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美砂、桜子、円の三人から少し離れた場所、ハルナ、夕映、のどかの三人がいた。
いつもはなんてことない会話に花が咲き、楽しい 帰り道もこの日は違った。

夕映「元気出すですハルナ。うちのクラスの連中のあのような行動はいつものことです。
きっと二、三日もすれば忘れるです」

のどか「そうだよハルナー。それに何かあっても私達がいるでしょ?あんまり頼りにならないかもしれないけど」

ハルナ「うん…ありがと二人共」

ハルナはできる限りの笑顔を作って答えた。
今の私はちゃんと笑えているだろうか。
いつもの私みたいに気丈に………気丈に?
私はそんなに強かっただろうか…。小学生時代の思いでがハルナの脳裏をよぎった。
いつも同じ光景しか浮かばない。クラスメイトに囲まれ、真ん中で泣いている自分。周りから聞こえてくる罵声。
何かしたわけではないのに引込思案でクラスメイトに馴染めないと言う理由で始まったいじめ。
初めは大したことなかったそれもだんだんとエスカレートしていった。


そうだった。最近では友人も増え、そんなこともなくなったから忘れていた。


気丈に振る舞っていた私は本物じゃない。つらい過去から逃れようとしていた虚像にすぎなかったんだ。中学に入ったら明るくなろう。そう思って無理矢理変えた性格。
でも、本質は何一つ変わっていなかったようだ。誰もいない教室、一人で泣いていた頃と変わらない。
本当に強い心を持たない私はいじめに立ち向かっていくことはできない。
ただ一つだけ…あの頃と違うところがある。
この二人の存在。初めてできた、本当の友人。
二人に心配かけさせるわけにはいかない。例え偽物の気丈さでも今はいい。明るく、いつも通りに。

ハルナ「もう全然平気よ。こんなんでへこんでて、同人作家がやっていられるかって話よね」

よし、大丈夫だ。うまく…、笑える。

夕映「そうです、それでこそハルナですよ」

のどか「確か今日〆切りだったよね?今日は朝まで手伝うよ」

ハルナ「じゃあとっとと帰るかぁ。あ、君達、今日はほんとに朝まで寝かせないからね」

今回のいじめはきっと簡単には終わらない。それにきっとエスカレートするだろう。
いじめを受けたことのある者の直感がそう言っている。
でも、もしかしたら乗り切れるかもしれない…。今度は独りじゃないから…