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何者かのレポート
・神楽坂明日菜
バイト先で暴力事件勃発。タイーホ。
・桜咲刹那、近衛木乃香
二人で駆け落ち。その後の詳細は不明。
・古菲
格闘家としての選手生命を絶たれる大怪我を負いながらも生還。
ただ記憶の一部を失っている(ネギに消された?)ため、事故の真相は闇の中へ。
・朝倉和美、葉加瀬聡美
葉加瀬については学園祭後、朝倉はその後しばらくして行方不明。
一説では捕まり、牢屋に放置されたまま忘れられ衰弱死との噂がある。
・超鈴音
生死不明。死亡または自殺説が有力。
・学園の離れにある謎の小屋
需要がない上に古いため破棄が決定。埋め立て後には謎のお札が張ってある。
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「…ぐっ」
破棄が決まった小屋跡に一人の学園生徒が入り込んだ。
その体は酷く傷付いており、小屋に隠された地下室に入り込むやその場に倒れた。
もう虫の息で自分の命も時間の問題かと思われたとき…
「……誰だ、私を迎えに着たのか?」
「私にはそんな力はありませんよ、龍宮さん」
力ない声を出す龍宮真名は魔眼でさよの姿を見た。
「みなさん…待ってますよ」
するとさよの後ろから朝倉、葉加瀬、超の姿が現れた。
もうじきそちらの仲間入りだ。
「そうか…もう終わりか……」
龍宮は半ば諦めかけていたが…
「いいえ、終わりではありません」
さよの言葉は何か意味ありげな発言だった。
「どういう…ことだ?」
「…平たく言えば復讐です」
あの物静かなさよが思いもしない言葉を口にした。
「私たちは生きる権利も何もかも奪われ、この暗い牢屋の中で皆命を落としてしまいました。特に超さんは…」
同時に超の顔が曇る。あの一件以来、口数が減りやや暗い性格になってしまった。
「私たちは、ネギ先生を…魔法先生方を許すことは出来ません」
「…そうだな、私も同じ意見だ。ついさっきやられたがな」
龍宮は同意見、もう迷う必要はない。
「龍宮さんが入ってきたということは表の札は外れたということだね」
朝倉が出入り口を見て軽く笑う。
「どんな姿になっても…これだけは…」
葉加瀬も並々ならぬ決意だ。
「外で少し待っててくれないか?私の死に様は誰にも見せられんのだ……」
皆は、龍宮を下に残して外に出る。
一体どのくらい外に出ていなかったのだろうか。
外の空気と夜景がとても綺麗だ。もうこの風の温もりも感じないだろうが…
「それじゃあ、行くヨ」
超の目が据わる、悪霊と言われても構わない。
今までの借りと皆の怒り、そして自分自身のために。さよと同じような姿になってもその思いは変わらず。
世界を敵に回しても、やるべきことが出来たから…
完
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