最近は肝心なところは構文で押さえ、速読で量をこなすタイプの学習が基本となってきてると思うが、
本書はそれに逆行するかのような詳細な精読をおこなうことにより、英文を深く理解する糸口を与えてくれるものである。
最近の入試傾向はとにかく量を求めるところがあり、MARCH以下の中堅校で特にその傾向は顕著である。
リスニングなども含めて総合力を問う形式になっているので、ここまでの英文理解は必要ないだろう。
だが、本書の内容は深い。
後半は完全に受験を超えたレベルとなっているが、国立難関校を目指す人は是非参考にしてもらいたい。
使いやすさ |
6 |
最近の量をこなすという発想とは真逆である。 |
内容の良さ |
10 |
解説はかなり深く、英文理解の深みを教えてくれる。 |
受験に役立つ |
7 |
一部国立難関校で出る解釈に困る英文対策にはかなり役立つ。だが、難関校以外は速読で対応できてしまう。 |
見やすさ |
6 |
読みにくいというわけではない。 |
総合評価 |
6 |
内容は文句なく良いが、全ての人に役立つかというと微妙。実際ここまでの深い理解を求められるのは上位校狙いの人だけだろう。 |
高1 |
高2 |
高3 |
センター |
私大 |
難関大 |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
○ |
最終更新:2011年07月18日 11:31