沈黙の胸の内2

    

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「ん・・・」
意外なことに、俺は目を覚ました。なにやらフカッとした柔らかい地面の上に裸で寝かされている感触がある。
そして体の上には、あのドラゴンが俺の目覚めを待っていたかのように嬉しそうな顔で覆い被さっていた。
ここは・・・どこかの洞窟の中だろうか?
辺りの様子は暗くてよく見えないが、なんとなくそんな気がする。
それにしても、どうせ食うなら俺が寝ていてわからない間にさっさと済ませて欲しかった。
覚悟は決まっているとはいえ、やはり死ぬのが怖いのだ。
俺がゴクリと唾を飲み込んだのを確認し、ドラゴンがゆっくりと大きな口を近づけてくる。
だがそれは生暖かい唾液に濡れた牙の生え揃う口ではなく、熱い愛液に濡れた肉襞の蠢く口だった。
「うぅ・・・な、何を・・・」
眠っていたせいかさっきよりは大分体が動くようにはなっていたが、予想外の事態に思わず固まってしまう。
パクッ
軽く空気の漏れるような音とともに、いつのまにか曝け出されていた俺のペニスがドラゴンの膣に咥え込まれた。
一体、このドラゴンは俺をどうするつもりなのだろう?
何も言わぬせいで今ひとつドラゴンの意図がわからないが、とりあえず俺を食い殺すつもりではないらしい。

ギュギュッ
「んっ・・・く・・・」
唐突に肉襞でペニスを締め上げられ、俺は襲ってきた快感に歯を食い縛って身を捩った。
膣の中に突き出た無数の柔突起が自在に暴れ回り、俺の敏感な肉の棒をジュルジュルとしゃぶり上げてくる。
「うああっ・・・」
恐怖に萎んでいたペニスがあっという間に限界一杯まで固く膨れ上がり、俺は射精の1歩手前まで一瞬にして追い詰められた。
気持ちいい・・・状況が状況でなければ、このまま身をまかせてしまいたいくらいだ。
ドラゴンの真意を計りかねてその黒い瞳を覗き込むと、そこにはそう遠くない未来にある何かに期待を寄せるような輝きが見て取れた。
グシュグシュッ
「あぐ・・・うあ、ああ~~~!」
俺を舐め回していた時と同じように断続的な息をつきながら、ドラゴンが容赦なくとどめの一撃を加えてくる。
ペニスに叩き込まれた快感に耐えられず、俺はビクビクと体を震わせながらドラゴンの膣内にビュビュッと大量の精を放った。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
全身に寄せては返す至極の快感に陶酔しながら、俺は更なる甘い刺激が与えられるのを待っていた。
その期待に応えるように、再びドラゴンの膣がグニャリとうねる。
クチュクチュクチュッ・・・ヌチャッ・・・ゴシュッ・・・
「あ・・・はぁ・・・ん・・・」
脳髄を焼くような快楽の嵐に、俺は深く深くドラゴンの手の内へと落ちていった。
翻る肉襞に自らペニスを押し付けるように腰をくねらせ、破滅的な快感に酔いしれていく。
ああ・・・こんなに気持ちがいいなら・・・もう食われてもいいや・・・
恍惚の表情を浮かべて焦点の合わぬ目でドラゴンを見つめながら、そんな考えが頭の中を過ぎっていく。
ヌチュッシュルルッ
「くはぁ・・・ぅ・・・」
2度目の射精で再びごっそりと体力を奪われ、俺はついに力尽きてぐったりと気を失った。


暗闇の中にふっと意識が戻ってくるのを感じて、俺は驚きとともに恐る恐る目を開けた。
スースーという大きな息遣いに視線を移すと、ドラゴンが俺の隣で丸まって眠りについている。
だが俺の胴には、逃げられぬようにドラゴンの尻尾が一巻きだけ引っ掛けられていた。
その上洞窟の奥の方に、俺が気絶している間に産んだのであろう直径20cmほどの灰色がかった卵が2つ、静かに並べて置かれている。
「お前・・・もしかして卵を産むために俺をさらってきたのか?」
ボソリと口を突いて出たその言葉にドラゴンは閉じていた目をゆっくりと開けたが、しばらくの間じっと俺を睨みつけると何事もなかったかのように再び目を閉じてしまった。
「ああわかったよ。逃げるなって言うんだろ・・・」
独り言のようにそう呟くと、俺は大きく溜息をついた。
逃がしてくれないということは、ドラゴンはまだ俺に何か用があるのだ。
だがまあ、とりあえずあの卵が孵るまでは殺されることはないのかもしれない。
大方、俺は産まれたばかりの子供ドラゴン達の餌にでもされるのだろう。
先行きはこれ以上ない程暗いものだったが、なぜか俺にはもう逃げる気力が湧かなかった。
裸の身に寒さを感じて眠っているドラゴンの傍に身を寄せるとドラゴンは一瞬驚いたように首を持ち上げたが、俺の姿を確認すると胸の上に頭を乗せてきた。
暖かい体で俺を包み込むようにして、ドラゴンが俺の体を優しく抱き抱えてくれる。
言葉は通じないものの、ドラゴンは俺が寒がっているのを理解してくれたようだった。

翌朝、俺はドラゴンに肩を揺すられて目を覚ました。
何事かと思って起き上がると、並べて置かれていたドラゴンの卵にピシッと小さなひびが入っている。
しかも、見ているうちにも新たなひびと軋みが卵全体に波及しつつあった。
ピシッ・・・ピシパキッ・・・
息を呑んでその光景を見守っていると、やがて卵に空いた穴の中から人間の赤ん坊などよりも遥かに小さくてかわいい茶色の手が覗いた。
その手が欠けた卵の殻を掴んだかと思うと、卵がバランスを失ってころりと転がる。
そしてその勢いに、卵の中から小さなドラゴンの子供がポンと飛び出してきた。
「キュ・・・」
消え入るような小さな声で仔竜が鳴くと、ドラゴンが心配そうにそそくさとそれに寄り添う。
そうこうしているうちに、もう1つの卵からも同じようにして茶色い毛に覆われた仔竜が転げ出てきた。
呆然とその光景を眺めていると、ドラゴンが切なそうな視線を俺の方に投げかけてくる。
その段になって、俺は初めてこの物言わぬドラゴンの意図を理解した。
それに応えるようにゆっくりと頷き、フラフラと辺りをさ迷う仔竜を抱き抱えて優しく撫でてやる。
「キュゥ・・・・・・」
微笑を浮かべながら気持ちよさそうに身をまかせている仔竜を眺めながら、俺はいつのまにかドラゴンの夫として生きていく決意を固めていた。



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