし

(私註 見宝塔品第十一)


341.釈迦牟尼世尊の口

誰か能く此の娑婆国土に於て広く妙法華経を説かん。
今正しく是れ時なり。佛、此の妙法華経を以て付属して
在ることあらしめんと欲す。此の経を読み持たんは是れ
真の仏子 淳善の地に住するなり

(私註 見宝塔品第十一)



2.教行證


342.教

教とは 釈迦牟尼佛の口
行とは 十方の佛の口
證とは 多寳佛の口  より出ずる


343.行

行は十方の佛の口より出される(寳なり)

善男子に
 1.娑婆世界の釈迦牟尼佛の所に往き供養し
 2.竝に多寳如来の寳塔の所に往き供養すべし


344.證

證は、多寳佛の口より出される(塔なり)

釈迦牟尼世尊、能く平等大慧・教菩薩法・仏所護念の妙法華経を
以て大衆の為に説きたまう。是の如し、是の如し。
釈迦牟尼世尊所説の如きは皆是れ真實なり
我が塔廟是の経を聴かんが為の故に、其の前に涌現して、
為に証明と作って、讃めて善哉といわん

(私註 見宝塔品第十一)






過去と現在品第17 善行と善業


345.善行

一切の善は皆王舎城より始まる故に其の所に行くを
善行に行くと云い、之を約して善行と云う


346.善業

善業とは、佛の為につとむ、業(わざ)である
即ち佛の為に諸の形像を建立し刻彫して
衆相を成す是を善業と云う




過去と現在品第18


1.善行と三大供養


347.善行に依る三大供養とは

第一 娑婆世界の釈迦牟尼佛の所に往き供養
第二 多寳佛の寳塔を供養
第三 一切三世佛の供養 なり



2.三大供養の第3の供養の十大事


348.1.是の如き妙法は諸佛如来 時に乃し之を説き給う

(私註 方便品第二)

349.2.諸佛世尊は、衆生をして佛知見を開かしめ
   清浄なることを得せしめんと欲するが故に、世に出現したもふ

(私註 方便品第二)

350.3.今正しく是れ其の時なり

(私註 方便品第二)



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