初恋
元気にしてるかな。
僕はまだこの街にいる。
君はどこか引っ越してしまったかな。
この街で君に会って
君は人生のすべてのページを書き換えて
そしていつの間にかいなくなった。
今だから言えるけど
僕はだいぶ君のために泣き暮らしたんだ。
しあわせにしてるかな。
君がほかの誰かと
家庭を持っている姿を見るのは
ちょっと胸が痛むけど
でも泣き笑いになっても
僕はそれをうれしく思うよ
なにか苦しいことがあったら
昔のことを思い出して。
君はとても強いんだ
僕はずっと見てたからね。
君の笑顔はいつだって
僕の心を暖かくしたんだ。
僕が君に何の資格がなくたって
君の幸せだけはいつも祈っていることができる。
もうすこし、ほんのすこしだけ
こうして君のことを想っても
神様は許してくれるだろう?
君もね。
いつか笑顔で君に会えますように。
詩。2006年。
最終更新:2006年05月28日 23:05