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ふうか「何でもないよ!」 とっさについてしまった嘘。本来ならトイレに行く事を述べ姉妹で事を終わらせば良かったのだが何故か心と逆の事を言ってしまった。 ふうか(後、15分我慢すれば授業が終わる) ふみか(痛いよぅ…もう我慢出来ないよぅ) [ギュルルルルルルル] 今まで生きた中で経験したことの痛みがふうかを襲う。その時、微かに聞こえたふみかの小さい叫び声 ふうか「…ふみか?」 ふみかの名を呼ぶのと同時にそれは始まった [ブリッビチビチビチ] 一瞬、教室が静まり帰り叫び声が上がる。ふみかは手で顔を隠し声を押し殺して泣いていた。その間も本人の意思とは無関係に大量の便が椅子と床に広がって行く。 ふみか「ゴメンナサイ…ゴメンナサイ…」 ふみかは誰に言うでもなく小さい声で泣きながら謝り続けた。 ふうか「あっあっあだ…だめ…だめ…」 皆がふうかの異変に気付き今度はふうかに一斉に振り向く ふうか「で…出る。見ないで」 [ブバッビリビリビリビチビチ] こんな小さな体のどこに有るのか分からない程の大量の便をふうかも出し始めた。絶叫に近い泣き声。無情にも出続ける便を止めるすべはなかった。 アスナ「早く二人を保健室へ」 本屋「雑巾を用意します。」 呆然とするクラスメートはアスナと本屋の言葉で我に返り自ら進んで双子の世話を始める。双子は泣きながら委員長と保健室へ向かっていった。教室はアスナと本屋が率先して動いたおかげで早く綺麗になった。 [放課後] ふうか「アスナ達でしょ…ボク達をこんなめに…」 ふみか「……」 アスナ「何が?」 本屋「お漏らしの事ですか?」 ふうか「そうだよ!だっておかしいもん…」 アスナ「可笑しいのはどっちかしら」 本屋「人になすりつけるのは良くないです…」 ふみか「証拠ならあるです…」 二人は小瓶を取り出す。 アスナ「それもってネギの所へいく?」 ふうか「先生だけじゃなく、皆にも言うもん」 本屋「いいですよ…でもこれからは口に含む物全てに注意しないと…」 ふうか「なっ…」 アスナ「そういうことよ」本屋「あなた達が何もしなければ私達は何もしません」 ふみか「…おねぇちゃん」 そこへ委員長が現れた。 委員長「どうしたんです」 アスナ「ああ、今日の事でね」 委員長「そう…」 双子「…」 委員長「鳴滝さん。皆気にしてませんわよ。誰だって調子の悪い時はありますもの」 泣きながら委員長に抱き着く双子。二人を抱きしめ優しい微笑みを浮かべる。 そこへ委員長が現れた。 委員長「どうしたんです」 アスナ「ああ、今日の事でね」 委員長「そう…」 双子「…」 委員長「鳴滝さん。皆気にしてませんわよ。誰だって調子の悪い時はありますもの」 泣きながら委員長に抱き着く双子。 アスナ「その二人をたのむわ…」 本屋「大分傷付いてますから…」 後を委員長に任せさる二人。 委員長「ちょっとアスナさん全く…」 双子はずっと泣き続けたままだ。委員長は二人を抱き寄せ耳打ちする。 委員長「アスナさんと宮崎さんから伝言ですわ」 双子「……」 委員長「暇潰しには充分過ぎる。ですって…何の事かしらね…」 そう言ってより強く抱きしめ冷たい笑みを浮かべた。 FIN

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