黒竜の罠

    

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穏やかな波に揺れる船首の先には、大西洋上にひっそりと浮かぶ小さな島がその姿を現していた。
島の中央には、船乗りの間でダイヤモンドピークという名で呼ばれる深い樹海を従えた山があった。
その樹海の中には至るところに古代の遺跡のようなものが点在し、稀少な鉱石や文化的に価値のあるものが頻繁に出土するという。いわば宝島だ。
普通ならどこかの国が領有権でも主張しだして徹底的な探査のひとつも入りそうなところだが、噂を聞いた人達が次々と島へ押し寄せ、当初無人島だったこの島も今では海岸沿いに多くの民家が立ち並ぶまでになってしまっていた。
島に住む者は週に1、2度樹海に分け入り、そこでの収穫を本土で競りにかけて生計を立てているのだ。

「どうして週に1、2度しか山に入らないんだ?」
俺は乗っていた船の船長に素朴な疑問をぶつけてみた。
かく言う俺も、そんなおいしい話を聞きつけて島へやってきた身だった。
年取った船長はすっかり白くなったあご髭をさすりながら、目を細めて呟いた。
「妙な噂がたったんじゃ」
「噂?」
船長は空を少し見上げると、先を続けた。なんでも、以前は皆競うように毎日山に踏み入っていたそうだ。
「1日中あちこち掘り返しては、皆ほころんだ顔をして戻ってきたものよ」
「それで?」
そこまではわかる。いわゆるゴールドラッシュ時代の光景が繰り返されたことだろう。
だが、状況は島に移住してきたある家族の中にいた1人の若者によって変わったそうだ。
彼は宝島の話にも特に興味を示すことなく、家族に連れられてきただけだったという。
「その若者は、毎日早朝から山に駆け込んでいく人の群れを眺めて過ごしているだけだったそうじゃ」
いつのまにか島を見つめていた船長は、俺のほうにくるりと向き直った。
「ところが彼はある時、山へ入って行く人数より帰ってくる人数がいつも少ないことに気がついたんじゃ」
「遭難したってことか?」
「いや・・・」
船長は首を横に振って続けた。
「ダイヤモンドピークは樹海とは言うものの、大した広さではない」
確かに島は直径15キロに満たない円形で、3時間も歩けば端から端まで横断することができるほどだった。
「それに、山に入っていたのは皆若くて力もある男達だ。わしのような年寄りじゃあるまいし・・・な」
船長の話は、樹海の中にある種の危険が潜んでいることを示唆していた。
獣に襲われたのか、あるいは点在する遺跡に仕掛けられていた罠にでもかかったのか。
どちらにしろ、俺もいずれあの樹海の中に足を踏み入れるのだから、用心するに越したことはない。

船長と話しこんでいるうちに、船は港に到着した。
「じゃあな、気をつけて行きなさい」
「ああ、ありがとう。船長も気をつけてな」
船長は無言で右手を軽く上げると、船首の向きを変えて真っ青な海へ再び漕ぎ出した。
「よし、いくか」
俺は明日から始める樹海の探索のために、まず宿探しから始めることにした。

島の外周部をひたすら歩き回って、俺はようやく小さな宿を見つけた。
島に着いたのは昼過ぎだったが、宿についた時にはもう日が暮れかけていた。
少し遅めの夕食をとり、明日の準備をする。シャワーを浴びた後、俺は船旅と炎天下の中歩き回った疲れがどっと噴き出し、ベッドに倒れ込んでそのまま眠りについた。

翌日、俺は窓から差し込む眩しい光で目が覚めた。
空は昨日と同じく雲1つない快晴で、探索に入るには絶好の好天だ。
朝食を食べた後、俺は装備を点検して宿を出た。
海岸から1キロほど内陸に入ると、そこからは鬱蒼としたジャングルのような深い森が、深緑のカーテンを広げていた。
何度も人が出入りしているせいかそこかしこに獣道のような開発された道があり、さながら常緑樹で覆われたトンネルが網の目のように樹海全体を覆っているようだった。
照りつける太陽光が厚い木々の葉の隙間を擦り抜けて、道に幾筋もの光の柱を立てている。
1時間ほど歩くと、森の中に似合わぬ不自然な洞窟のようなものがあった。古代の遺跡だ。
この森の中にはこのような洞窟がいくつも点在し、中には様々な価値ある品物があるという。
度重なる探検者の侵入によってあらかたのものは持ち去られているが、不思議な輝きを放つ洞窟の壁の中には、ダイヤの原石や珍しい鉱石が山ほど眠っているという。
試しにピッケルで壁の一部を削ってみると、カキーンという乾いた音とともにキラキラと輝く光の粒がいくつも弾け飛んだ。

その時、俺は洞窟の奥に何かの気配を感じた。真っ暗で何も見えないが、何か生物のいる気配がする。
俺は懐中電灯を取り出し、闇の中に向けてみた。だが、うっすら舞い上がる砂埃と洞窟の壁の鉱石が光をキラキラと散乱させるばかりで、全く役に立たない。
懐中電灯を向けながら、俺はゆっくりとその闇の中へ歩を進めた。
その瞬間・・・
「!」
黒い影が弱々しい懐中電灯の光の中で動いた。おぼろげな輪郭から見るにそれは爬虫類のような尖った頭をしており、しかも黄色く光る2つの眼が輪郭の動きに合わせて揺れていた。
そして俺の予想が正しければ、それは象ほどもある巨大な生物だった。
「ふふふ・・・」
「!?」
確かに何かの笑い声が聞こえた。目の前の生物の声だろうか?
予想外の出来事に困惑している俺をよそに、その生物はゆっくりとこちらに近づいてきた。
距離が近くなるにつれ、その生物の全貌が見えてくる。
ドラゴンだ。真っ黒な毛に覆われた巨大な体から、人間の胴回りほどもある手足が生え、尻の方では丸太のように太い尻尾がしなやかに踊っている。
そのドラゴンが、まるで久し振りの獲物でも見るような眼で俺の方ににじり寄って来た。
「う、うわぁ!」
俺は突然言い知れぬ恐怖に襲われ、懐中電灯を放り出して洞窟の外へ逃げ出そうとした。
しかし、ドラゴンは洞窟中に響き渡るような咆哮を上げながら物凄い早さで追ってきた。
「わああぁ!た、助けて・・・」
俺はドラゴンにあっという間に追いつかれ、背中に強烈な頭突きを食らって転んだ。
「ぐあっ!」
ざらついた地面に体のあちこちを擦り剥いたが、俺には痛みなど意に介している暇はなかった。
バッと仰向けになるようにして背後を振り向くと、黒いドラゴンが勝ち誇ったような不気味な笑みを浮かべながら俺を見下ろしていた。

「ふふふ・・・人間がくるとは久し振りだな」
仰向けのまま後ずさろうとする俺に向かって、ドラゴンが言った。
「お、俺をどうするつもりだ?」
「私の口からそれを言わせたいのか?・・・後悔することになるぞ」
その脅迫に顔を引き攣らせた俺を見て、ドラゴンが意地悪な笑みを浮かべる。
「お前は数ヶ月ぶりの獲物だからな。いずれは私の腹の中に収まることになる」
や、やっぱり俺を食い殺す気だ。なんとかここから逃げ出さなくては!
俺はよろよろと起き上がると再び逃げ出そうとしたが、ドラゴンの大きな腕で足首をがしっと掴まれ地面に引き倒された。
「ぐっ!」
立ち上がりかけたところを再度地面に叩き付けられて、俺は体のあちこちに走った痛みに呻いた。
「さて、お前を丸呑みする前に少し楽しませてもらうとしよう。こちらの方も相当飢えているのでな」
そういうとドラゴンは両足で立ち上がり、股間にある赤い割れ目をクパッと広げて俺に見せつけた。
左右に押し広げられた真っ赤な肉の割れ目からは幾層にも重なった肉襞が顔を覗かせ、もうじき投げ込まれる哀れな獲物をしゃぶり尽くそうとピンク色の粘液を滴らせながら蠢いていた。
「ふふふふふ・・・」
「ひっ・・・!」
グチュッグチュッといういやらしい音が聞こえてくる。俺はそれを見て猛烈な恐怖に襲われながらも、もう逃げられないと知ってどこか破滅的な期待を抱いてしまっていた。
「さあ、覚悟するがよい」
ビリッビリビリビリ
俺はドラゴンに片足を掴まれたまま、長く伸びた鋭い爪で衣服をズタズタに引き裂かれてあっという間に丸裸にされてしまった。
「おや?ふふ・・・お前も興奮しているではないか」
「く・・・うっ・・・」
命の危機にさらされながらも、妖しく蠢くドラゴンの秘所を見せ付けられたペニスは、俺の意思とは無関係に固く聳え立っていた。
「それでは頂くとしよう」
ドラゴンは俺の両足を掴んで手前に引き寄せると、ピンと屹立しているペニスに狙いをつけて覆い被さってきた。
「うわっ!や、やめろ・・・やめてくれぇ!」
言葉ではそう言いつつ力ない抵抗も試みるが、頭の片隅には躍動するドラゴンの秘所の記憶が刷り込まれ、俺はドラゴンに犯されることを受け入れようとしていた。

足をばたつかせようとしてみるが、ドラゴンにしっかりと掴まれた足はびくともしなかった。
抵抗も空しく、俺のペニスは獲物に恋焦がれるように熱く蕩けた膣に捕らえられた。
ズチュ、ヌチュ、クチャ・・・
「あ、ああ、うあぁぁぁ!」
少しずつドラゴンの膣に飲み込まれていくペニスからこの世のものとは思えないような強烈な快感が流し込まれてくる。
「うがあぁ!や、やめぇぇ・・・あぁぁっ!」
ペニスが根元まで完全に呑み込まれると、周囲の肉襞が与えられた新鮮な餌に群がり始める。
「まだ入れたばかりではないか、これからもっと辛くなるぞ?」
「はぁぅ・・・あ・・・はぁ・・・」
巨大なドラゴンの腕に両肩を組み敷かれ、俺は全く身動きができなかった。
ドラゴンは快楽に悶える俺の顔を間近でまじまじと見つめながら、ほんの少しだけ肉襞を躍らせた。
ショリ、ニュリッ
「あぎゃあああぁっ!」
焼けるように熱いドラゴンの膣の中でペニスが肉襞に揉まれる度に、全身に高圧電流を流されたような快感が走り抜ける。
両目を剥いて快楽地獄に踊り狂う俺を、ドラゴンは口の両端をクイッと持ち上げた満足そうな表情で眺めていた。

ゴシュッ・・・ゴシュッ・・・ゴシャッ
「ぐわああぁ!」
限界まで固く張り詰めた俺のペニスの上で肉襞が踊る度に、激しくも甘美な刺激が足の先から脳天まで突き抜けた。
その異次元の快楽に、俺はドラゴンに肩を地面に押し付けられたまま仰け反った。
手足は限界から遥かに溢れ出した快感に痺れて全く言うことを聞かない。
ドラゴンの肉襞が容赦なくペニスを搾り上げる度に、俺はどこまでも永遠に続くかに思われる快楽の高みに上り詰めさせられた。
「はぁ・・・ぁ・・・ぅ・・・」
「どうした、もう逝きそうか?情けない人間め」
射精寸前の快感に目を潤ませて震える俺の顔を覗き込み、ドラゴンがククッと笑った。
そして、ドラゴンはお互いの鼻先がくっつくくらいまで俺に顔を近づけて小声で囁いた。
「ふふふ・・・私の中で出すと地獄を見ることになるぞ・・・」
そう言うと同時に肉襞で軽くペニスを舐め上げる。
「はぅっ・・・あっ・・・」
しばしの間中断していた責めが再開され、収まりかけていたペニスが
再び限界ギリギリまで追い詰められる。
「だがそれでも・・・もう出したくて出したくてたまらないのだろう・・・?」
全ての肉襞が、ゆっくりとペニスに圧力をかけてきた。
少しずつ少しずつ、じっとしていなければ分からないほどゆっくりと、たっぷり時間をかけながらペニスが肉襞に締めつけられていく。
「あ・・・た、頼む・・・ひっ、いや・・・だぁ・・・」
これから与えられるであろう恐ろしい快感と苦痛と恐怖に、寒気にも似た不思議な高揚感がゾクゾクと背筋を走り、少しだけ浮いた手が力なく虚空を掻き毟った。
「ふふふ・・・どうにもできぬであろう・・・?じっくりとしゃぶり尽くしてくれる・・・」
「あぁ・・・おね、が・・・ぃ・・・あぁぁぁ・・・」
ペニスの締めつけが徐々に強くなってくる。
もう少しでイキそうな焦れったい感覚がいつまでも残っている。
肉襞の締めつけは決して強烈な快感ではなかったが、俺は確実に射精に向けて追い詰められていた。

ぺろぺろっ
極限まで焦らされながら恐怖と快感に喘ぐ俺の首筋に、ドラゴンはいきなり大きな舌を這わせた。
「ひゃぁ!」
突然流し込まれた新たな快感に体がビクンと跳ねる。その瞬間、ペニスがギチッと強烈に締めつけられた。
「さあ、私の中で悶え狂うがいい・・・」
さらに肉襞がペニスの根元から先端に向かってしごくように何度も蠕動し、とどめの一撃を加えてきた。
「ぐあああああああああああぁ~~~~~!!」
長い間焦らされていたマグマ溜りが爆発するように、俺はドラゴンの中に猛烈な勢いで射精させられた。
ドラゴンはなおも肉襞の蠕動を止めようとはせず、射精中のペニスをこれでもかと執拗に搾り上げる。
さらに巨体を揺すって腰を振り、俺の股間にありとあらゆる快楽という名の苦しみを擦りつけてきた。
「は・・・・・・ぁっ・・・!・・・・・・!」
「ふふふふ・・・すでに声も出せなくなったか」
俺は必死で叫んだが、大きく開けられた口から声は全く出てこなかった。
俺は魂の抜けた人形のようにぐったりと脱力して、激しく振り続けられるドラゴンの腰に揺られていた。
「ふふふ・・・ふはははははは・・・」
俺は恍惚の表情を浮かべながら高笑いするドラゴンを見つめながら、地獄のような陵辱にポロポロと涙を流しながら耐え続ける他なかった。

「ぁ・・・・・・ぅ・・・」
ドラゴンに犯されたまま、長い長い時間が過ぎた。いや、実際にはほんの数分だったのかもしれない。
俺はドラゴンに一滴残らず精を吸い取られ、なおもピクピクと痙攣し続けるペニスを肉襞でなすがままに弄ばれていた。
地面の上で仰け反るようにして、時折訪れる射精の快感に手足を震わせる。
「ふふふ・・・もはや虫の息だな」
ドラゴンは依然として肉襞を躍らせながら、その快感に喘いでいる俺の顔を覗き込んで呟いた。
「はぁ・・・ぁぁ・・・」
「これ以上出せぬというのなら少し面白い話をしてやろう」
「お・・・おもし・・・ろい・・・話・・・?」
息も絶え絶えでそう聞き返すと、ドラゴンは肉襞の動きをピタリと止めて話し出した。
「我々ドラゴン同士が交わって産まれた卵からは、雌のドラゴンしか産まれぬ」
「雌しか・・・産まれない?」
今まで絶えず与えられていた快感が和らぎ、俺は幾分意識がはっきりしてきた。
「じゃあ・・・雄は・・・どうやったら産まれるんだ?」
その問に、ドラゴンはスッと顔を引くと俺を見下ろしながら答えた。
「雄のドラゴンは産まれるのではない。生まれ変わるのだ」
「生まれ変わる?何が生まれ変わるんだ・・・?」
「ふふふ・・・」
ドラゴンは不気味に笑うだけで何も言わなかったが、その視線はずっと俺に注がれていた。
「あ、な・・・まさか・・・!?」
その意味を理解するのに、俺はかなりの時間を要した。
「ふふふふふ・・・そうだ・・・お前が生まれ変わるのだ」
「そ、そんな・・・い、嫌だ・・・」
俺は突然突きつけられた恐ろしい宣告に首を振って抗った。
だが、ドラゴンはずぼっと膣からペニスを引き抜くと、俺の両腕と体をその大きな手でしっかりと掴んで押さえ付けた。そして、グイッと上半身を起こすように俺の体を半分持ち上げた。
恐怖に駆られてドラゴンを見上げると、ドラゴンは大木すらも呑み込んでしまえるのではないかと思えるほどの巨大な口をグバッと開けていた。
「ああ・・・やめろ・・・うわあぁぁ!」

ドラゴンは大きく開けた口をスッと降ろしたかと思うと、精を搾り尽くされて衰弱しきっていた男の頭をパクッと飲み込んだ。
ズズッ、ズズッという湿った音とともに、男の体が少しずつドラゴンの口の中に入っていく。
「あぁっ、よせっ・・・嫌だ、食わないでくれぇぇ!」
ドラゴンの喉元から男の悲痛な叫びが聞こえるが、やがてその声も聞こえなくなった。
男の胴体が、腰が、太腿が、男を咥えたまま天を仰いだドラゴンの口の中に徐々に滑り込んでいく。
半分以上ドラゴンに呑み込まれてしまった男はまだ意識があるらしく、口から飛び出している足を思い切り上下にばたつかせる。
だがドラゴンはその大きな舌を持ち上げると、ちょうど口の中にあった男のペニスを擦り上げ、湿った肉洞の中で丸呑みされる恐怖に悶えていた男に激しい快感を叩き込んだ。
「ああああああぁぁ~~~~!」
ぬめりのある肉壁に包まれたまま、男はあまりに強烈な快感に次第に意識が薄れていった。
断末魔となった彼の叫び声は漆黒のドラゴンの体内で反響し、やがて消えてしまった。
ズズズズ・・・
ピクリとも動かなくなった男の足が完全に呑み込まれ、
食事を終えたドラゴンは上を向いたままゴクンと喉を鳴らして口を閉じた。
「ふふふ・・・まだ終わってはおらぬぞ・・・」
ドラゴンは地面に横になると、ぷっくりと膨れた腹を優しく撫でながらしばしの眠りについた。

コポ・・・コポ・・・
突然、暗闇の中で目が覚めた。暖かい・・・何か液体のようなものの中に浸かっているような感覚だ。
俺はドラゴンに食われて・・・それからどうなったんだ?ここはドラゴンの腹の中か?
狭い所で丸まったように押し込められた体はほとんど動かせなかったが、
別にどこかに異常があるようにも思えない。
それに、人間を丸呑みにできるほど巨大なドラゴンの腹の中にしては少し狭すぎる気がする。

パキ・・・パキパキ・・・
その時、何か固いものにひびが入るような音が辺りに響いた。
目の前の暗闇にピシッと光の筋が現れ、暗闇がまるでピースパズルをひっくり返したときのようにポロポロと崩れていく。
これは・・・俺は卵の中にいたのか。
大きな卵の一部が砕け、中に差し込んだ光が透明な液体に浸かっていた俺の体を照らし出した。
「え?う、うわぁぁ!」
見ると、俺の体中が真っ黒な毛に覆われていた。人間の体毛とは違う、しなやかなフサフサの毛。
それは、俺を犯して丸呑みにしたあのドラゴンに生えていたものとそっくりだった。
その上両手足の指の先からは尖った爪が伸びていて、お尻からはまだ細いながらも尻尾が生えていた。
しかも、股間には人間だったときのものよりさらに立派な、大きな肉棒が生えていた。
「ふふふ・・・目が覚めたか?小僧・・・」
豹変した自分の体に驚いている俺の耳に、あのドラゴンの楽しそうな声が聞こえてきた。
割れた卵の穴から外を覗き込むと、黒いドラゴンがそばで蹲り、卵を興味深げに眺めていた。
「おやおや・・・随分と私に似ているじゃないか」
全身漆黒の毛に覆われた俺の姿は、確かに目の前の大きなドラゴンにそっくりだった。
「ど、どうなったんだ?一体・・・」
「お前は生まれ変わったのだ。雄のドラゴンにな・・・」
「そ、そんな・・・ばかな・・・」
ドラゴンは起き上がると、こちらに近づいてきた。
「人間だったときの記憶は残っているだろう?つまり・・・これからどうなるかもわかっているな?」
「あ・・・あ・・・」
俺はペチャッと卵の中で液体の上に座り込んだ。
「め、雌のドラゴンを産むためにまた・・・俺を犯す気なのか・・・?」
穴から卵の中を覗き込んだドラゴンが、ニヤッと嗜虐的な笑みを浮かべた。
そして、残っていた卵の殻を剥ぎ取り始める。
パキッ・・・ペキャ・・・パキャ・・・
「ああ・・・頼む・・・もう、やめてくれ・・・」
唯一身を守っていた卵が剥かれていく度に、俺は少しずつ絶望の淵に追いやられていった。

パキ・・・
「ふふふふふふ・・・」
欲望に涎を滴らせた黒いドラゴンはついに最後の卵の殻を掴み取ると、それを背後にポイッと放り捨てた。
「うあ・・・あ・・・」
俺は産まれたばかりでまだろくに体が動かせず、仰向けになって両手足を広げた格好でドラゴンを見据えていた。

「さて・・・」
ドラゴンはずいっと身を乗り出すと、俺の肉棒をフサフサの毛で覆われた大きな手でギュッと掴んだ。
そして、そのまま握り潰されるのではないかというほど強烈な力でギチッと肉棒を握り締める。
「ぐああああっ!」
俺は痛みとも快感ともつかない不思議な感覚に襲われ、全身をビクンと痙攣させた。
「ふふふふ・・・人間の時のように容赦はせんからな・・・覚悟するがいい」
ドラゴンはそう言うと、肉棒を握ったまま前後左右に激しく手を振り始めた。
「ひっ、あぐ、あ・・・な、なん・・・で・・・ぐぁぁぁぁっ!」
とてもただ肉棒を振り回されただけとは思えない異常な快感が股間から全身に駆け巡り、俺は手足をばたつかせて悶え狂った。
「効くだろう?雄は快楽にとても敏感でな・・・快感は人間だったときの数倍に増幅されるのだ」
「うぁ・・・そ、んな・・・」
「・・・だがそう簡単には射精することなどできんぞ」
ドラゴンが手を動かす度に柔らかい獣毛が肉棒に擦れ、強烈な締め付けが快感にさらに追い打ちをかける。
「ぐ、なんだ・・・と・・・はぅぁ・・・」
「人間なら容易く廃人になるほどの快感を味わって初めて限界を迎えられるのだ・・・つまり・・・」
ドラゴンは手の動きを止めると、俺を憐れみを込めた目で見つめた。
「その体は非常に感じやすく果てにくいのだ・・・ふふふ・・・あとは、わかるな?」
それは、俺がこれから想像を絶するような快感を味わわされるということを意味していた。
ありとあらゆる方法で体を拘束され、全身を激しく責め嬲られ、命乞いもむなしく死ぬより苦しい仕打ちをされるという非情な宣告。
「ふふふ・・・心配せずとも私に精を搾り尽くされた後に万が一生きていられたら、解放してやる」
万が一・・・ということは多くの雄ドラゴンが、激しい行為の最中に命を落としているというのか・・・
一瞬で絶望の色に染まる俺の顔を見ながら、ドラゴンは肉棒を握る手を再び暴れさせ始めた。
「うぐああぁぁぁぁ!」
薄暗い洞窟に小柄な黒いドラゴンの叫び声が響き渡った。

「ひぃぃぃ・・・やぁ・・・め・・・あはぁ・・・」
さらに激しさを増すドラゴンの手の動きに、内臓という内臓が全てキュッと収縮するかのような寒気と快感が背筋をせり上がってくる。
どこまでもどこまでも際限なく気持ちよくなっていくような気がしたが、これだけの快感を与えられていながら不思議なことに射精しそうな雰囲気は全くなかった。
なまじ精神力が強いため限界を超えた快感に気絶することもできず、俺は欲望に狂ったドラゴンに片手で悶えさせられ続けた。
「どうだ・・・まだ続けるか?この程度ではとてもとても足りぬだろう?」
悔しいがその通りだった。
それどころか、責められている時間が長くなるほど命が少しずつ削られていくような気さえする。
「う・・・や、やるなら・・・ひとおもいにやってくれぇ・・・」
俺は屈辱に塗れながらもドラゴンに懇願した。これ以上射精できない快楽地獄に悶えるのは耐えられない。
「ふふふ・・・よかろう」

ドラゴンは俺の方ににじり寄ると、すでに限界まで張り詰めていた肉棒を熱く蕩けた膣の中に咥え込んだ。
焼けた鉄板の上に水滴を垂らした時のようなジュッという音がして、肉棒に熱く滾った愛液が纏わりつく。
「っ・・・・・・あっ!ああああっ!」
ドラゴンの膣の中に捕らえられただけで気が狂うような快感が全身で爆発した。
ドスッ
「う、がぁ・・・ぐわあぁぁ!」
肉棒を搾るような膣圧に身悶えた瞬間、今度は尻の穴にドラゴンの太い尻尾の先が捻じ込まれた。
さらにドラゴンは俺の首に口を近づけると、大きな舌をチロチロと震わせて首筋にこそばゆい快感を注ぎ込んできた。そのくすぐったさまでもが数倍に増幅され、まるで全身をこちょこちょと舐め回されているような感覚に襲われる。
「あひゃぁっ!・・・ひ、ぃぐぁ・・・あぁっ!」
くすぐったい、気持ちいい、熱い、苦しい・・・
常軌を逸したありとあらゆる感覚に思考が塗り潰され、俺は口を半開きにして涎を垂らしながら絶え間なく襲いくる快楽と必死に戦っていた。
グチュッ、ズリュッ、クチャ・・・ペロペロ・・・ギチュッ、グリュッ・・・
「かっ・・・は・・・ぁ・・・」
尻の中でフサフサの尻尾が腸壁を擦るように暴れ、首筋で震える舌が送り込んでくる快楽に脳が焼かれる。
そして肉棒に擦りつけられる熱と肉襞の輪舞に、俺は感電したかのように全身をガクガクと震わせて悶えた。
「まだ、足りぬのか・・・?」
涙を流し、泡を吹いて痙攣しているにもかかわらず気絶できずにいる俺を覗き込み、ドラゴンが呟く。
「あ、が・・・も・・・もっとぉぉぉ・・・」
これ以上ないというほどの超絶的な快楽地獄を味わわされながらも、射精の予兆は全く感じられなかった。
俺は、自分の精神が終わりの見えない快感の奈落に墜ちていくのをはっきりと感じ取っていた。

ズブ・・・ズブ・・・
少しずつ少しずつ、尻の穴をこじ開けるようにしてドラゴンの尻尾がさらに奥深くに侵入してきた。
さらにドラゴンは前後に激しく腰を振り始め、すでにこれでもかというほど肉襞に嬲り尽くされている肉棒をさらにめちゃくちゃに弄んだ。
「む・・・うぐ・・・」
首筋を舐め回していたドラゴンは、いつしか俺と口づけを始めていた。
分厚い舌が俺の口内に侵入し、俺のまだ未発達な舌を絡め取ると舌の先端で敏感な粘膜を蹂躙する。
その増幅された快感が神経を冒し、俺は意識はしっかりしていたもののピクリとも動くことができず跳ね回るドラゴンの尻尾と腰に振られ続けた。
グシュッショリッグシャッグリッジョリッミシャッ・・・
膣内で肉棒がすり潰され、腸内で尻尾が暴れ回り、口内の粘膜に例えようもないこそばゆさが走る。
全身に点在する快楽のツボを同時に刺激され、俺は声を上げることもできずに狂いに狂った。

だが、少しずつではあるが股間に何か熱いものがこみ上げて来るような感覚があった。
あぁ・・・射精できる・・・のか・・・?・・・やっ・・・と・・・この地獄が・・・終わ・・・る・・・
だが、この尋常ならざる快楽の渦に飲み込まれたままの状態では、射精の瞬間の快感にはとても耐え切れるはずがなかった。
ドラゴンは肉棒に現れた射精の前兆を感じ取ったのか、俺にとどめをさそうとさらに苛烈な責めを始めた。
尻尾の先端が腸壁に何度も何度も突き刺さり、肉襞が周期の短い搾動を始める。
さらに喉の奥に炎のように熱い吐息を吹き込まれると、快楽を飛び越えて苦痛となった刺激が増幅され、より強烈な快楽へと再変換されて俺に襲いかかった。
「む、むぐ、うぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
その瞬間、肉棒がビクンと跳ねたかと思うと、ドラゴンの膣内に大量の精を放った。
グシャッグシャッグシャッグシャッグシャッ・・・
射精に反応した肉襞が射精中の肉棒を揉み潰すように何度も何度もしごき上げ、俺の精を一滴残らず搾り取ろうとする。
「っ!・・・!か・・・ぁ!」
俺の感じていた世界の全てが人知を遥かに超えた快感に押し流され、俺はドラゴンの強靭な精神力の制止も振り切ってガクリと気を失った。
だが、ドラゴンは気絶した哀れな雄ドラゴンからなおも精を貪り続ける。
すでに何の反応も示さぬ小さな雄ドラゴンの体が、前後に振られる腰の動きに合わせるように揺れていた。

数分後、ついに肉棒から一滴の精も搾れなくなると、ドラゴンは肉棒と尻尾をグボッと抜いて雄ドラゴンを解放した。
熱い膣に捕らわれて弄ばれ続けた肉棒から、ゆらゆらと湯気が立ち上っている。
元は人間だったとはいえ、自分で産んだ子供の無残な姿にドラゴンはハッと我に返った。
「ああ・・・なんと憐れな・・・許せ小僧・・・」
ドラゴンは、目を剥いて文字通り精も根も尽き果てた若い同胞の横たわった姿を見つめながら、できることなら彼が再び目覚てくれることを願った。

温かい・・・
俺の全身にどこからともなく優しい温もりが伝わり、あまりに激し過ぎる快感に力尽きた体を少しずつ癒していく。
辺りを包む闇の中に耳を澄ますと、何やら声のようなものが聞こえた。
その声に合わせるように何度も体が揺すられ、朦朧としていた意識が次第にはっきりしてくる。
「起きろ・・・起きんか小僧・・・」
重い瞼を薄っすらと持ち上げてみると、黒いドラゴンが俺の顔を覗き込んでいる。
ドラゴンは地面に座り込み、ぐったりと気の抜けた俺の体を抱き抱えるようにして揺すっていた。

「う・・・ん・・・」
長い眠りから覚めたように、俺はゆっくりと体を起こした。ドラゴンが腕でその背中を支えてくれる。
そばにはいつのまにか粘液に濡れた真新しい卵が1つ置かれ、ときどきドクン、ドクンと脈動していた。
「気がついたか・・・?」
ブンブンと頭を振って意識の覚醒を図っていた俺に、ドラゴンが問いかける。
それは以前までの威厳と優越感に満ちた声ではなく、どこか弱々しい、震えるような声だった。
疑問に思って後ろを振り向いて見ると、ドラゴンの顔に心配そうな表情が浮かんでいた。
「あんた・・・俺のことを心配してくれたのか?」
俺のその言葉に、ドラゴンはハッとして顔を背けた。
「ば、馬鹿者・・・誰がお前のような小僧の心配など・・・」
慌ててシラを切るドラゴンに、俺はちょっとしたいたずらを思いついた。
そして、胸を押さえて苦しそうに呻いてみる。
「うぐっ・・・ぅ・・・」
「なっ、ど、どうしたのだ!?」
ドラゴンがその声に驚いてバッとこちらを振り返る。
そのドラゴンの狼狽した様子を見て、俺は胸を押さえた格好のままニヤリと笑った。
「やっぱり心配してくれてるじゃないか」
「う・・・ぐ・・・こ、小僧・・・」
一杯食わされたと知ってドラゴンは一瞬怒りの表情を浮かべたが、すぐにそれは収まった。
「まあいい・・・約束だ、解放してやろう」
ドラゴンが洞窟の入り口を指差した。
「翼もないのにどうやって島を出るんだ?」
「島で暮らせばよかろう」
ドラゴンは素っ気無く言った。だが、確かに他に方法がない以上そうするしかない。

しばし迷った後、俺は思い切って言ってみた。
「なら、あんたと一緒に暮らしたい」
「・・・なんだと?」
ドラゴンはさすがに耳を疑って聞き返した。
「他に行くあてがないんだ。いいだろ?」
「むぅ・・・」
ドラゴンはしばらく俯いて考え込んでいたが、やがて顔を上げた。
「いいだろう・・・退屈凌ぎにはなりそうだしな・・・」
そう言ったドラゴンの目には、元の威厳と力強さが戻っていた。

やがて小さな可愛らしい雌のドラゴンが卵から孵った。
真っ黒な短毛に覆われたしなやかなその姿は母親のドラゴンとそっくりだ。
数週間後、巣立ちの時期がきて娘のドラゴンは親元を離れて洞窟を出ていった。
その後、時折飢えた雌に襲われた雄ドラゴンの嬌声が周囲に響き渡ったことがある以外は、2匹のドラゴンは洞窟の中で末永く幸せに暮らしたという。



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