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「2008/11/05(水)に投稿されたプラリア」/織畑要

「要親方~」
 どう見てもサイズ違いなドカヘルを被った、土方とかちがじたんだを踏む。
「いやあ、もう親方に見せたかったッスよ!一人で山越えってことで、あっちこっちの肥後もっこすなロードやばっけもんなディアティ説得して、こう・・・」
 と、泥だらけの軍手を付けた手のひらをすっと傾けてぐるんと斜めに回す。
「綺麗な線形描いた芸術的な山越えカーブができたんスから!」
 興奮するほど被っているドカヘルがすぐに傾くため、手でなおしながらの力説。
「線形って・・・どんな鉄路敷いたんだい?」
 土で汚れたエプロンを気にもせず、本職メイド・副職土方な織機要はツルハシを片手に先を促す。
「それがですねぇ~、なんと66.9パーミルの線路作ったンすよ!勿論アプトじゃないっスよ!要親方が見たら感動しますって!」
 ニカッと笑う歯がまぶしい。
「66.9パーミルって・・・また細かい数字を狙ったもんだねえ。EF63の粘着運転も厳しいんじゃないか?」
「そこで諏訪のペリュトーンエンジンの登場っすよ!EF63にこのエンジンのせれば、こんなの余裕に決まってるッスよ!」
「・・・そっちの資源調達も、アタシらン所と同じく大変だっていうけどね・・・」
 熊本本部開発にいる知り合い達の顔を思い浮かべる。これ以上イライラしたら、あいつら禿げるに違いない。今度育毛剤を調達してやらないと。
 で、要親分は?と問うたとかちに応える。
「垂水から陸経由で桜島行くのもつまらないから、鹿児島の植物ディアティに協力してもらって岩座張りとコンクリ張りを土台にした綺麗な木造橋が出来たのさ。あんたに見せたかったねえ・・・」
「それは見たかったッスねえ・・・」
 そして二人で溜息。
「「まったく、ディーヴァのアホが余計なことを!ついでにリャマのアホ!!」」
 まあ、簡単に言えば二人の傑作は小競り合いに巻き込まれて見事に破壊されてしまっていたわけで。
「・・・まあ、今に始まったことでもないしな。今度頑張るしかないだろうさ・・・。それに北九州とか山陰・山陽で頑張っている敷設部隊が成果あげてるだろうし」
「そうッスね・・・。手ぶらで帰るのもシャクなんスけど。・・・今度、九備センセにリャマの撃退方法でも聞いてみるッスよ。気休めでも何かしておきたいッス」
「・・・そうだねえ・・・。まあとにかく帰ってみんなの炊事と洗濯だ。そのくらいの埋め合わせはしないとね。」
「了解ッス!」
 しかし、そのころ熊本本部に「大崩壊」の警報が矢継ぎ早に届いていることを、二人が知るよしもなかった。

 ということで、とかちさん、九備さん、勝手に名前使ってごめんなさい。