MAGISTER NEGI MAGI from Hell
まほら新聞
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匿名ユーザー
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学校の掲示板に人集りが出来ている。お目当てはまほら新聞。
近頃、麻帆良を騒がせていた露出狂の姿がハッキリと一面に載っている。記事にはこう書いてある。
近頃、麻帆良を騒がせていた露出狂の姿がハッキリと一面に載っている。記事にはこう書いてある。
『犯行は夜中10時頃に、麻帆良市内の公園で行なわれました。その時、車通りは少なく、
人もほとんどいませんでした。私は露出狂がよく目撃される場所で待ち伏せていたのです。
はっ!っと気付いた時、遠くから歌が聞こえてくるのが分かりました。そして、
古い映画の歌を唄いながら爆走中の露出狂を姿を発見し、その場でシャッターを切りました。
菲常に素早い動きだったので、露出狂を捕まえる事は出来ませんでした』
人もほとんどいませんでした。私は露出狂がよく目撃される場所で待ち伏せていたのです。
はっ!っと気付いた時、遠くから歌が聞こえてくるのが分かりました。そして、
古い映画の歌を唄いながら爆走中の露出狂を姿を発見し、その場でシャッターを切りました。
菲常に素早い動きだったので、露出狂を捕まえる事は出来ませんでした』
一見すると普通の記事だが、よくよく注意して見るとばっちり犯人の名前が書かれているのに気付くだろう。
皆、この縦読みを楽しみにしているのだ(※携帯から読んでる人は気付かないかも…スマソ)。
何気ない記事にも悪意が込められているから、まほら新聞なのである。
事実、報道部は生徒達から恐れられている。何せ、報道部を敵に回す事は
自分の不利な情報が、全校生徒に知られると言うことなのだから…
皆、この縦読みを楽しみにしているのだ(※携帯から読んでる人は気付かないかも…スマソ)。
何気ない記事にも悪意が込められているから、まほら新聞なのである。
事実、報道部は生徒達から恐れられている。何せ、報道部を敵に回す事は
自分の不利な情報が、全校生徒に知られると言うことなのだから…
その人集りを遠巻きに見ている朝倉と長谷川。
「大反響!張り込んだ甲斐があったね~ホント!」朝倉がウキウキしながら話す。
「ああ、そうだな。また、面白いネタがあったらまた教えるから。楽しみにしとけ」
長谷川が得意げに言った。本当は、龍宮からの情報なのだが…
「そん時はまた、よろしくね」朝倉がウインクする。
おそらく、その朝倉の顔をそこらのハナ垂れ小僧が見たら、その顔を目に焼きつけて夜中に1人シコシコするだろう。
人を誘惑するような、甘い表情。朝倉はそれを持っている。
従って、麻帆良の中では結構な有名人だ。その彼女がイボ痔だと知ったら、みんなどんな顔をするんだろうか…?
「大反響!張り込んだ甲斐があったね~ホント!」朝倉がウキウキしながら話す。
「ああ、そうだな。また、面白いネタがあったらまた教えるから。楽しみにしとけ」
長谷川が得意げに言った。本当は、龍宮からの情報なのだが…
「そん時はまた、よろしくね」朝倉がウインクする。
おそらく、その朝倉の顔をそこらのハナ垂れ小僧が見たら、その顔を目に焼きつけて夜中に1人シコシコするだろう。
人を誘惑するような、甘い表情。朝倉はそれを持っている。
従って、麻帆良の中では結構な有名人だ。その彼女がイボ痔だと知ったら、みんなどんな顔をするんだろうか…?
その2人の様子を、更に遠くから望遠鏡で観察する龍宮達。
「ふむ…我々の術中にはまっていることには全然気付いてませんね」綾瀬は冷ややかに彼女達を見ている。
「そのようだ。さて、古菲がこちら側の人間になった。次のターゲットは、鳴滝姉妹だ。
彼女達をこちら側の人間にすれば、色々ないたずらをしやすくなる。
作戦はもう考えてあるが…誰か、彼女達を攻めてくれないか?
私は私でする事があるのでな…」龍宮はやはり単独行動が好みらしい。
「やりたい」大河内の積極的な発言。
「一緒にやりましょう。腕試しをしたいです」綾瀬も意外と血の気が多い。
「私も…もっと人と話す機会を増やさなきゃいけないし…」隠れた前髪から、闇を宿す目がキラリと光る。
「…やる気があるのは結構だが、やり過ぎないでくれよ?」龍宮が釘をさすように忠告する。
「大丈夫」大河内の冷静な言葉が、龍宮を安心させた。
「そうか、では任せるぞ。作戦だが、姉妹がさんぽしている時に、水虫の話をして脅す。
その後、うまく捲し立てて、放課後に私の部屋を訪れるようしむけてくれ。
2人を同時に相手をするから、少々やっかいだが、それだけの価値はアル」
龍宮が作戦の概要を話す。そこに、綾瀬が口を挟む。
「2人を同時に攻める必要はありません。1人を攻めれば済む事です。
双子は、幼い頃から2人がピッタリと息を合わせて行動する故、
自我が芽生える時期が遅くなりがちだそうです。あの姉妹はまさにそれです。
片方が落ちれば、もう片方も必ず落ちます。力む必要はありません」
哲学獣・綾瀬の本領発揮である。
「2人がさんぽをしている最中、アキラさんが化け物に化けて2人を散り散りにさせます。
これでアキラさんの出番は終りです。その後、私達2人で妹を攻めます。
双子の絆を利用しすれば、さほど苦労もなくこの作戦は終わるでしょう」
「ふむ、そうか…そっちの作戦の方が労力が省けそうだな」龍宮も納得する。
「気の弱い妹を集中して狙うなんて、鬼畜だね、ゆえ…」
「そういうのどかも、何で薄ら笑いを浮べているんですか?ククク」
当初は健全だった彼女達も、段々汚れてきたようだ…
「ふむ…我々の術中にはまっていることには全然気付いてませんね」綾瀬は冷ややかに彼女達を見ている。
「そのようだ。さて、古菲がこちら側の人間になった。次のターゲットは、鳴滝姉妹だ。
彼女達をこちら側の人間にすれば、色々ないたずらをしやすくなる。
作戦はもう考えてあるが…誰か、彼女達を攻めてくれないか?
私は私でする事があるのでな…」龍宮はやはり単独行動が好みらしい。
「やりたい」大河内の積極的な発言。
「一緒にやりましょう。腕試しをしたいです」綾瀬も意外と血の気が多い。
「私も…もっと人と話す機会を増やさなきゃいけないし…」隠れた前髪から、闇を宿す目がキラリと光る。
「…やる気があるのは結構だが、やり過ぎないでくれよ?」龍宮が釘をさすように忠告する。
「大丈夫」大河内の冷静な言葉が、龍宮を安心させた。
「そうか、では任せるぞ。作戦だが、姉妹がさんぽしている時に、水虫の話をして脅す。
その後、うまく捲し立てて、放課後に私の部屋を訪れるようしむけてくれ。
2人を同時に相手をするから、少々やっかいだが、それだけの価値はアル」
龍宮が作戦の概要を話す。そこに、綾瀬が口を挟む。
「2人を同時に攻める必要はありません。1人を攻めれば済む事です。
双子は、幼い頃から2人がピッタリと息を合わせて行動する故、
自我が芽生える時期が遅くなりがちだそうです。あの姉妹はまさにそれです。
片方が落ちれば、もう片方も必ず落ちます。力む必要はありません」
哲学獣・綾瀬の本領発揮である。
「2人がさんぽをしている最中、アキラさんが化け物に化けて2人を散り散りにさせます。
これでアキラさんの出番は終りです。その後、私達2人で妹を攻めます。
双子の絆を利用しすれば、さほど苦労もなくこの作戦は終わるでしょう」
「ふむ、そうか…そっちの作戦の方が労力が省けそうだな」龍宮も納得する。
「気の弱い妹を集中して狙うなんて、鬼畜だね、ゆえ…」
「そういうのどかも、何で薄ら笑いを浮べているんですか?ククク」
当初は健全だった彼女達も、段々汚れてきたようだ…
朝、お得意の方法で龍宮が古菲を攻めた。
「まほら新聞を読んだぞ…古菲、お前のシモの毛はやっぱり金髪なんだな」
龍宮が渦中の人物を直撃する。
「へ…?そりゃそうアルよ」
平然と答える古菲。普通、臭くて黒い嫌われ者にシモの毛がどうたらこうたら聞かれたら
即逃げるのがまともな神経の持ち主だろう。が、彼女はやはりまともじゃないらしい。
「全裸で走るのは気持ちいいのか?」
龍宮が核心を突く。一気に取り込む気だ。
「とっても気持ちいいアル。一緒に走るアルか?」
全く動じない。羞恥心が欠けている。古菲は龍宮が壊そうとする前から壊れていた。
予想外の展開に、龍宮が面喰らう。が、落ち着いて切り返す。
「古は変態だなぁ。実は、私も全裸ジョギングをしてみたいと思っていたんだ」
「そうアルか。さすが真名アルね。やっぱり人間、最後は変態性と体力アル!」
古菲はすでに目覚めていた。洗脳する前から、話が合う人物が近くにいたことに驚きを隠せない龍宮。
「じゃあ、今日の夜中に一緒に走ろう」
「分かったアル。それじゃ、9時に待ち合わせアル」
『むうう…また猿芝居をせねばならないな…』
なりゆきで、夜中に全裸で走る事になってしまった龍宮。
放課後に尋ねてくる鳴滝姉妹の洗脳もせねばならない。
変態達の多忙な一日が始まる…
「まほら新聞を読んだぞ…古菲、お前のシモの毛はやっぱり金髪なんだな」
龍宮が渦中の人物を直撃する。
「へ…?そりゃそうアルよ」
平然と答える古菲。普通、臭くて黒い嫌われ者にシモの毛がどうたらこうたら聞かれたら
即逃げるのがまともな神経の持ち主だろう。が、彼女はやはりまともじゃないらしい。
「全裸で走るのは気持ちいいのか?」
龍宮が核心を突く。一気に取り込む気だ。
「とっても気持ちいいアル。一緒に走るアルか?」
全く動じない。羞恥心が欠けている。古菲は龍宮が壊そうとする前から壊れていた。
予想外の展開に、龍宮が面喰らう。が、落ち着いて切り返す。
「古は変態だなぁ。実は、私も全裸ジョギングをしてみたいと思っていたんだ」
「そうアルか。さすが真名アルね。やっぱり人間、最後は変態性と体力アル!」
古菲はすでに目覚めていた。洗脳する前から、話が合う人物が近くにいたことに驚きを隠せない龍宮。
「じゃあ、今日の夜中に一緒に走ろう」
「分かったアル。それじゃ、9時に待ち合わせアル」
『むうう…また猿芝居をせねばならないな…』
なりゆきで、夜中に全裸で走る事になってしまった龍宮。
放課後に尋ねてくる鳴滝姉妹の洗脳もせねばならない。
変態達の多忙な一日が始まる…
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