「お見舞い楓」(2006/06/04 (日) 09:54:52) の最新版変更点
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―ピンポーーン、ピンポーン…
アキラ「(いない…のかな?)」
かちゃ←インターホンの音
?「はい?誰ですー?」
アキラ「(あれ?くーふぇこんな声だっけ?)大河内です…お見舞いに来ました」
?「あ、わかりましたー、いまあけますねー」
ガチャ…
アキラ「おじゃまします…ってネギ先生?」
ネギ「えへへー僕もお見舞いですー」
アキラ「そう…ですか…」
正直、アキラはこの能天気なネギにイラつきを覚えていた…
もっと早く気付いていれば、いや気付いた所で結局見てみぬふり…
ネギ「くーふぇさんは元気ですよー」
アキラ「…はい」
ネギ「…」
くーふぇ「あ、アキラ!ナハハ、わざわざありがとうアル」
アキラ「うんん、はい、これ…くーふぇ肉まん好きだったよね」
くーふぇ「わー、??アル!」
ネギ「あーおいしそーですねー古老師いいなぁ」
アキラ「…ネギ先生は…能天気でいいですね、何があったのかも知らずに…」
ネギ「(ビクッ)…」
くーふぇ「…そんなことないアルよ?」
アキラ「ぐす、今日だって…私がいじめられてたの知ってて…」
くー「…やっぱり…アルか…」
ネギ「…ごめんなさい、アキラさん…でももう少し…確かめたかったんです…」
アキラ「…?」
ネギは静かに語りだした…
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ネギ「実は…ウチのクラスはここの所ひどく雰囲気の悪いクラスということ
で職員会議でも問題になっているんです…」
アキラ「そん…な…」
ネギ「授業中のおしゃべり…休み時間での素行不良…そしていじめ…」
アキラ「…」
ネギ「まぁ…全て僕が教師としてしっかりしてないのがいけないんですが」
アキラ「そ、そんなことは…」
ネギ「確かめたかったっていうのは…もう少し皆さんだけの力でなんとか
して欲しかった…えぐっ、皆さんを信じていたかった…」
くー・アキラ「……」
ピンポーン…ピンポーン
アキラ「…えと、あ!私出てきます!」
ガチャ…
アキラ「あ、長瀬…さん」
楓「お?こんちゃーアキラ殿♪」
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アキラ「…こんにちは…」
楓「おじゃまでござるー♪」
くー「か、楓…どうしてきたアルか…」
アキラ「くーちゃん…」
くー「……、ぷっ、あははは…」
楓「?・・・どーしたでござる?」
アキラ「???」
くー「にゃはは…楓…靴下穴あいてるアルよー」
楓「あ、本当でござる…あまり見ないででござる…なはははは」
アキラ「くすくす…」
ネギ「あは、あはは…(昔は、皆こうだった…)」
…しーーん…
ネギ「なんとか…しなきゃ…」
楓「…無理で…ござるよ…人の心は一度汚くなってしまえば
きれいにするのは不可能でござる…」
アキラ・くー「…」
ネギ「そんなことはないです!だって、皆あんなに仲良かったじゃないですか!」
楓「…無理でござる!もはやうちのクラスは覆水!何をしたってあの頃には…」
ネギ「楓さん…楓さんはまだあきらめていないです…」
楓「なにを言っているでござる…?」
ネギ「ふふ…わかってますよ…楓さんはだれよりも優しいんですから…」
くー「私、明日から学校行あくアル…」
ネギ「がんばりましょう、僕は生徒さん達を信じています!」
楓「ネギ坊主…」
アキラ「…うん…!」
うほっ(^O^)
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