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仮面うつ病 | 症状・タイプ・治療

仮面うつ病 | 症状・タイプ・治療

仮面うつ病とは?

「仮面うつ病」という変わった名前を聞いたことがありませんか?仮面うつ病とは、憂うつ状態など精神症状が目立たずに睡眠障害(不眠)・食欲の低下・目まい・耳鳴り・疲労感など、身体に症状が強く出る病状のことを一般的に「仮面うつ病」と言います。

心の病気と言われている「うつ病」本来の精神症状が身体に(仮面)の下に隠れている事から、この名前が付けられています。最初に身体的な病気を疑って内科を受診する人が多いのですが、内科的な原因が見つからないので、胃薬や痛み止めなど処方されて肝心な鬱病が見過ごされてしまうことが多いのです。はっきりしない身体症状が続く場合は、仮面うつ病を疑ってみましょう。

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仮面うつ病について

仮面うつ病タイプの特徴
仮面うつ病にかかりやすい人の性格的特徴として、几帳面・真面目・凝り性・完璧主義・心理的ストレス・転居・転職などがあります。
見逃されやすい症状
典型的なうつ病とは異なる症状のため、受診をしても診断がつかず、誤った診断名を付けられたり適切な治療がされないこともあります。
仮面うつ病の概念
1958年にクラールという学者が身体症状に仮面されたうつ病があると提唱されました。

仮面うつ病の注意点

仮面うつ病でいちばん気をつけなければならないのは、上記でもご説明しているように身体症状に気を奪われて肝心なうつ病が見逃されてしまうケースが非常に多いです。

症状が身体面に表れるので患者さんも初めから精神科や心療内科を訪れる人も少なく整形外科などで受診しますが、当然ながら異状が認められるわけがありません。原因が分らない場合は精神科や心療内科を訪れてみましょう。

又、最初は内科的な病気を疑い、内科や脳神経科を受診してしまう方も多くいますが、検査をして原因を調べても上記と同じでどこにも異状は認められません。仮面うつ病は「軽症うつ病」に含まれると言う考え方が一般的で、原因がわからない身体症状である不定愁訴が続く場合には、直接、精神科や心療内科で受診することをお勧め致します。

診察にあたった医師が、うつ病についての正しい知識や認識を持っていれば仮面うつ病を疑って適切な医療機関を受診するように指示されることもあるでしょうが、自律神経失調症や更年期障害など誤った診断をつけられたり「異状なし」と適切な治療がなされないことも少なくありません。

精神科では、身体症状に隠されている精神症状を発見するためにも、仮面うつ病とは言わずに「軽症鬱病」に含まれているとされています。実際の軽症鬱病は精神症状より身体症状の方が目立つので、ほとんどの場合は両者同義に使われているようです。このように仮面うつ病は医師にとっても見分けるのが非常に難しい病状なのです。

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