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「国父」と慕われ、大国に翻弄された
冷戦時代や、国民の大虐殺が行われた1970年代の
ポル・ポト政権時代など、国家の命運を左右する事態に関わり、
カンボジアの現代史そのものと言える存在だった。
カンボジア政府高官によると、前国王は
心臓病や
がんなどを患い、近年は
北京で療養することが多かった。直接の死因は心臓病とみられるという。
シアヌーク前国王は41年に18歳で即位。53年に
フランスからの完全独立を果たした後、55年にいったん退位して首相に就任した。
カンボジア和平の象徴として93年に国王に復位した。2004年10月に、健康不安などから息子の
シハモニ殿下に王位を譲った。
(2012年10月15日11時03分 読売新聞)
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最終更新:2012年10月16日 02:07