Q.メダカ飼育の心得(屋外編)



A.
メダカを屋外飼育する場合は下記がポイントです。


(1)概 要

【メリット】
●蛍光灯、フィルターの設置は不要→ランニングコストが安価。
●日光に直接当てることができるので、 成長その他にも良い。

※特に日光は重要なポイント!

【デメリット】
●睡蓮鉢の購入が多少高いこと。
●外での飼育になるので、季節の変動の影響が大きいこと。
(夏場は多少の気をつける等)
→真夏は日陰に置く、足し水を欠かさない等の工夫が必要!
●気軽に部屋でテレビでも見ながらメダカ観賞ができない


以上から、生育上の環境面では屋外の方が望ましい点が多く、
実は初心者向け
となります。


(2)屋外飼育に必要なもの

屋外飼育
●初期費用
→4,000~5,000円
●ランニングコスト対象
→基本肥料のみ

●容器(睡蓮鉢がおオススメ)
●土(※荒木田土がオススメ)
●水槽
(+睡蓮等は肥料)

これらを用意・セッティングしましょう。
水草/土は別項目を参照してください。


(3)飼育の容器比較

容器 メリット デメリット 備考
睡蓮鉢
(陶器製)
耐久性がよい
●風情がある
●他の容器に比べ、
水温の変動が
少ない
●初期費用が高い
●重量があり、多少
設置に困る
●水量が小さく
なりがち
オススメ。
ただし、初期費用が
かかるからといい、
小さすぎる睡蓮鉢は
厳禁。
ガラス水槽 ●側面からの鑑賞
が可能
●側面からの光に
より藻類大発生
●側面からの光に
より水温変動大
水温の変動が
致命的で、初心者
には難しい容器。
基本避けるべき。
プランター
(園芸用)
●安価である 耐久性がない
●水温の変動大
耐久性に難あり
睡蓮鉢
(プラ製)
●安価である ●プランターより
十分耐久性あり
安価で手頃


以上から、睡蓮鉢(陶器製)がオススメ。
初期コストはホームセンターで3,000~4,000円でそこそこのものが入手可能。
直径45cm、推進25cm程度は欲しい…ここでケチると失敗のもと!


(4)その他留意点

●夏場の水温対策●
真夏は影場に置くなど工夫。
推進の深いものを使えば、多少メダカに影響を減らせる。
夏場の足し水は重要!

●害虫対策(植物編)●
睡蓮等を植えている場合、食害にあう。
特にアブラムシがうざい。手でとってメダカのえさにするか、
オルトラン粒剤を少量使用。
バッタさまは強敵。どうしたものか…天敵(カマキリ等)に
期待、できませんorz

●害虫対策(水中編)●
知らない間にヤゴなどがいたりする。
これは手でとるしか。放って置くとメダカが食われちゃう。。。

●藻対策●
夏場は特に悲惨。対策は下記

★ヒメタニシ投下
目に見えて効果がなさそうで、その実投入/非投入で
効果が変わる生体兵器。
タニシ類では比較的丈夫なので投入したい。

★ミナミヌマエビ(類)投下
タニシに比してあんまり効果がないようだが、
繁殖力も旺盛なのでお供によいかと。

★テデトール(手で取る)
一番即効性があるが、根気がいりますよね。。。
割り箸、ピンセットは購入しておきたい。。







最終更新:2009年07月13日 21:24