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テスト終了後。疲れきっている生徒たちの中で一人元気なバカピンクことまき絵は他のバカレンジャー4名を体育館裏に召集した。
「ねぇねぇ、アンタら。今のスーパー戦隊シリーズって6人目がいるって知ってた?」
唐突な訳のわからない話に、冷たい空気が辺りを包む。
「・・・・そんなアホな話をするためにこんなトコまで呼び出したですか・・・?」
「くーふぇ、そこの棒切れ取って」
「ちょ、ちょっと待って」
某長期休載漫画家作品を彷彿させるやり取りが起きたが、まき絵はなんとか血の気の多いバカレッドことアスナをなだめ、
再び4人に同じ質問をした。
それに対しバカイエロー、古菲とバカブルー、楓が答える。
「・・・それは、追加戦士アルね。そんなの私は中華戦隊チャイナマンの頃から知ってたヨ」
「拙者はカクレンジャーくらいしか記憶にないのでござるが・・・その時も確か5人の他に変なのがいたでござるな・・・」
「ぷぷっ!アンタらいい年して何、そんなクソガキが観る様な番組の話してんの?」
かいけつゾロリファンのバカレッドが他のメンバーをからかうが、まき絵は真剣な表情で話を続ける。
「そこで本題よ。私達バカレンジャーもいつまでも5人というのはおかしいでしょう?そろそろ追加戦士が必要だと思うの」
「・・・それは、誰かもう一人成績の悪いクラスメイトを加える・・・という事でござるか・・・?
そんなコトして何の意味があるのか拙者にはわからぬが」
「そもそもバカレンジャーは周りが勝手に言ってるだけです・・・」
まき絵の意図不明な提案に困惑する楓とバカレンジャーリーダーのバカブラックゆえ。しかし、その時アスナと古が叫んだ。
「いや、私は名案だと思う!全体的にバカなクラスで私達だけバカ扱いされるのは心外だ!」
「同感アルね。はっきり言って超とかから見れば私たちも、ちょっと上のヤツ等も同じなはずヨ
インドのカースト制やこの国のえた・ひにん制度と同じで、あいつ等はさらに下を作ることで自分達のバカさをごまかしてるだけアル!」



アスナと古の反応にまき絵は笑みをこぼし、話を続ける。
「その通りよ。今まで私たちのクラスは勝手にボーダーを引かれ、私たちバカとそうでない者に分けられてきた!
そこで、それを無くす意味でもバカではない側からこっち側に一人取り込むんよ!」
「6人に増えたところで何が変わるとも思えないですが・・・」
「いやいや、6人目を取り込めば続いて、7人目、8人目も取り込めるようになるのよ」
「・・・・何故でござるか?」
「私たち5人がバカレンジャー扱いされてるのは、『戦隊は5人』という世間一般の常識に加え、
私たち5人の成績が『常に』クラスのワースト5を独占するぶっちギリの悪さだからよ。
しかし、そこに6人目が加わるとする。すると、中にはその6人目より悪い成績をとるヤツが私たち以外にも出てくるでしょう。
そうなるとどうなると思う?」
「・・・その負けたヤツもバカレンジャーになるアルな!」
「その通りよ。そうしてバカレンジャーは増えてゆき、残った生徒もバカレンジャーの誰か一人にでも成績で負けたら新たなバカレンジャーとなる。
そうしてどんどんこっち側に取り込めば、最終的にクラス全体がバカになって他人を成績で差別することのない、理想郷が出来るんだよ!」
キバヤシのような強引な理論をぶちまけ、まき絵は力説した。
「随分話が飛躍して聞こえるが、そ・・・そう上手くいくのでござるか・・・?」
「その計画にはなにかデジャビュを感じるです・・・」
二人が駄目出しをするが、バカレッドとバカイエローの目は輝いていた。
「ヤベー、こいつ超頭イイよ!」
「これは素晴らしい作戦アルな!よし、クラス総バカレンジャー化に向けて、mず6人目の戦士を見つける(祭り上げる)アル!」
「ようし!では早速クラスの奴らに宣言しよう!行くぞみんな」
「「おう!!」」
こうして、まき絵、アスナ、古の三人は教室に向かって走り出した。
「・・・楓さん、ほっときましょう。バカは死ななきゃ治らんです」
「・・・拙者はバカ呼ばわりされても別に気にしておらんのでござるが・・・なんだかまき絵殿の話は少し面白そうでござるな!」
そう言うと、楓もドロン!と消えてしまった。3人の後を追ったのだろう。
(・・・・・あいつ等は本物のバカです・・・・)
一人残されたゆえも、とぼとぼと教室に向かって歩き出した。

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