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2004中国アジア杯!日本代表は異常な反日感情を持つ中国サポーターがひしめく超アウェーの中。
幾度も絶体絶命のピンチを迎えながらも、僅差の勝利を収め続け、とうとう決勝まで勝ち進んだ。
しかし、決勝の相手は因縁の地元中国。開催地の利も活かし、日本同様、ここまで幾多のアジアの強豪を下してきたのだ。
日本代表にとって、まさに今までの大アウェーの戦いの集大成にして終止符を打つ戦いとなるだろう!
運命の戦い今キックオフ!!by亜子

一同「うるさい黙れ、亜子」

その日の夜。4-Aの生徒達はこれから始まる決勝戦を見るため、ロビーの大型テレビの前に集合していた。
その中には、全身の痣や絆創膏が痛々しい古の姿もあった。彼女は嫌がったが、強制的にここまでつれてこられたのだ。
亜子「さぁ~いよいよ始まるで~」
あやか「現地の日本人サポーターの方たちが心細そうですわね・・・」
アスナ「日本では私たち日本人みんなが一緒に応援してるわよー!」
古「・・・・・・・・」
現地の試合会場とは対照的に、こちらでは古一人が完全アウェーの中に一人放り出された状態であった。



      • じゃ~んじゃ~ん じゃ~んじゃ~ん じゃ~じゃ~じゃ~~~ん(君が代の前奏)

ブー ブー ブー ブー ブー ブー

刹那&楓「きーみーがーあーよーおーはー♪」
釘宮「支那畜どもがっ・・・・!最後の最後まで国家にブーイングしてやがる」
桜子「けっ、六等民族が大日本に勝てると思ってんのかよ」
美空「向こう30年ぐらい日本には手出せないと思わせるぐらい圧勝してもらいたいね」
古「・・・・・・・・」

試合が始まった。普段サッカーにあまり興味のないはずの生徒も凄い熱狂だ。
それだけここまでの日本代表の戦いは人の心を惹き付け、また中国の余りに酷い反日行動が日本人の感情を煽ったのだ。
古はその中で、一言も発さず、小柄な身体をさらに小さく丸めて震えるようにその場にいた。
古(勝敗なんてどうでもいいから早く終って・・・・こんな空気耐えられないアル・・・・)
試合が動く。前半22分、日本の福西のヘディングシュートが決まった。
一同「よっしゃーーーーー!!!!!」
亜子「福西はあんな顔してプレーがえげつないんや、ついでに向こうの選手2,3人潰してくれんかなー」
しかし、前半31分、中国が同点ゴールを決めた。
一同「・・・・・チックショー!!」
古「・・・・・・や、やったアル・・うぐっ!」
勝敗などどうでもいい。と考えながらも、中国が同点に追いついた事につい声が出てしまった古。
その古にアスナの腹パンがめり込んだ。
アスナ「あ?てめー、同点に追いついたからって調子こいてんじゃねーぞ」
このか「まずありえんやろけど、もし、日本が負けたら覚悟しとき」
刹那「日本が負けそうになったら、私が飛んでって中国とお前を切り捨てる」
古(そ・・・そんな・・・無茶苦茶ね・・・・・)



ハーフタイム
先制していたのを同点に追いつかれたため、生徒達の機嫌は少し悪い。

裕奈「最初の玉田のアレ、オフサイドじゃねーよ。クソッ!」
バコッ!
裕奈が飲み終えたペットボトルを古に投げつける。
古は避けない。もう避ける気力もなく、そんな事をしても余計怒らすだけだろうからだ。
だが、それを見た他の生徒も面白がって、一斉に古に飲み物の缶やボトル、酷い者は残飯を投げつけた。
ボコッ、ガン、ビシッ、ベチャ・・・・・
古は歯を食いしばり、涙を浮かべながら黙って耐えた。
風香「みんな~後半始まるよ~!」
パル「おっと、こんなゴキブリみたいな奴構ってる場合じゃない」
のどか「おら、きたねーから端行けよ」
古「・・・・・ぐす・・・・・・」

後半20分、中田がボールを身体で押し込むようなゴールを決める。
日本2-1で再びリード。
一同「うおっしゃーーー!!」
古(は・・・ハンドじゃないアルか・・・・?)
自身の保身のために、むしろ日本に勝ってもらいたいはずの古だが、ついそんな事を考えてしまう。
そのまま、試合は進み日本リードのままロスタイムを迎えた。
古(このまま終ってくれれば・・・・)



ロスタイムが2分を過ぎたその時、日本は玉田が駄目押しとなる3点目を決めた。
一同「・・・・勝った!! アジア杯、完!」
抱き合って喜ぶ4-Aの生徒達。
すると、その瞬間。テレビに映る中国のサポーター達が席を立ち、ゾロゾロと帰り始めた。
確かにもう勝ち目は0に等しいだろう。だが、彼らには死力を尽くして戦った自国の代表を最後まで応援する気はないのだろうか。
表彰式すら見届けないとは大会ホスト国のやる事だろうか。

一同「m9(^Д^)プギャー!! 帰ってやがるよあいつら」
刹那「・・・所詮その程度という事だな。奴らにとっては、自国の応援より日本への嫌がらせの方が重要だったのだ」
楓「ずいぶんと安い愛国心でござるな」
古「・・・・・・・・」
うなだれたままの古は両サイドから肩を叩かれた。
朝倉「はい、お疲れさん。チャイニーズは帰る時間みたいだよ」
柿崎「ほら、あんたもとっとと帰れよ。もう試合決まったんだから」
古「・・・・ばれ・・・」
二人「あ?」
古「・・・・がんばれ・・・頑張れー!!まだ終ってないアルよー!加油(ジャイユ)!・・・・加油(頑張れー)!!」
古は叫んだ。泣きながら、ブラウン管の向こうの、祖国の代表を応援した。
声など届くわけがない。ましてや、もう勝敗は決したに等しい。それでも古は異国の地でただ一人の応援を続ける。
一同「・・・・・・」