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学校が終わった…姉妹が散歩を始めた。大河内が、草むらに隠れてさんぽ中の姉妹を待ち伏せている…
某ヒーローの敵・ダダの着ぐるみに、麻帆良寮の大浴場で集めた抜け毛を一面に張り付けた
着ぐるみに着替えている。姉妹にとって、そのお化けはもっとも嫌悪されるものの一つに違いない。
真夏の太陽に晒された、蒸し暑い着ぐるみの中で、大河内が虎視眈々と姉妹の登場を待っている。
『待ってるよ、ちびっ子達…思いっきり、おどかしてやるから…!』大河内は本気である。
次第に、ワキガの臭いが着ぐるみの中からモワァ~ンと漂って来た。
そのことから、結構な時間、草むらに潜伏している事が分かる。暫くして、ようやく姉妹がぶらぶらと歩いてきた。
「暑いよぉ~私、喉乾いた」妹はうるさくダダをこねる。
「え~?じゃあ少し戻ってジュース買おうか?」姉が仕方なく妹に合わせる。
『戻る!?ここで戻られたら、気が狂ってしまう!今しかけるしかないぞオォォ!』
大河内はそう決心すると、草むらから飛び出て、一気に姉妹へと突進しながら叫んだ。
「うぼぼっぼぼおぼぼおぼ!ぶち殺すぞゴミめらぁぁ!ウラァアア!」
突然現れ、突進してくる毛深すぎるダダにビビりまくる姉妹。
「史伽!変なのこっちにくるよぉおおおおお!」姉が絶叫する。
「アワワアアアアッ!怖いよ変なおばけこわいよおおおおおおお!」
妹には、その姿だけでも相当な恐怖だったらしく、腰を抜かしてしまった。
『姉を追い掛け回す!これで私の役目は終りか…ここで暴れよう』
「ヴヴヴヴォオオオ!」大河内が姉へ向かって吠える。その直後、姉に向かってゆっくりにじり寄る。
「いやぁあ!なんで私に向かってくるの!?怖い怖いやめてえ!」姉は妹を見捨てて駆け足で逃げた。
妹は小便を漏らしている。敢然に放心状態だ。
「ぐえへっへえええっ!待てえ!」先ほどまで奇声しか発しなかった化け物が『待てえ!』と日本語を喋ったが、
もはや姉妹には化け物のいっている事は全て奇声に聞こえていたのだろう。
大河内は姉を追い回し続けた。200メートルほど追いかけっこをした後、着ぐるみを脱ぎ、
綾瀬達に作戦成功のメールを送った。
「ふぅ~…気持ちいい作戦だった」一仕事終えた大河内の顔は実にすっきりとしていた。

綾瀬が大河内からのメールに気付く。
「史伽さんは失禁してるそうです。早めに片付けましょう」
早速、行動を開始する2人。大河内が待ち伏せていた場所を通り過ぎてしばらく歩くと
小便でぐっしょり濡れたパンツを履き、泣きながら足を激しく掻いている史伽の姿を発見した。
「あ、ふみちゃん。お漏らししたの?ププッ…」のどかが軽いジャブを出す。
「ううっ、へんなお化けが出た…髪の毛が一杯生えてる変なの…お姉ちゃんは追い掛けられて逃げた…」
史伽が事情を説明するが、ショックから立ち直っていないのか訳のわからない話をする。
「はぁ?お化け?昼間に?それでお漏らしですか?
 そんなことより、水虫を治す事が先でしょう」綾瀬の言葉は強烈である。
「お化けにビビって姉は妹を捨てて逃走、妹は失禁…おまけに水虫。
 おもしろ~い…みんなに言いふらしちゃおうかな?」のどかが意地悪に史伽を責める。
「うううっっ!まってくださいぃ、意地悪はやめてください…」やっぱり気が小さい史伽。
「…いまから、姉妹2人で龍宮さんの部屋へ行ったら、この事は内緒にしてあげるけど?」
のどかが、生か死かの選択を迫る。
「ひっく…いやです…怖いし臭いです…ひっく」当然嫌がる史伽。
「じゃ、ばらすから」のどかに温情はない。
「行きます行きます行きますううううう!行くからばらさないでください!」史伽が縦に首を振る。
「分かればいいですよ。今すぐに、龍宮さんの元に行って下さい」宮崎が急かす。
「わかりましたああ!今すぐいきますうううう!うええええん~お姉ちゃ~ん」
そう言った後、姉の逃げた方角と思われる方へすっ飛ぶように走り去っていった。
史伽の座っていたコンクリートは、臭いシミを作っている。
「笑えましたね、泣きながら足を掻いてる姿は」綾瀬がにやけながら言う。
「うん、知能指数、かなり低そうだったねw」のどかも、間違った方向に程よく成長している…