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植物機能科学

平成19年度 後期 生物環境科学科 担当者名:船隈 透

テスト情報

講義で配ったプリントの最後にある例題から出すそうです。全部ではないそうですが。

例題と答え


1.強光に対する植物葉の機能障害への適用機構について述べなさい。

 光に不安定なD1タンパク質が分解されて、PSⅡの機能が低下すること、光量子過剰によってルーメンのpHが低くなり、デエポキシダーゼ反応によってゼアキサンチンが増加し、励起エネルギーの移動効率が低下し、励起エネルギーは熱として発散されるキサントフィルサイクル、過剰に生産されるATPと、NADPHを消費する光呼吸、PSⅠで生産した還元力を酸素の還元に使い、活性酸素を生産して、この活性酸素をぶんかいsて水に無毒化するwater-waterサイクル など。

2.イネ根の冠水に対する耐性の機構について説明しなさい。

 分厚い下皮を形成して水根から嫌気性土壌へのO2の流出を防いでいる。また、地上部へのO2の輸送のために、不定根、皮目、ひげ根および呼吸根のような根の皮層組織の中に形成される連続した細胞内スペースである通期組織と呼ばれる特殊な構造をもつ。

3.植物の耐塩性と浸透圧調整物質について説明しなさい。

 浸透圧を維持するのに必要な塩類は液胞に隔離され、この液胞と細胞間との浸透圧の勾配を打ち消すために浸透圧調整物質があり、このような物質として、ソルビトール、プロリン、フルクタン、グリシンベタイン、マンニトールなど。

4.クリプトクロム、フォトトロピン、フィトクロムについて説明しなさい。

 -クリプトクトロム
 青色光(400~500nm)とUV-Aを吸収する光受容体。胚軸の伸長抑制、子葉展開、葉緑体分化、花芽形成などに関わる。
 -フォトピロン
 青色光とUV-Aを吸収する光受容体。オーキシンの不等分布を生じて屈性を起こす。また、葉緑体光定位運動や、気孔開口にも関わる。
 -フィトクロム
 赤色光を吸収する光受容体、光発芽種子における赤色光-近赤外光可逆性に関わる。多重遺伝子であることが知られている。

5.植物ホルモンの種類とその作用について説明しなさい。

  • オーキシン
負の屈光性(根)、正の屈光性(茎)、細胞伸長や拡大生長の促進、腋芽の生育抑制、不定根形成、頂芽優勢、発根促進、雌花誘導
  • ジベレリン
茎葉の伸長促進、種子の休眠打破、花芽形成誘導、果実生長促進
  • サイトカイニン
細胞分裂の促進、腋芽の生長促進、クロロフィルの分解抑制、老化抑制、派の拡大成長促進、根の生長阻害、不定根形成阻害、気孔の開口促進
  • アブシシン酸
生長阻害、離層形成促進、種子の発芽阻害、葉の老化作用
  • エチレン
葉や茎の伸長成長の阻害と肥大、果実の成熟・追熟

6.次の語を簡単に説明しなさい。

  • ①活性酸素
 活性状態の酸素を持つ原子あるいは原子団。反応性が高く、細胞組織を著しく傷つける作用がある。スーパーオキシドラジカル、過酸化水素、ヒドロキシラジカルなど。
  • ②water-waterサイクル
 植物の強行に対する適応機構のひとつ。PSⅡで水を分解して酸素を発生するが、PSⅠで生成された余分な還元力により酸素を活性酸素に還元し、最終的には水にするという循環的な電子伝達反応のこと。
  • ③GS-GOGATサイクル
 アンモニアはグルタミン合成酵素によりグルタミン酸に付加され、グルタミンが合成される。合成されたグルタミンの1つのアミノ其はグルタミン酸合成酵素により、2-オキソグルタル酸に転移され、2分子のグルタミン酸を生じる
  • ④凍結と脂肪酸組成
 凍結による、膜の不安定化を膜リン脂質の脂肪酸の不飽和度を増加させるなどして防いでいる。生体膜に含まれる脂肪酸分子種が低温体制を決定する要因となる。
  • ⑤イソペンテニルピロリン酸
二次代謝産物の大きな部分を占めているテルペンの元となる物質で、テルペンはIPPが様々な数で結合して生合成される。


  • GS-GOGATをかってにいじらさせてもらいました。
    必要かどうか、本当に正確かどうかということで括弧でくくってあります。
    訂正なり削除なりよろしくお願いします。 -- huntsman (2008-01-19 23:10:35)
  • お小遣いあげるからメールしておいで(´-ω-)◎ http://www.e29.mobi/ -- にゃん (2012-03-04 19:04:11)
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