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 国内携帯電話3位のソフトバンクが米国3位の携帯電話会社スプリント・ネクステルを買収する方向で検討に入ったことが11日、分かった。過半数以上の株式取得を目指しており、買収総額は1兆円を超えるとみられる。ソフトバンクは、歴史的な円高で投資コストが低下していることも踏まえ、世界最大の米国市場で通信事業に乗り出し、規模のメリットを生かした競争力強化を図る。
 スプリントは、契約件数が約5600万件で、1位の「AT&T」、2位のベライゾン・ワイヤレスに次いで3位。だが、1億件前後の顧客を持つ上位2社との差は大きく、顧客獲得競争では厳しい立場にあるといわれる。
 ソフトバンクは携帯電話の契約件数では3434万件と国内3位だが、PHS専業のウィルコムを含めると3911万件を持つ。今回の買収が実現すれば、両社合計の契約件数は9500万超となり、世界的な通信事業会社が誕生する。6000万件と国内首位のNTTドコモも大きく上回る。
 スマートフォン(多機能携帯電話)の普及を受け、携帯電話市場は世界的に拡大している。ソフトバンクは、成熟しつつある日本市場に比べ依然成長が続く米市場に進出することで、通信事業の規模を拡大し、米アップルの人気スマホ「iPhone(アイフォーン)」などの携帯端末の調達や、高速通信化に伴い増加する電波基地局のコスト負担低減などを図りたい考えだ。(jiji.com, 2012/10/12-00:49)




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最終更新:2012年10月12日 01:27