塔上の煌き

    

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雲を突くほどの高さにまで伸びる古の塔。
その周囲を覆うどんよりと曇った空からは所々陽光が筋となって差し込んでいるものの、それは決して神聖な趣ではなかった。いやむしろ、そこにあるのは見る者の足を竦ませる不吉な気配。
そして永きにわたって人間の接近を拒んできたその古塔の最上部で、蒼き鱗を身に纏った1匹の巨獣が怒りの表情を浮かべて眠っていた。
その獣の名はナナ・テスカトリ。遥か昔からこの地に伝わる伝説の古龍種の末裔である。
名に冠したナナの字は"妃"を意味し、獅子に似た殺気漲る形相で炎を自在に操るその様に、人々は炎妃龍という二つ名をつけて恐れ戦いていた。
頭上に掲げた冠のような双角を振るう度に、或いは顔の周りから垂れ下がらせた真っ青なたてがみを揺らす度に、彼女の周囲の空気が熱せられて火の粉を巻き上げる。
その灼熱の熱気の前には、並の人間など近づくことすら難しいという。

不意に感じた人間の気配に、妾は顔を上げた。何者かが、この塔へと近づいてきている。
地を這う人間どもなら目が眩むような塔頂の縁から下界を見下ろすと、1人の人間が身の丈程もあるような巨大な大刀を振り回しながら塔の周囲を守る蛇竜達の群れの中を突き進んでいた。
毒液を吐き散らす邪悪な竜達にも微塵も臆さず剣を振るうその精悍な顔立ちに、妾は忌々しくも見覚えがある。
おのれ人間め・・・妾の命を狙って、ついにこんな所までやってきよったか・・・
ハンター・・・自らが仕留めたのであろう飛竜の甲殻から作られた堅牢な鎧を身に纏い、生計のために他者の命を刈り取る人間達の総称だという。
かくいう妾も、あの者との数度の邂逅で煮え湯を飲まされていた。
だが、今度ばかりは人間などに遅れを取るわけにはいかぬ。
妾を敵に回した代償を、その身に深々と刻み込んで屠ってやるのだ。
「グオオオオオオオオオォーー!!」
人間への怒りを迸らせるように、妾は大気を震わせて猛々しく咆哮を上げた。

突如塔の上部から聞こえた怒りの雄叫びに、俺は反射的に塔を見上げていた。
高温の熱気渦巻く火山で、灼熱の熱砂吹き荒れる砂漠で、過去2度にわたって身を焦がす高熱に耐えながら炎龍を後一歩の所まで追い詰めはしたものの、結局最後には飛び去る炎龍の後姿を歯軋りしながら見つめるという結果に終わっていた。
だが、今度は違う。
人間如きに痛手を負った奴は、今度こそ死力を振り絞って襲い掛かってくることだろう。
どちらかが力尽きるまで、この戦いに終わりがくることはないのだ。
蛇竜達から次々と吐きかけられる毒液を掻い潜って塔の中へと飛び込むと、俺は無限に続くかに見える長い長い螺旋上の回廊を上へ上へと駆け上がった。
この先に、奴が待っている。

ついに最上階へと辿りつくと、俺は不安と緊張に高鳴る胸を押さえながら決戦場となる塔の頂上へと足を踏み入れた。
「グルルルル・・・貴様・・・まだ懲りずに妾の命をつけ狙うというのか?」
「へっ、2度も尻尾を巻いて逃げ出した割には、随分でかい口を叩くじゃねぇか」
「おのれ、言わせておけば・・・貴様には、妾に戦いを挑んだことをたっぷりと後悔させてくれるわ!」
その言葉を撥ね付けるように背負っていた大刀を構えると、炎龍が開戦を告げる咆哮を辺りに轟かせた。

耳を劈くような野太い唸りが大気中に霧散すると、炎龍はそのしなやかな巨体を躍らせて突進を始めた。
激しく頭を振りながらもピタリと俺の頭に照準が合った真っ赤な眼に、鋭い怒気が漲っている。
「うおっ!」
飛び転がりながら辛うじてその体当たりを避けた俺の頬に、チリチリとした熱気と風の唸る音が叩きつけられた。
これまでにない炎龍の迫力に、心臓の鼓動が跳ね上がる。
こちらを振り返った炎龍の顔に、不気味な余裕の笑みが浮かんでいた。
「クフフフ・・・先程までの威勢はどうしたのだ?」
「だ、黙れ!」
大きな風切り音を伴って振り下ろされた爪をかわすと、俺は無防備に晒された炎龍の横腹へ大刀を思い切り振り下ろした。
ズドッという重く鈍い音とともに、斬るというよりは叩き潰すような勢いで巨大な刃が炎龍の鱗に食い込む。
だがその強大な質量と速度をもってしても、悠久の時を経て積み重ねられてきた古龍の厚い甲殻を断つことはできなかった。
「グッ!おのれッ!」
その直後、強烈な殴打にも似た痛みに恐ろしげな凶貌をさらに歪ませながらも、剣を弾かれて体勢を崩した俺に向けて炎龍の反撃の尾が繰り出される。
バシィッ
「ぐあぁっ!」
強靭な筋肉の塊を硬い鱗で覆った鞭が脇腹にめり込み、俺は巨大な大刀を持ったまま跳ね飛ばされた。

カラーン・・・ドサッゴロゴロ・・・
「う、うぐぐ・・・げほっごほっ・・・」
丈夫な飛竜の甲殻で作られているはずの胴具がひしゃげ、俺は内臓にまで貫通した衝撃に腹を押さえて悶えた。
く、苦しい・・・だが早く・・・剣を拾わなければ・・・
苦悶を堪えながらヨロヨロと立ち上がり、石の床に転がった大刀へと手を伸ばす。
だが後少しで柄に手が届くという所で、素早く先回りした炎龍が大刀を口に咥えた。
そして即座にクルリと向きを変え、塔の端へと向かって歩き出す。
「ああっ・・・ま、待て・・・ぐっ・・・」
唯一の武器である剣を持ち去ろうとする炎龍を追いかけようとしたその刹那、渾身の尾撃を受けた脇腹にズキンと鋭い痛みが走る。
そして、俺は見てしまった。いや、見せつけられたのだ。
遥かに下界を見下ろす塔の断崖から、炎龍が口に咥えた俺の希望を投げ落とすのを。
気の遠くなるような静寂を挟んで、消え入りそうなほどに小さな剣の着地音が響いてくる。
そして剣とともに俺の希望が砕け散ったのを確信し、炎龍がゆっくりとこちらを振り向いた。
その顔に、なんとも言えない愉悦の色が浮かんでいる。
「あ・・・あああ・・・・・・」
「クフ・・・クフフ・・・笑いが止まらぬわ。愚かな人間よ・・・覚悟するがよいぞ・・・クフフフフフ・・・」
に、逃げなければ・・・!
丸腰の人間など、古龍にとっては道端の石ころほどの障害にすらならない。
再び走り出した炎龍の足音を背に浴びながら、俺は痛みに呻きながらも踵を返して必死に出口へと向かった。

だが俺がいかに懸命に足を速めたところで、傷ついた人間と古龍の勝負は初めから結果が見えていた。
獅子のような逞しい体を勢いよく躍動させ、炎龍が背を向けた俺の横をすり抜けて出口の前へと立ち塞がる。
明らかに俺を捕らえることができたというのに、彼女はそれをしなかった。
立場が逆転し、ハンターから獲物となった俺の顔が恐怖と絶望で塗り潰されるのを楽しむために・・・
「クフフフ・・・決して逃がさぬぞ・・・妾に楯突いた報い・・・存分に味わわせてやるほどにな・・・」
「う、うああ・・・そんな・・・」
残虐な妃の思惑通り、俺は絶望に打ちひしがれてその場にペタンと座り込んだ。
それを確認し、ヒタヒタという湿った足音を響かせながら炎龍がにじり寄ってくる。
「ひ・・・く、来るな!来るなぁ!」
恐怖に駆られ、俺は腰に差していた剥ぎ取り用の小剣を抜き取ると炎龍に向かって投げつけていた。
カーン・・・
だがろくに鍛えられてもいない刃など通用するはずもなく、最後の武器が乾いた音とともに堅固な鱗に弾き返されてしまう。

「最後の悪足掻きも無駄に終わったようだな・・・クフフフ・・・覚悟するがよいぞ・・・」
飽くまでも余裕たっぷりに、炎龍が近づいてくる。
その凄まじい跳躍力をもってすれば俺など一息に捕えられるだろうに、焦らすように肉薄してくる恐怖にじわじわと精神が冒されていく。
「ああ・・・ま、待て・・・待ってくれぇぇ・・・」
力なく後ずさりながら片手を突き出して死神の接近を拒絶したものの、俺は成す術もなくほんのりと熱を放つ炎龍の巨躯の下に仰向けに組敷かれてしまった。
「た、助けて・・・ひぃぃ・・・」
獅子のような屈強な手で首を地面に押さえつけられ、抵抗と悲鳴を同時に封じ込まれてしまう。
その指先から伸びた鋭い爪には、幾多の命を刈り取ってきたのか薄っすらと血の色に似た赤みがかかっていた。
「うう・・・うぐぐ・・・ぅ・・・」
「クフフ・・・さて・・・この溜飲をどうして下げてくれようかの・・・?」
燃えるように赤い瞳で睨み付けられ、否応なく死の恐怖が沸き上がってくる。

怯える俺の視界の端で、炎龍が空いていたもう一方の手を振り上げた。
ギラリと鈍い光を反射する爪が、首をもたげた毒蛇のように獲物に狙いを定める。
ズバッ
「ぐああっ!」
直後に胸に走った衝撃に悲鳴を上げたが、意外なことにさして痛みはない。
首を押さえつけられているせいで状況はよくわからなかったが、防具が弾け飛んだだけで体に傷はつかなかったようだ。
だが、もうその爪から身を守るものは何も残っていない。
もう1度あの爪を振り下ろされたら、今度こそ命はないだろう。そして予想通り、炎龍が再び爪を振り上げた。
「う、うわあああ・・・」
いよいよとどめの一撃が振り下ろされた・・・と思ったが、炎龍はピンと立てた1本の爪で防具の下に着ていた薄緑色のインナーをスッと切り裂き始めていた。
その段になって、ようやく服を脱がせられていたことに気付く。
「お、俺をどうするつもりなんだ・・・?」
「クフフフフフ・・・」
愉快そうに獲物を弄ぶ炎龍の嗜虐的な笑みに、俺は死よりも恐ろしい目に遭わせられるのではないかという不安が募っていった。

俺はズッシリとした体重を預けられながらものの数分と経たぬうちに腰に巻きつけていた防具を取り外され、その下のインナーまでもを切り裂かれてしまった。
もはやこの身に残っているのは、足先を覆う靴だけ・・・
だが炎龍はそれには目もくれずに、俺の股間から顔を覗かせている縮み上がった逸物に視線を向けた。
「クフフ・・・なんだこの貧相なモノは・・・んん?クフフフフ・・・」
「うぅ・・・まさか・・・や、やめろぉ・・・ぐぅ・・・」
抵抗をかき消すように更に力強く首を踏みつけられ、俺は息苦しさに呻いた。
サワッ・・・
「ひぃ・・・」
間髪入れず、ゴツゴツとした炎龍の屈強な手がペニスの上を滑った。その恐怖を伴った快感に、背筋がざわつく。
「これは面白い・・・クフフ・・・もっと嬲ってくれようぞ」
ペニスに触れていた手が離れ、代わりに巨大な足で股間を踏みつけられる。
ドスッ
「ぐふっ・・・うあ・・・や、やめ・・・」
鱗に覆われていない柔らかな皮膚でグリグリとペニスを踏みしだかれ、俺は屈辱を味わいながらもいつのまにかペニスを大きく膨らませてしまっていた。
「ほお・・・これはこれは・・・試みに搾ってやるのも面白そうよの・・・」
炎龍が足を離すと、解放されたペニスがピンと垂直に屹立していた。
その上で、炎龍が青い体毛と鱗の中に隠していた膣の口をゆっくりと開く。
「や、やめろぉ・・・やめてくれぇぇ・・・」

古龍に犯される・・・理屈では表現し切れないおぞましさに、俺は石畳の上で身を捩った。
だがその瞬間首を押さえつけていた手が翻り、鋭い爪先を喉笛に突きつけられる。
「おとなしくするのだ・・・その気になれば、貴様などいつでも消し炭にできるのだぞ・・・」
そう言いながら、炎龍がフワリと全身から熱を発し始める。
「う、うわあぁ・・・」
ガタガタと震えながら、俺は両手を握り締めて恐怖に耐えた。
「クフフフ・・・では・・・」
じっとりと俺の顔を見つめながら、炎龍が真っ直ぐに身を沈める。
ジュブ・・・ジュブジュブジュブ・・・
「う、うひぃぃ・・・」
ペニスが炎龍の膣に飲み込まれた瞬間、ゾクゾクするような快感が全身に広がった。
「どうだ・・・他者に命を握られた気分は・・・?クフフ・・・」
「た、助けてくれぇぇ・・・」

グチュッ
「くはぁ・・・」
命乞いをかき消すかのように、ペニスが締めつけられた。
「おお、なんと愉快なことか・・・だが、これだけではつまらぬな・・・クフフフフフフ・・・」
快楽に悶える俺の顔を満足げに覗き込みながらも、炎龍が不満を漏らす。
こ、これ以上何をするつもりだ・・・?
沸き上がる不安に炎龍を見つめていると、彼女は突然天に向かって轟音にも似た咆哮を上げた。
「グオオオオオオォーー!グオオオオオオオオオオオオオオォン!」
「うああ・・・」
本来ならその場から動けなくなるほどの強烈な音の波を叩きつけられ、俺は組敷かれた体勢のまま頭に響く衝撃に悶え狂っていた。

「う・・・うぅ・・・」
脳を揺らすような雄叫びが消えた後も、俺はしばらく炎龍の下でピクピクと痙攣を繰り返していた。
「な、な・・・にを・・・」
頭がガンガンする・・・
だが、これだけが彼女の目的だとは到底思えなかった。何か、嫌な予感がする。
俺はフラフラと焦点の合わない目で辺りを見回していたが、炎龍はお構いなしにペニスを結合させたままゴロンと体を横へ転がした。
そして仰向けになった瞬間に所々ほんのりと赤く染まった翼膜がバッと広げられ、一瞬にして体位が反転する。
押し潰されるような圧迫感から解放され、俺は未だ絶体絶命の窮地に追い込まれているというのにほんの少しだけホッとした。

バサッ・・・バサッ・・・バサッ・・・
「?」
だがその直後に聞こえてきた翼を羽ばたく不穏な音が、そんな俺の安堵に水を差す。
何とはなしに音のする塔の断崖へと視線を向け・・・直後に目に飛び込んできた光景に、俺は凍りついた。
巨大な赤い影が、大きく翼をはためかせながら塔の頂上まで登ってきていたのだ。
見た目は目の前の炎龍に酷似した屈強な体つきだが、一回りも大きなその身は燃えるように真っ赤な鱗で覆い尽くされている。
その上頭上には悪魔のそれを思わせるような太く湾曲した一対の角を生やし、煌煌と艶やかに輝く真紅のたてがみが顔の周囲を覆っていた。
「テ、テオ・テスカトル・・・」
炎妃龍と対をなし"王"を意味するテオの名を冠したその威容は、まさに炎王龍の二つ名に恥じぬ威圧感を周囲に撒き散らしていた。
そしてサファイアにも似た透き通るような水色の瞳が、妻に捕えられていた俺をギラッと睨みつける。
「あ・・・ああ・・・」
「そやつか・・・過去に幾度もお前を痛めつけたという人間は・・・」
「クフフ・・・そう・・・妾の身を打ち据え、切り刻もうと凶刃を振るった人間よ」
その巨大さを感じさせぬフワリとした軽い身のこなしで地面に降り立つと、王がゆっくりと近づいてきた。
妃以上に険しい獅子顔に、明らかな怒りの色が浮かんでいる。
「うわ、うわあああ!」
必死で逃げようとする俺を押さえ込むかのように、妃が両腕で俺の体を抱え込む。
さらに、依然として咥え込まれていたペニスに強烈な圧搾が加えられた。
グシュッグシュッ
「ぐあああ・・・や、やめ・・・助けてくれぇ・・・」

恐怖と快楽に身悶えながらも、背後に迫ってくる炎王龍の圧倒的な存在感に押し潰されそうになる。
だが抵抗も空しく、俺は妻を傷つけられて怒れる王に背後からのしかかられてしまった。
そして雌雄の炎龍に、上下から挟み潰される。
「ひ・・・た、助け・・・う・・・?」
もぞもぞと硬い胸郭の間でもがいているうちに、尻の穴に何か太い棒状の物が触れる感触があった。
「まさか・・・う、嘘だろ・・・た、頼む、やめてくれぇ・・・」
だが激しい怒張にいきり立った肉棒の先端で俺を脅迫する王の顔には、妃以上の嗜虐的な笑みが貼り付いていた。

「グフフフフ・・・我が妻をかわいがってくれた貴様には・・・死にも勝る苦しみを味わわせてやる・・・」
静かに、だがキッパリと、王が処刑を宣告した。
その言葉が終わるか終わらないかのうちに、王の持つ極太の肉棒が俺の尻に押し当てられる。
「い、嫌だ、嫌だぁぁ・・・!」
この身を貫こうとする粛清の槍から身を守るように、両足を揃えて尻を固く引き締める。
だが次の瞬間、2匹の炎龍の尻尾が俺の両足それぞれに巻きつけられた。
そして、その恐ろしいほどの力で強引に足を左右に大きく開かせられてしまう。
「うあ・・・あ・・・」
「グフフ・・・その程度で我から逃れられるとでも思ったか?」
再び無防備な姿を晒した俺の尻穴に悠々と肉棒をあてがいながら、王がクスクスと笑う。
「さあ・・・地獄の苦痛にのた打ち回るがいい・・・!」
ズズ・・・ググググ・・・ズン!
「ぐあああああああっ!」
小さくすぼめられた尻の穴を無理矢理に割りながら、王の怒りに満ちた肉棒が勢いよく突き入れられた。
全身を貫く苦痛と快感の入り混じった破壊的な衝撃に、悲痛な叫び声を上げさせられてしまう。
「クフフ・・・そろそろ、こちらも搾ってくれようぞ・・・」
ヌチュッ・・・グチュチュゥゥ・・・
「ひああああ・・・ゆ、許してくれえええっ!!」
王の肉棒に尻の中を激しく掻き回され、妃の膣でペニスを容赦なく搾り上げられる・・・
それは正に、炎国の王と妃による最大級の拷問だった。
この苛烈を極める責めを受けて、無事でいられる人間などいるはずがない。
一瞬の休みもなく流し込まれる快感と苦痛の嵐に飲み込まれ、俺は射精感が込み上げてくるのと同時に意識が遠くなっていくのを感じていた。

「クフフフ・・・」
「グハハハハハハハ・・・」
「あ・・・がぁ・・・は・・・ぅ・・・」
も、もうだめだ・・・げ、限界・・・だ・・・
ブシュッ・・・ビュビュビュ~ビュルル・・・
グシュッゴシャアッヌチュグチッドシャヌチャァッ・・・
「うあああああああああああぁ~~~!!」
激し過ぎる射精に、精も気力も、命すらもが、1滴残らず吸い尽くされていくような気がする。
そして究極の快楽に蹂躙されて炎龍の巨体に挟まれたまま激しく悶える俺の耳に、王がそっと囁いた。
「グフフフ・・・苦しかろう・・・?それ、我の精も受けるがいい・・・」
ブシャァッ
「あぐわああああああぁっ!!」
王の肉棒から飛び出した煮え滾る溶岩のように熱い炎龍の精が、一瞬にして腸内を満たしていた。
内側から身を焼かれるような苦しみに、バタバタと暴れ狂う。
そうしてひとしきり地獄の苦悶を味わった後、俺はぐったりと力尽きて妃の腹の上に倒れ込んでいた。

「ぁ・・・・・・ぅ・・・」
残虐な雌雄の炎龍に身も心もこれ以上ないほどに嬲り尽くされ、俺はもはやろくに声を上げることもできなくなっていた。
夫婦共々憎き人間への復讐を果たした今、俺に残されている道は死しかない。
だがそれでも、俺は無駄だと分かりきっている命乞いをする以外にできることがなかった。
「うぅ・・・ゆ、許し・・・て・・・」
「グフフフ・・・この期に及んでまだ命が惜しいというのか?愚か者め・・・」
グボォッという盛大な音とともに、王の肉棒が俺の尻から引き抜かれた。
強制的に拡張させられたその肉洞から、まだ熱を持った炎龍の精が漏れる。
妃の膣からもペニスが解放され、俺は2匹の炎龍に前後からきつく抱き締められた。
「あぅ・・・く、苦し・・・」
「クフフ・・・さあ、とどめを刺してやろうぞ」
「ようやく楽になれるのだ・・・嬉しかろう?グフフフ・・・」
その瞬間、チリチリッという音とともに、真っ赤な火の粉が周囲に巻き上がった。
俺の体を押し潰さんばかりに挟みつけていた炎龍の体が、急激に熱を帯びていく。
「あ・・・い、嫌だ・・・死にたくないぃ・・・」
わずかな救いを求めて炎龍達の胸郭の間から力なく手を伸ばしたが、それが俺の最期の足掻きになった。
ゴオオオッ
その直後、激しい轟音とともに2匹の炎龍の体が業火に包まれた。
「うわあああああああああああああああああああああっ!!」
一瞬にして紅蓮の炎に飲み込まれ、体が、意識が、魂が燃え上がる。
全てを焼き尽くすかのように盛大に燃え上がった炎が、夜の闇に包まれ始めていた塔の頂上で明るい煌きを放った。



雲を突くほどの高さにまで伸びる古の塔。
その最上部で、蒼き鱗を身に纏った1匹の巨獣が穏やかな表情を浮かべて眠っていた。
その獣の名はナナ・テスカトリ。遥か昔からこの地に伝わる伝説の古龍種の末裔である。
名に冠したナナの字は"妃"を意味し、獅子に似た殺気漲る形相で炎を自在に操るその様に、人々は炎妃龍という二つ名をつけて恐れ戦いていた。
その彼女に寄り添うようにして、"王"の名を冠する赤き炎龍もまた穏やかな眠りについていた。
もはや、彼らに仇なす者は誰もいない。
誰1人として近づく者のいなくなった古塔は、再び永く平穏な時を取り戻すことだろう。
塔の前に残された大刀の破片だけが唯一、荼毘に付された最後のハンターの存在を知っているのだ。



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