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何も映さない真っ暗闇。
何も見えない、目を開けていても黒しか映らず昼か夜かの区別なんて全く分からない。
肌寒いに牢屋なのに、自分は裸同然のボロ切れが身をまとっている程度。
手足を鎖に繋がれている為、身動き一つとれないにも関わらず、必死にもがいている時間だけが永遠と続いているだけだった。

「…一体いつになったらここから出すネ」
どれだけ待たされているのか分からない。
もう1日近く経っているのではないかと思われた、だがそんなもの分からない。
寝ても覚めても何も見えないのだから、時計があっても見えなければ意味がない。
「ぅぅ…」
超は両足をすり合わせてもじもじしだす。直球に言えば尿意。
長時間放置されていてもいなくてもこの生理現象は止めてと言っても止まってくれない。
「うぅぅ…」
何とかしようと何も見えない暗闇の中で必死にもがくが、二重に絡まった鎖は手足をしっかりと固定していた。
引っ張ってもどうしようもできない。ただ時間だけが過ぎていく。
(こんな所で漏らすなんて…こんな屈辱はないヨ)
超がどんなにしようとしても鎖はびくともせず、この牢屋全体に魔法を無効化する結界でも張っているらしく
カシオペアや他の救助を呼ぶことも不可能。
「ぐぅ…うぅぅー……」
尿意はすでにMAXの値を振り切っても超は絶対漏らすまいと必死になる。
顔は赤くなり自由が利かない両足はがくがくと震えている。

ギィィィ

その時、あの重い扉が開いた。


「はっ!」
それはどの瞬間よりも助かったと思った。
「おや超さん。何をそんなに必死になっているのですか?」
「お、お願いヨ…トイレに…行かせて」
必死に訴える超だが現れたネギはあまりにも冷たい表情で言い放つ。
「それならそこですればいいじゃないですか。ちゃんと見ててあげますから」
「なっ…!」
奈落の底に叩きつけられたような瞬間、おそらくそれ以上。
あのまま漏らしていればそれで終わっていた、だがこの場合その瞬間まで見られてしまう。
屈辱以上の屈辱。だが超はもはや限界だった。
「うわぁぁぁ!見ないでヨー!!!!!」

ネギのレポートでは、それからのことは彼女の名誉のために伏せられていた。
ただ牢屋が汚れたからということで、ホースを取り出して彼女ごと洗ったそうだ。
肌寒い中で鎖に繋がれたまま水を浴びせられ、震えながら服だけでも返して欲しいと言う声を無視して帰ったらしい。
それから叫んだのかどうかは分からない。
何故なら牢屋唯一の出入り口の分厚い扉はどんな音も通さなかった。
それから食事も与えず、暗い牢屋に放置すること3日半…