眼差し


 ギラギラ照りつける
 日差しのようだな
 おまえの眼差し

 こんなうだる夜に
 どうしておまえなんかと
 過ごしているのか

 おれもちょっと
 どうかしてるんじゃないかと
 そう思ったりもしてるのさ

 寝汗をかくほど
 こわい夢を見てふと気がつく
 おまえの重さのせいだと

 そんなに必死に
 俺の胸をつかもうとしたって無駄
 明日にはここを出ていく

 薄情なやつだと
 思ってくれたってかまいやしない
 もうなれっこだから

 忘れちまってもいいけど
 おまえの子供がほしいとも思ったんだ
 もう一度ここに戻ってこれたなら


詩。2006年。

カテゴリ: [落書テキスト]

最終更新:2006年05月30日 00:38