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翌日、ハルナは不安を抱きながら空き教室へと向かった。
そこへ着くと、そこには既に美砂がいた。かなり大きなカバンが美砂の足元にあった。あの中に原稿が入っているのだろうか・・・?
美砂「やぁ、ゴキ。」
ハルナ「・・・あんた一人なの?」
美砂「そうよ。円と桜子も誘ったんだけど、円は怖気づいて来るのやめちゃった。
   桜子は、他に大事な用があるんだって・・・。男でもできたのかしら?」
ハルナ「(・・・怖気づいた?)・・・原稿は?」
美砂「ちゃんとあるわよ。」
そう言いながら、美砂は床に置いてあるカバンを見た。
美砂は原稿の保管してある場所(というより、存在そのもの)を忘れていて、今朝になって桜子から渡してもらったのだ。
ハルナ「・・・で、返してくれんでしょ?原稿?」
すると美砂は、ハルナを無視して、教室のドアへと向かった。
美砂「そんなことより、私ね~、今お金に困ってるのよ~。」
ハルナ「・・・は?何いきなり・・・てゆーか、さんざん私からカツアゲしといて何言ってるのよ!」
美砂「パチンコで負けちゃったのよ~。やっぱ桜子に台選ばせりゃ良かったかな~。」
そして美砂は、教室のドアの窓にカーテンをかけ、さらにカギをかけた・・・。
ハルナ「・・・ま、また私からお金を取るの?」
美砂「違うわよ。だいたいあんたもそんなにお金ないでしょ?」
ハルナ「そ、そりゃあ・・・」
美砂「だからあんたに稼いでもらうのよ。」
そういうと、美砂はカバンの中からビデオカメラを取り出した。
美砂「じゃ、服を脱いで。」

ハルナ「・・・・・・え?」



約半年前・・・小学6年生の冬、ハルナは3階の教室に呼び出された。
待っていたのは、いつもの男2人、女2人の4人グループだった。特にハルナをいじめていたメンバーである。
呼び出された彼女は、男2人に無理矢理服を脱がされ、自分の身体のことについて屈辱的なことを言われ、
さらには窓から裏庭へとハルナの服や下着を全て捨てられたのだ。
彼らはただ、ハルナを精神的に傷つけただけで、肉体的なことも、写真撮影もしなかった。
だが思春期の少女にとって、それはあまりにも大きなことであった。

ハルナはその後、しばらく放心状態になった。そしてだんだん、世の中の全てのことが嫌になっていった・・・。
窓から地面を覗き見ると、そこには自分の服が散らばっていた。
一体どうやって服を取りに行けばいいのか・・・もはや、それすら考えたくなくなってきた。
その代わり頭に浮かんできたのは「なぜ自分が生きているのか」ということ。
周りのみんなは、楽しいこと、苦しいこと、その他全てを含めて、とても充実した生活を送っているように見えた。
ところが自分の一日といえば、朝、今日は何をされるのかを考えながら目覚め、暗い気持ちで学校に行き、
おびえながら授業をうけ、そしてまたいつものように心身を傷つけられ、辛い気持ちで一人で家に帰る・・・
家では気を紛らわすために黙々と好きな絵を描くか、あるいはこんな生活がいつまで続くのかを考るかして、
そして明日はどんなことをされるのだろうと、心配しながら眠りにつく・・・。

人は死ぬのが辛いことだと考える・・・だが私は生きていたって辛い。毎日が憂鬱である。
人は死んだらどうなるのだろう。色々と、幼い想像力を使って考えたことがある。
新たな命をもらい、別の人間として生き返るのか?・・・全く新しい人間になれば、こんな生活を送ることはなくなるのでは・・・。
天国のようなものがあり、そこで暮らすというのか?・・・そこは漫画やアニメに出てくる「楽園」のようなものなのでは・・・。
地獄に落ちて、永遠に辛い生活を送るのか?・・・全ての人が同じ辛い目にあうのなら、今のような劣等感を感じることはないのでは・・・。

・・・私の考える限り、どれも今の状況よりも良いものである・・・。
それでなくても、私は今の自分を、すぐにでも消してしまいたいと思っている・・・。
・・・なんだ。じゃあ、もう迷う必要はないじゃないか・・・。


彼女は、教室の窓から飛び降りた。




ハルナの頭の中には、その半年前の出来事がよみがえっていた。
美砂「知ってる?エッチなビデオって、結構お金になるのよ。」
ハルナ「な、何?まさかあんた・・・私を撮ってそれを売る気なの?」
美砂「もちろんよ。さぁさっさとしてよ。原稿がどうなってもいいの?」
ハルナ「そんな・・・いくらなんでも・・・」
美砂「・・・嫌なの?」
ハルナ「い、嫌よ!嫌に決まってるでしょ!」
美砂「・・・そう。」
次の瞬間、美砂はハルナのみぞおちに全力で拳を入れた。
ハルナ「ぐあっ・・・」
ハルナは腹を押さえたまま、その場に倒れた。
美砂「だったら私が脱がすまでよ!!」
そうすると美砂はハルナを無理矢理仰向けに寝かせ、左手でビデオカメラを持ったまま、右手でハルナの服を脱がした。
ハルナ「ま・・・待って!お願い!やめて!!」
ハルナは抵抗しようとたが、元々美砂の方が力が強い上、腹の痛みのせいでほとんど力が入らなかった。
当たり前のことをするかのようにハルナの服を全て脱がし、美砂は立ち上がった。
半べそ状態のハルナは、震えながら横たわり、両手で必死に自分の胸と局部を隠していた。
美砂「いいわねぇ~その姿。こりゃマニアに受けるわよ~。メガネだけかけてるのがナイスね~。」
そして美砂はビデオを撮りながらハルナに指示を出す。
美砂「さぁ、まずは自分の胸を揉みなさい。」
ハルナ「・・・嫌・・・」
美砂「え?何?」
ハルナ「・・・嫌だ・・・」
ハルナは美砂に殴られるのを覚悟で抵抗した。だが、美砂が次に起こした行動はハルナの予想と違った。



美砂「そう・・・。じゃあ予定変更ね。」
すると美砂は、カバンから脚立を取り出しビデオカメラを固定させた。
そしてハルナの身体を起こして後ろにまわりこみ、身体の正面をカメラの方に向け、胸を隠している手をどかし自分で揉み始めた。
ハルナ「あ!ちょっ!嫌!!やっ・・・!やめっ・・・!!」
ハルナは必死に抵抗したが、もちろん美砂に力で勝てるはずはない。
美砂「あんた胸大きいわねぇ~。いっつも自分でオナりながら揉んでんの?」
ハルナ「ち、違・・・」
そして美砂は、胸の突起物へと指をやった。
美砂「・・・あんた異常にでかくない?・・・こんなの見て喜ぶ男がいるのかしら?」
ハルナ「!!」
そしてしばらく揉み続けた後、カメラを脚立から外すため、美砂は立ち上がった。
カメラを取ったあと、美砂はさらにカバンも持ってきた。
美砂が離れると、ハルナはすぐさま胸と股間がカメラに映らないように、身体をカメラから逸らした。
美砂「じゃあ次は、いよいよメインね・・・。」
美砂はカメラをもったままハルナに近づいていった。
ハルナ「ちょ・・・ちょっと・・・ホント・・・やめてよ・・・。い、いくらなんでも、それは洒落にならないって・・・。」
美砂「え~?じゃあ今までのは洒落で済ませられるんだ。あんた頭おかしいんじゃない?」
ハルナ「いや、そんな意味じゃ・・・」
美砂「とにかく、次やることはわかってるでしょ?さっさと股を開きなさいよ。」
ハルナ「・・・嫌よ!・・・絶対嫌よ!!」
美砂「・・・ま、そういうと思ったわ。でも今回は私の予定通りやってもらうわよ。さすがにあんたの中に指を突っ込む気にはなれないわ。」
そういうと、美砂はハルナを押し倒し仰向け状態にすると、両腕に足を乗せ、身動きがとれないようにした。
そして美砂はカバンの中からスプレー缶を取り出した。それは・・・ゴキブリ用の殺虫剤だった。
ハルナ「な・・・何?」
美砂「いい?やりたくなったら、床をこんな風に3回叩きなさい。」
そういうと、美砂はハルナの顔にゴキブリがとまっているかのように、スプレーをかけた。
ハルナ「!! エボッ!!ゴボッ!!」
息ができない上、両手がふさがっているため、顔を抑えることすらできない。
苦しい。とてもじゃない。
たまらずハルナは、美砂の指示された通りに床を3回叩いた。

ところが美砂は、しばらくスプレーをかけるのをやめなかった。
・・・そうだ・・・美砂は「やるといったら、スプレーをかけるのをやめる」とは言っていない。また引っかかってしまった・・・。
もしかしてスプレーの中身が無くなるまでやる気ではないのか・・・そう思いかけたとき、美砂はスプレーをかけるのをやめた。
美砂「よ~し、じゃあ体育すわりの状態から、足を大きく広げなさい。」
ハルナは、まだ少し咳き込みながら、言われた通りにした。美砂はそれと同時にカメラをハルナの股間へと近づける。
美砂「・・・プッ、何コレ!すっごい気持ち悪い!」
ハルナ「・・・」
美砂「それにあんた、なんでこんなに生えてるのよ!生え方もキモイし・・・。」
ハルナ「・・・」
美砂「あんた結婚しないほうが良いんじゃない?こんなのに挿れる男も、ここから出てくる子供もかわいそうよ?」
ハルナ「・・・」
美砂「・・・あそっか、あんたみたいなキモオタは心配しなくても、はなっから男と付き合うことなんかないか。」
ハルナ「・・・」
ハルナの顔は、しばらくの間、険しい顔をしたまま変わらなかった。だが、その目には涙が浮かんでいた。
あの時と同じである。あの時も、しかも男子に、胸や局部について同じようなことを言われたのだ。
美砂「・・・まぁいいわ。とにかく始めなさい。」
ハルナは無表情のまま、自分の茂みの中の突起に手を伸ばし、そしてその下から自分の中へと指を入れていった。

・・・しばらく撮影が続いた。
ハルナが行為を終えると、すぐさま美砂はカバンから新たなものを取り出し、次の指示を出した。
美砂「次はこのバナナでやってもらうわよ。あんたどーせ男とやったことなんか無いだろうから、ちょ~っと痛いかもね。」
するとハルナは、先程ど打って変わってあっさりと、無言のまま美砂の言うとおりのことをしたのだ。
美砂は逆に違和感を感じた。・・・もうふっきれたのだろうか?

・・・ハルナの身体と精神はもうとっくに限界を超えていた。
あの時と同じである。あの時も、もう何も考えたくなくなってきたのだ。
もはやどんな屈辱や痛みを味わっても、何も感じなかったのである。



最初にこの部屋に来てから、どれくらいの時間がたったろうか・・・。全ての撮影が終わった。
床は、ハルナの汗や血やその他のものでびしょびしょになっていた。
ハルナは、その場で放心状態になっていた・・・あの時と同じように。
美砂は、ビデオがちゃんと取れているかどうかを、カメラを机におき、ハルナに背を向けた状態でチェックしている。
実は美砂は、このビデオを売る気は最初からなく、これを原稿代わりの脅しの道具として使うつもりなのだ。

この時ハルナは一つの決心をしていた。
今、半年前と似たようなことがおこり、半年前と同じ心境にある。
・・・今日この後、ハルナはこの教室から飛び降りようと思っていた。
今度は、意図的に地面を頭に向けて落ちようと思った。4階の高さから、頭から落ちれば、今度こそは死ねる・・・。
コミケに出す原稿のことなど、すでに考えていなかった。
原稿を返してもらうために、今まで辛いことに耐えてきたのだが、もうそんなことを考える精神的余裕はなかった。
だがしかし、どうしてもやりたいことが、一つだけ残っていた。

柿崎美砂・・・どうせ彼女は、私のことなど人間としてみていない。
そして私が自殺したって、便利な道具を失った程度にした考えないだろう。

ここには壊れた机がある。そして折れた机の脚も、美砂に気付かれないで手に入れることのできる範囲にあった。
その机の脚は金属で出来ていて、丈夫で軽く、しかも持ちやすい。

私は、もうすぐこの世から去る。だが、その前にせめて、せめてこの女に、ただ一発だけでも、復讐をしてやりたかったのだ。

ハルナは折れた机の脚を手に取り、すっと立ち上がると、ビデオチェックに夢中になっている美砂のもとへ近づいていった・・・。
美砂「ん?」
ハルナ「うああぁぁ!!!」

・・・美砂がハルナの方へ振り向いた瞬間・・・嫌な音が教室に響いた。
そして美砂は声をあげ、頬をおさえたまま崩れ落ちた・・・。


――――ついに次回、ハルナと美砂の関係に決着がつく!?     つづく