※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

時間使用で語るGPU




そろそろ自作PC2号機の記事でも書こうと思っていたが、その前にGPUネタである。

といっても、グラフィック性能比較は他サイトや雑誌でも大々的に行われているし、消費電力の比較も単調である。ここではあえて耐久力という面で比較を行ってみたい。え?耐久力って何ですかw

まず一般的なGPUの比較というと、ベンチマークをして描画能力や計算能力を比較することがすべてという感じだ。それに消費電力をまじえてワットあたりのパフォーマンスとコストパフォーマンスで比較して買いましょうというのが一般的だ。

しかしぶっちゃけてしまうと、現在のGPUの性能はすごくて1万円台のミドルレンジのGPUを買えば大抵のゲームは快適にできる。ハイエンドなGPUなど買ったところで体感的な差を感じる機会は少なく、1年もすればほぼミドルレンジGPUに性能的に追いつかれる感じ。数値にこだわるベンチマーク狂ならいざ知らず、大多数のPCゲーマーにとってミドルレンジ以上の性能差はほとんど無視してよいのではないか。

私は現在nVIDIA Geforce GTX 560Ti / 580、AMD Radeon HD 7950 と 7770をゲーミングに使っているが、私のやっている3DMMORPGでは最高の描画設定ですべてのGPUが問題なく動くし、処理落ちも感じない。この3DMMORPGでは100人規模の大規模戦闘とかまずないので、単にGPUに優しいのかもしれないが。ちなみにその3DMMORPGは古いタイトルではなく、去年リリースされた最新タイトルだ。

私の使用方法はちょっと特殊で、基本的にはこのGPUに優しいMMORPGを複数窓で長時間というかほぼ24時間ぶっつづけで遊んでいる。というかゲームに自動狩り機能がついているので、30キャラ以上起動してPTを組ませたり露店をさせて、放置して稼ぐというスタイルである。これはもはやゲームを遊んでいるとはいえないのではないかというつっこみはおいといてw

しかし実際問題として基本無料でアイテム課金が一般的な現在のMMORPGにおいて、無課金で通そうとすると複数アカウントで稼ぐのが効率がよい。私はPCにお金をかけたいので、ゲームにお金をかける気はあんまりなく、複数アカウントを利用してゲーム内の流通システムを利用して課金アイテムを入手している。大なり小なりこういう遊び方をしている人は少なくないと思うが、どうだろうか。

さて、そういう遊び方をしていると気になるのは、大抵短時間(といっても数時間単位だが)では安定しているGPUも2日以上時間がたつと処理が不安定になり、ゲームクライアントがエラー落ちするということだ。もちろんこれにはCPUも関わっていて、端的にはCPU性能をあげればより長時間ゲームは安定するが、おなじCPUの場合はGPUの相性のようなものが影響して時間差が出るということがわかった。元々nVIDIA派な私はGeforce GTX560Tiと580を使って遊んでいたのだが、これらのGPUを使ってこのゲームをしていると、48時間を過ぎたあたりからテクスチャが乱れはじめる。私のキャラは他プレイヤーキャラが多い広場で露店放置しているものとモンスター相手に自動狩りしているものがいるが、Geforceで乱れが激しいのは前者である。他プレイヤーが描画できないのか謎の?マークオブジェクトになったり、床が抜けて無限におっこちつづけたり、木や建物のテクスチャがぐちゃぐちゃになったりする。この状態になると最後は大抵クライアントのエラー落ちか応答不能状態で強制終了する羽目になる。

Radeonのほうは少し挙動が異なる。まずRadeonだと72時間程度は安定して動作する。これには私の使っているRadeonのアーキテクチャ世代が新しいせいもあるかもしれないが、ハイエンドといってよいHD 7950だけでなく性能的に明らかにローミドルレンジのHD 7770でも同様である。一週間ごとの定期メンテでGPUを載せ替えてそれぞれのマシンで検証したのでこれは間違いない。また描画の崩れ方も異なり、Radeonの場合露店キャラは周囲のテクスチャが壊れる前にクライアントエラー落ちか応答不能になる。自動狩りをしているほうでは周囲のプレイヤーキャラのテクスチャが乱れるのではなく、完全に消えるが、その他のオブジェクトたとえば木や建物などのテクスチャは乱れない。その状態で場所移動をすると床が抜けることはある。 体感的には長時間使用下におけるテクスチャ描画の安定性はRadeonのほうがよい感じである

この結果は一つのゲームでの検証であるから普遍化するのは難しいと思う。それに検証には1週間単位の時間がかかるのでそうすぐにできるわけでもない。とりあえず検証結果を簡単な表にして下に示す。

ある3DMMOにおけるGPUの耐久力比較
GPU名 コンピュータ(CPU:メモリ容量) 1回目のダウン 2回目のダウン 3回目のダウン テクスチャ乱れの様子
Radeon HD 7950 2号機(Core i7 2700K OC:16GB) 4日目 - - 一部の他プレイヤーキャラが非表示/場所移動後の描画失敗
Geforce GTX 580 2号機(Core i7 2700K OC:16GB) 3日目 4日目(熱暴走でPC再起動) - 木や建物のテクスチャ乱れ/移動時の床抜け
Radeon HD 7770 1号機(Core i7 3770S:8GB) 4日目 - - 一部の他プレイヤーキャラが非表示
Geforce GTX 560Ti 1号機(Core i7 3770S:8GB) 3日目 5日目 - 一部の他プレイヤーキャラが?オブジェクト化/木や建物のテクスチャ乱れ/移動時の床抜け
検証方法
ある3DMMORPGで1PCあたり15キャラを動作させる。3キャラはプレイヤーが行き交う広場で露店放置。12キャラはマイキャラ同士でPTを組ませて自動狩り放置。このゲームでは一週間に一度定期メンテがあるので、メンテとメンテの間の一週間継続的に動作させ続け、PCの挙動を確認する。定期メンテの際にマシンのGPUの入れ替えを行う。ちなみにこのゲームを15アカウント動かすとCPUの使用率は95%以下になることはまずない。気温にもよるが、CPU温度は検証開始直後の9月上旬は最高で70℃をこえた。このゲームは4コア8スレッドのCore i7では24アカウント以上同時に動作させることができる。2コア4スレッドのCore i3 2120Tでは12アカウントはいけると思えるが、実際は6アカウント程度で動かしていた。AMDのA8-4500Mを搭載している ASUS K55DR でも3アカウントは安定して1週間動作させることができる。