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朝倉はあれから牢屋に閉じ込められ、しばらく暗闇の中を過ごした。
「出ろ」
ガンドルフィーニに言われるがまま立ち上がるとすぐに目隠しをされどこかへと連れて行かれる。
「朝倉さん…」
ネギの魔法で幽霊でありながら動きを封じ込められたさよは、何も出来ずに連れて行かれる朝倉を見守ることしか出来なかった。
さよを残してその重い扉は冷徹に閉じられた。

「ここはどこ!私をどうするつもりなの!」
強がって言ってはみるものの、返事は全くない。
目隠しをされ椅子に縛られた状態では流石の朝倉も手も足も出ない。
しばらくして扉が開く音がしたため、誰かが入ってきたと直感的に感じ取る。
「ねぇ、私をどうする気なの。こんなことをしてただで済むと思っているの!」
何も見えないため強がって言うしかない。
ここであっさり吐いてしまえば、何のためにここへ忍び込んだのか。
まだ超がいるのかどうかでさえはっきり掴めていないのに。
「ちょっと、何とか言ったらどうな

ドォン

その言葉は途中でかき消された。
けたたましい音と火薬の匂い。そして頬を掠めた鋭い痛み。
体の至る所がすべて硬直し、震えが止まらなくなる。
その場でいきなり目隠しを取られると、そこには案の定、煙を吹く真っ黒な鉄の塊。
「あ…ぁぁ……」
「余計なことは口走らないほうが身の為だ」
ガンドルフィーニに言われ、途端に大人しくなった。この人たちは本気だ、下手に抵抗をすると殺される。
「君は超鈴音を助けにきたそうだな」



「そ、それが…どうしたっていうの……」
初めの頃とは裏腹に、震えながらも強がるその姿勢は虚しささえ感じ取れた。
「何、簡単なことだ。下手に超に関わらないほうがいい。さもなくば……」

パチン
ガンドルフィーニが指を鳴らすと瀬流彦と高畑がやってくる。
暗闇から出てくるため分からなかったが、その後ろで誰かが引きづられている。
そして、それが自分のいる部屋に入ってくるとすぐに誰か分かった。
「は、ハカセ!!」

そこには体をボロボロにされた葉加瀬聡美が転がされていた。
「指から一本ずつ折って行ったが、ここまでされてもこいつは何も吐かなかった。よっぽど超を慕っていたようだな」
「ひ、酷い……」
葉加瀬は何も答えない。目を見開いたまま放心している。
服や体は汚され、両腕は指、手首、肘がすべて逆方向へ曲げられていた。
ここまで関節が破壊されてはもう二度とまともに腕を動かすことは出来ないだろう。
「しかし、こんな形で不本意とはいえ現役中学生の味を堪能できましたよ」
「ガンドルフィーニ君も参加すればよかったのに」
「悪いが私には妻も子もいるんでね」
衣服を整える二人に汚された葉加瀬。その言葉が何を意味するかは容易に想像できた。

「ひ、人でなし!!あんたたちそれでも教師なの!」
それは朝倉の心から冷静さを奪うには十分すぎた。
「覚悟しなさい!必ずここから抜け出してこのことを麻帆良全体に流してやる!」
「おやおや、先ほどのオドオドぶりはどこに行ったのかな?」
挑発めいた言葉に朝倉はさらに頭に血が上る。普段ならここでさよが止めに入るがそのさよはいない。