MAGISTER NEGI MAGI from Hell

バカピンクの閃き

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negiijime2

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日曜の朝。佐々木まき絵は目覚ましがなる前に目を覚ました。時刻は7時半。
「ふぁあ・・・眠い・・・ん~まだこんな時間か」
彼女は日曜の朝8時から放送される仮面ライダーカブトを毎週楽しみにしていた。
うっかり二度寝して、見逃してはたまらないのでいつもより30分早くテレビをつける。すると轟轟戦隊ボウケンジャーがやっていた。
そこで彼女はある事に気づく。
「あ・・・あれれ?なんか光ってるのいるし、今の戦隊って6人なの!?」
クラスからバカレンジャー扱いされる事に密かなコンプレックスを抱いていたまき絵は、
これを機にもう一人こちら側に取り込んでやろうと思いついた。
「それにしてもこの黄色の女、ピンクより大分アホそうだねw
黒もアホっぽいし、赤はオッサンくさいし、青はウチのクラスの陸上部みたいに影が薄いしw」
自分と色のかぶるピンク以外の悪口を言いながら、ボウケンジャーの視聴を続けるバカピンク。

その頃バカレッドは新聞配達の後、うっかり二度寝をして「かいけつゾロリ」を観損ねた事を嘆いていた。
その傍らネギは(うっせーな、プリキュアが始まるまで起こすんじゃねーよ)と不機嫌になっていた。



翌日、ブルーマンデーをさらに憂鬱にさせる学力テストが行われた。
しかし、まき絵は一人わくわくしながらテストを受けている。この結果、誰が6人目に加わるのか楽しみで仕方ないからだ。
(あたしら5人に次いで成績が酷いのはまずあのピエロ。でもアレはどっちかっつーと敵組織にいそうな感じだよね。
子供さらって風船にでもしそう。こえー、こえーw
他は名前がロボっぽい金髪ロリとその手下のまんまロボっぽいやつ。うーん、あいつらは取り込みにくそうだな。
あと、天然お譲の腰巾着も意外とバカなんだよな。真面目なくせに。あたしはちゃんと授業聞いてないからできないだけだよ。ウン。
あいつ、一、二年の頃、トモダチいなくて寂しそうだったから誘えば意外と乗ってくるかも。
しかし、この辺加えるとリアルでボウケンジャーより強くなりそうだな。すでに武道四天王2人入ってるし。
ぷっwそれにしても四天王って結局全員そろいも揃ってバカじゃんwガングロも成績微妙だし、脳みそまで筋肉なんじゃね?
そうそう、確かチアリーディングの三人もそろってバカだったよな。でもあいつら3人でようやく一人分みたいなもんだし、
一人だけ加えても地味かw6人目というよりミドレンジャーポジション)

テストの時間中ずっとこんな事を考えていたまき絵は今まで不動のナンバー1(ワースト1)だったアスナを下回る成績を取る事となる。

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