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サキュバス・バニードラゴン

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「マスター、水割りをもう一杯くれ」
「あいよ」
ドラゴン達が住む町の一角に、寂れたカクテルバーがあった。
一昔前までは毎晩溢れ返らんばかりのドラゴン達で賑わっていたが、次々と押し寄せる新しい時代の波に押され、今では1日に2、3人の常連が訪れるだけになっていた。
カクテルを作らせたら町一番と評判だったマスターも、近頃はかわいいバニードラゴンと2人だけで厳しい経営を切り盛りしていた。
水割りの飲み過ぎで泥酔した最後の客が店を後にすると、バニードラゴンは酒で汚れたテーブルをひとつひとつ丹念に磨いていった。
また、明日の夜までは1人の客もくることはないだろう。
マスターもグラスをキュッキュッと磨くと、それを棚にきれいに並べ始めた。

カランコロン・・・
その時、1人の客がバーに入ってきた。
酔ってはいないようで足取りはしっかりしていたが、その肌色のドラゴンはカウボーイハットにトレンチコートという風変わりな姿で、手には黄色い花束を持っていた。
「いらっしゃい」
新顔の客を出迎えたバニードラゴンは、頭に白くて太い巻き角を生やし、フサフサの柔らかい毛で覆われた体は前後でくっきりとピンクと白の2色に分かれている。
さらに足にはムチッとした太腿に食い込むようなきつい網タイツをはき、
下腹部だけを覆う真っ赤なビニールの服が薄暗い照明を反射して鈍く輝いていた。

カウボーイハットを被った奇妙なドラゴンは、バニードラゴンが近づいてくると突然床に片膝をつき、手に持っていた黄色い花束をスッと差し出した。
予想だにしていなかったその行動にバニードラゴンは一瞬戸惑ったものの、その花が好物の食用花であることに気付いて嬉しそうに花束を受け取った。
「ありがとう!」
お礼を言いながら、彼女はその花束にパクリと噛り付いた。
むしゃむしゃと花びらを咀嚼するバニードラゴンを見て、客のドラゴンはいささか驚いた。
そんなつもりで渡したわけじゃないんだけどな・・・。
だが、無我夢中で花を食べ続ける彼女を見て、その荒々しさに逆に好感が持てた。

「ワイルドでホレ直したぜ、セニョリータ」
「ウフフ、おだてるのがうまいのね」
キザなプレイボーイといった印象のそのドラゴンは、バニードラゴンの言葉にポッと頬を赤らめると、ためらい混じりに言葉を紡いだ。
「あの・・・その・・・今夜僕の部屋に・・・」

「え?」
唐突な誘いに怪訝そうな顔で聞き返すバニードラゴンに、僕はドキドキと高鳴る鼓動を抑えながら同じ言葉を繰り返した。
「今夜・・・僕の部屋に来ませんか?」
すると、バニードラゴンはほとんど間を空けずに嬉しい返事をくれた。
「ええ、喜んで!」
やった!彼女が部屋に来てくれる!
僕はあまりの嬉しさに飛び上がりそうになった。
なんて言ったってこんな可愛い子を口説くのに成功したんだから。
だが彼は喜びに浮かれるあまり、バニードラゴンがニヤッと不気味に笑ったことには全く気付かなかった。


彼女に家の場所を伝えると、僕は家に帰って彼女が尋ねてくるのを待った。
ピンポーン
来た!来た来た来た!
僕は高鳴る胸を押さえつつ、バーで会った時そのままの格好の彼女を部屋に招き入れた。
手にはまだ僕が上げた花束を持っている。
「へ~、綺麗な部屋なのね」
整然と片付けられた部屋を眺めて、バニードラゴンが感心したように呟く。
そりゃそうさ、この日のために1週間かけてあのゴミ溜めのようだった部屋を徹底的に掃除したんだから。
「それで?私に何か用があるんでしょ?」
どうやって彼女に切り出そうかと迷っていた矢先、なんと彼女の方から目的を聞いてきてくれた。
僕は恥ずかしさに少し俯きながら、精一杯勇気を振り絞って彼女に告白した。
「じ、じつはその・・・ボクの初めての女性になってください!」
そう言って彼女の顔をチラッと見る。
すると彼女は特に驚いた様子もなく、まるで僕の心の中を見透かしたように妖艶な笑みを浮かべて言った。
「うそー?エッチしたことないんだー?」
あまりに正確に言い当てられて、僕は言葉に詰まった。
「まだ子供なのねー」
「う・・・お酒もあんまり飲めないんです・・・」
そう言うと、彼女は顔をパッと輝かせて言った。
「ようし、オネーさんがオトコにしたげる」
「ほ、ほんとに?」
つ、ついに憧れのバニーさんと・・・!?
あまりに急激に進展するバニーさんとの仲に、僕は緊張を隠し切れなかった。
「ウフフ・・・緊張しちゃってカワイイ・・・」
バーで会った時はキザなプレイボーイだと思ったけど、中身はウブなチェリーボーイね。
「あ・・・じゃ、じゃあ・・・お手柔らかにお願いします」
「やーよ、いっぱい弄んであげるから覚悟なさい」
「う・・・は、はい・・・」

バニードラゴンははいていた網タイツをシュッと脱ぎ捨てると、ベッドの上に腰かけて足を左右に開いた。
「さぁ・・・なんでもいいわよ・・・何がしたいのかしら・・・?」
「そ、それじゃとりあえず・・・」
あぅぅ・・・タイツを脱ぐと彼女の魅力が倍増する・・・甘い香りが辺りを包み込んで・・・
ふ、ふあぁぁ・・・
僕の目は、彼女の股間でクチュクチュといやらしい音を立てながら蠢く真っ赤な花びらに釘付けになった。
「ウフフフ・・・ここがいいのね・・・?さぁどうぞ・・・」
彼女はさらに大きく股を広げると、そのいやらしい秘部を恥じらいもなくズイッと僕の眼前に押し出した。
「ああ・・・あはぁ・・・」
気がつくと、僕は吸い込まれるように彼女の股間に舌を這わせていた。
この上なく甘い蜜が際限なく溢れ出てきて、時折うっとりと蕩けそうになる。
「あ、甘ーい・・・」
「ウフフ、いつでも入れちゃっていいわよ」

取り憑かれたように秘部を舐め続ける僕に、彼女はさらなる追い打ちをかけるように腰をくねらせる。
「ホ、ホントに?ホントにいいの?」
その甘すぎる誘惑に、僕はすぐにでも挿入したい衝動に駆られた。
だが、膣から漂う甘い匂いと愛蜜の味に虜にされ、僕はなかなか彼女の股間から顔を離すことができない。
「アン・・・早く入れてよ・・・」
膣に舌を突っ込む度に、彼女は快感にピクッと震えながら挿入を催促した。
「そ、そんなこといっても・・・やめられないぃ・・・」
「ウフン・・・それなら・・・」
「そ、それなら・・・?」
彼女は僕の体を掴むと、ベッドの上に無理矢理押し倒した。
「オネーさんが入れたげる」
そう言って僕の服を剥ぎ取ると、彼女は僕の上に馬乗りになって僕のモノを温かい膣に飲み込んだ。
そして、上下にガクガクと小刻みな振動を始める。
「ひゃぁぁ・・・き、気持ちいいぃぃ・・・」
「ウフフ・・・もう逃がさないんだから・・・覚悟しなさい」
初めて味わう女性器の威力に、僕は手足をバタバタと暴れさせて悶え狂った。
気持ちよすぎる!これは・・・うぁぁぁぁ・・・
「ホラホラ、もっと搾るわよ」
その声と同時に膣がギュッと僕のモノを絞めつけた。
その快感に、先走りの汁がまさに絞り出されるかのようにピュッと飛ぶ。
「あ、ああ~~~~~!た、助けぇ・・・ひぃぃぃ・・・」
彼女はなおも荒い息をつきながら腰を上下させ続ける。

「あ・・・あぅ・・・ゆるしてぇ・・・」
僕は左手でシーツを強く握り締め、襲いくる射精の快感に耐え続けた。
ビュビュ~~~~ッ
「あはん・・・おいしい・・・もっとぉ・・・」
彼女は小さな手で胸をサワサワとくすぐると、肉襞で僕のモノをめちゃめちゃに弄んだ。
「あ~~~~!ひぃぃぃっ!」
「フフフ・・・まだまだこれからよ」

彼女は腰の動きをさらに加速させた。大きなセミダブルのベッドがユサユサと軋むほどの強烈な振動が限界まで張り詰めた僕のモノを直撃する。
「うぁぁぁ!おかしくなっちゃう~~~~!」
「アハ・・・いいわぁ・・・もっと大きな声で鳴くのよぉ」
彼女は恍惚の表情で情け容赦なくさらに快感を増幅させた。
ダラリと垂れた2つの大きな乳房が僕の胸にスリスリと擦りつけられ、その快感に脳髄が焼き切れそうになる。
「は・・・ぁ・・・・・・・・・・・・・・・っ・・・・・・」
「あら?もう声もだせなくなったのかしらん?」
彼女は僕の顔をじっと覗き込むと、ニヤリとした笑顔で言い放った。
「それじゃそろそろとどめをさしてあげる・・・ウフッ」

そして、精を吹き出し続ける僕のモノをその肉襞でこれでもかというほど執拗にしゃぶり尽くした。
「ホーラ全部だしちゃいなさい!」
「あ・・・いやぁ・・・たすけてぇ・・・あ~~~~~~!」
肉棒からドバドバっと勢いよく白濁液が噴水のように噴き出し、彼女の膣に収まり切らなかった分が外に漏れて飛び散った。
「あぅぁ~~!だめぇ・・・死んじゃう~!あひゃ~~~~~~~~~~~~~~~!!」
限界を遥かに超えた快感に、僕は一滴残らず精を吸い尽くされた。
「フフフ・・・おいしかったわボウヤ・・・」
射精が止まると、彼女は幸せそうな表情で天井を仰いだ。
そして、とどめとばかりに空っぽになった僕のモノをグシャッと膣で圧搾した。
「は・・・ぁ・・・ぅ・・・」
すでにフラフラと力尽きかけていた僕の生命は、その一撃に一瞬で消し飛ばされた。
こ、こんなハズじゃあ・・・なかった・・・の・・・に・・・

バニードラゴンは命尽きた憐れな雄ドラゴンの肉棒をグボッと引き抜くと、フフッと妖しい笑みを浮かべて呟いた。
「これで8人目ね・・・ウフフフ・・・」
そして、脱ぎ捨ててあった服を着ると、何事もなかったようにバーへと戻った。


エピローグ

カランコロン・・・
「いらっしゃい」
「ワオ!君はなんて美しい女性なんだ!仕事が終わったら是非うちにおいでよ」
またしても愚かな餌が網にかかったことにバニードラゴンは内心舌なめずりをしながらも、表面上はこの上なく明るく振舞った。
「ええ、喜んでお邪魔させてもらうわ!」
そして今日も、本性を現したバニードラゴンは憐れな獲物を嬉嬉として搾り尽くすのだった。



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