※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

帰り道、お嬢様に呼び止められました。
このか「せっちゃーん、子供の鳥って何食べるか知っとる~?」
せつな「いえ、知りませんが・・・」
このか「ミミズやって~」
      • 嫌な予感がします。
せつな「そお・・・ですか」
このか「そんでなー、うち、せっちゃんのために特製ジュース作ってきたんよ」
お嬢様がペットボトルを取り出しました。
その中には、水に浸かった大量のミミズが蠢いています。
見ているだけで、肌がぞわぞわしてくるのがわかります。
せつな「お嬢様・・・それは一体・・・」
このか「だから言うたやんかあ。うち特製の、ミミズジュースや!」
これが、ジュース?
いやいや、ひょっとすると、お嬢様なりの冗談かもしれません。
せつな「これを、飲め、と・・・?」
このか「嫌なん?・・・はあ、、せっかく一生懸命うち作ったのに・・・」
お嬢様の顔が曇ります。ああ・・・そんな顔をしないで・・・このちゃん。
せつな「ですが・・・」
このか「うちの気持ち、台無しにするんやね?」
その一言で、私は決心がつきました。
せつな「・・・いかせていただきます!」

ペットボトルの口を開けると、強烈な生臭さが鼻をつきます。
口から、うねうねと動くミミズ達がみえます。
これを、飲む?これを口にする?
これを!
ためらっているのがわかったのか、お嬢様がまた悲しそうな表情を見せます。
いけない・・・ためらっては!
一気に口をつけ、中のものを飲み下します。もちろん噛みません。
このか「それ、噛まんとおいしゅうないから、ちゃんと噛んでな」
      • はい、噛みます。
ぶちゅぶちゅと、冷たいふやけたパスタを噛むような食感が、口の中を包みます。
いえ、ふやけたパスタなどとは比較にならない不快さですが。
噛んだときにミミズが少々暴れるのが、やりきれません。
歯の根もあわないまま、何とか全部飲み干すことができました。
お嬢様もご満悦の様子です。
よかった・・・。

家の前で、急に気分が悪くなりました。
胃の辺りがぐわぐわと熱く、鈍い痛みを訴えています。
その痛みはどんどん上に上がってきているようです。
胃から、食道へ、喉へ、口内へ。
ぐる、と喉が鳴ったかと思うと、ものすごい勢いで吐瀉しました。
全部ミミズでした。
まだ元気に蠢いているのもあれば、私が噛み千切って死んでいるものもあります。
胃液にまみれたそれらをみているうちに、また吐き気を催しました。
2度目の吐瀉をしました。
辺りは私の胃液で汚れています。
お嬢様の前で吐かなくてよかった・・・。