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**参考基礎知識 ---- **ヴェネツィア共和国 ヴェネツィア共和国はヴェネツィアを中心にして発展した海洋国家で、強大な海軍力と交易による富を背景に「アドリア海の女王」として君臨した。1000年もの歴史を誇ったが1797年にナポレオンのフランス帝国(第一帝政)により崩壊した。1815年にナポレオンが失脚し、ヴェネツィアは解放されたが、大国主導のウィーン会議によってイタリア最古の都市国家は、独立を失った。 最盛期の領土は、現在のイタリア共和国のヴェネト州、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、ベルガモをはじめイストリア半島やアドリア海沿岸の都市、キプロス島など地中海の広範囲に及んでいた。 国家元首はイタリア語の現地での方言で「ドージェ」(原義は「指導者」。公爵と同じ語源。)と言う。就任式には指輪を海に落とす慣習があった。 ---- **都市国家 都市国家(としこっか、City-state)は、ひとつの都市とその周辺地域が、独立した政治体としてひとつのまとまった形態をなす国家のことである。 古代オリエントのメソポタミア文明においてシュメール人が築いた、都市の中心に神殿を持ち、集落のまわりに城壁を築き、城壁外の農地や牧地とともに独立した国を形成していたシュメール文明の都市国家群がその原初的な形態である。 アテナイなどの古代ギリシアの小国家群や古代ローマ、古代インド(インダス文明)、古代中国(黄河文明。中国語では「国」や「邑」と呼ばれた)など、古代には世界各地で見られるが、一般に都市国家群においては強大な都市国家が弱小な都市国家を併合して領域国家に成長していく傾向があり、地中海世界ではローマ帝国・ペルシア帝国、東アジアでは秦・漢によって統合された結果、都市国家は単なる地方単位(中国語では「県」という)になっていった。 アメリカ大陸のマヤ文明諸都市や、ヴェネツィアなどのイタリアの小国家群、神聖ローマ帝国の帝国都市なども都市国家の例として挙げられる。 現代ではシンガポールやモナコ、サンマリノ、バチカンなどが数えられる。主権国家ではないが、ドイツ連邦共和国を構成する州であるハンブルク、ブレーメンや中華人民共和国の特別行政区である香港やマカオも一種の都市国家と言える。ハンブルク、ブレーメンの場合は、自由ハンザ都市という言い方もし、正式名称も「自由ハンザ都市ハンブルク」のようにいう。

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