悲劇の秘薬2

    

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「ああ、あ、あぐ、うああぁ!」
ミリーは全身を激しく痙攣させながらのたうち回った。
両手足に激痛が走り、皮膚が赤く変色して厚い皮膚に変わっていく。
指の先からは爪が物凄い早さで伸び、股間から太い尻尾が生え伸びた。
そして、背骨に沿ってオレンジ色のたてがみがバッと花が咲くように生え、背中には大きな赤い翼がせり出した。
「あ・・・あ・・・これ・・・は?」
次第に全身を襲っていた苦痛が引いていく。ミリーは、意外な豹変を遂げた自分の体を見回した。
どこからどう見ても、山の洞窟で出会ったあのドラゴンとそっくりだ。
「あの・・・血のせいなの・・・?」
床で砕け散ったビンの破片を見つめながら呟く。
試しに外に出て翼を羽ばたくと、驚くほど簡単に体が浮いた。
そして、彼女は南の山に向かって飛び始めた。

山の中腹まで飛び上がり、洞窟を探す。空から探したせいか、目的の洞窟はすぐに見つかった。
中に飛び込み、大きな振動を立てて着地する。
すると、奥からあのドラゴンの声が聞こえてきた。
「愚か者め・・・血を飲んだのだな?」
「毒じゃなかったのね」
「あれほど飲んではならぬと忠告したというのに・・・弟とやらはどうしたのだ?」
弟と聞き、ミリーは再び悲しみがこみ上げてきた。
「マルコは死んだわ・・・あと少しというところで間に合わなかった・・・」
「フン・・・それでお前が血を飲んだというのか」
「てっきり死ぬものだと思ったわ。でも違った」
ドラゴンは少し迷った挙句、ミリーに言った。
「お前が同族になったのであれば、そのマルコとやらを救う方法がもう1つだけある」
ドラゴンの口から思わぬ言葉が聞こえた。
「え?」
「死んだ者を蘇らせる方法があるのだ」
「本当に?本当にマルコは生き返るの?」
ミリーは小さな希望にすがる思いで何度も聞き返した。
「それを知りたければ・・・分かっているな?」
それだけで彼女は、ドラゴンが何を求めているのかをすぐに理解した。
「ええ・・・わかったわ」
ミリーは再び、弟のために黒いドラゴンの陵辱を耐え忍ばなければならなかった。

ドラゴンは覚悟を決めて蹲ったミリーの背後からのしかかると、後ろからいきなり彼女の巨大な膣に肉棒を突き入れた。
グボッという愛液の弾ける音がして、ドラゴンのモノが何の抵抗もなく根元まで飲み込まれる。
そして、ゆっくりとドラゴンが腰を振り始めた。
肉襞の1つ1つにドラゴンの怒張を擦りつけられ、ミリーはその快感に唾液を垂れ流しながら身を捩った。
「あぁ・・・はあぁぁ・・・」
「どうだ・・・?人間のときには感じ得なかった未知の快楽であろう?」
ミリーに覆い被さったドラゴンが耳元で囁く。ぷっくりと膨らんだ厚い肉襞に肉棒が擦れる度に、何倍にも増幅された快感が一挙に背筋を駆け上がり彼女の思考を掻き乱した。
「うあ・・・ああっ・・・」
「ククク・・・人間のときは手加減してやったが、同族となれば話は別だ。覚悟するがよい・・・」
その言葉と同時に、ドラゴンの尻尾の先端がミリーの尻に当てられた。
ツツー・・・
「あっ!」
彼女の尻穴の敏感な部分に、ドラゴンの尻尾の先端が優しく触れた。
新たに与えられた快感にミリーが思わず仰け反る。
「我らは簡単には気絶などできぬぞ?私が満足するまで、お前は一時も休まることなく悶え続けるのだ」
更に尻尾の先がいやらしく蠢き、ミリーの尻を嬲り続けた。
「うあっ!あぅぁ・・・」
耐えがたい屈辱と快感に、彼女は涙を流しながら耐え続けた。
弟を・・・マルコを生き返らせることができる・・・
ドラゴンの言葉はミリーの抵抗を封じてなすがままにするのに十分過ぎる威力を持っていた。
「そろそろ行くぞ・・・」
尻尾の動きが激しくなり、それに伴ってドラゴンの腰の動きも早くなった。
前にも増して激しく肉襞がすりおろされ、敏感な粘膜に叩き込まれる快感が跳ね上がった。
「ああああぁ~~っ!」
マルコ!マルコ!!
頭の中で弟の名を叫びながら、彼女は歯を砕けんばかりに食い縛ってドラゴンの責めに耐えていた。
ドスッ
その瞬間、ドラゴンの尻尾が勢いよくミリーの尻に突き入れられた。
「あぐぁっ!」
甘美な刺激から一転して苦痛を伴うような衝撃が全身を貫く。
「あ・・・ぁ・・・は・・・」
ミリーは絶頂を迎えそうになるのをなんとか気力だけで持ち堪えていた。
どんなに小さな刺激でも、今の彼女にとどめを刺すには十分だっただろう。
だがあろうことかドラゴンは、ミリーの耳に長い舌をシュルッと這わせるとチロチロと暴れる舌で彼女の耳穴を蹂躙した。
「か・・・は・・・」
快楽に痺れた気道から短い息が漏れた。ミリーは限界を遥かに超える快感を味わわされ、声を上げることもできずに絶頂を迎えた。しかし、ドラゴン族の強靭な精神力が彼女に失神という逃避を許さなかった。
限界という器から溢れ続ける快感という名の苦痛に、ミリーは身も世もなく悶え狂った。
だが、ドラゴンは彼女に対する容赦の欠片すらも持ち合わせてはいなかった。
半狂乱になって快感に暴れ狂うミリーの膣内に、追い打ちをかけるように熱く沸騰した精を放った。
「あ~~~~~~~~~~~!!」
全てが壊れて行く気がした。まるで混沌の世界に足を踏み入れてしまったような絶望と虚無感がミリーの全てを支配していた。そして彼女はついに気を失い、地獄の饗宴から逃れることができた。

翌日、ミリーは目を覚ました。
ドラゴンはすでに満足しきった様子で、その隣に蹲っていた。
「本当にお前はその弟を生き返らせたいのか・・・?」
唐突にドラゴンが口を開いた。それは意思の確認というよりも、覚悟を問うているような口調だった。
「もちろんよ。マルコのためならなんでもするわ」
はっきりと言い切った彼女に、ドラゴンは1つ深い溜息をついた。
「よかろう・・・では教えてやる・・・」

数分後、ミリーは洞窟から飛び立った。
弟が生き返る。その期待に、翼を羽ばたかせるのにも力が入った。
村を目指して、ミリーは全力で急いだ。
幸い、マルコの死はまだ村の人々には知られていないようだった。
人目につかぬように家の陰に降りると、中に滑り込む。
床で砕けた小ビン、穏やかな表情で眠るマルコ、熱冷ましの布・・・
まるで時間が止まっていたかのように、その部屋はマルコの最期の瞬間を留めていた。
「マルコ・・・お願い、戻ってきて・・・」
ミリーはマルコの頭に手を当てた。ドラゴンの言葉が頭を過ぎる。

―――亡骸の頭に手を当て、3日の間その者が蘇るように強く念じるのだ。

彼女がマルコの小さな頭を撫でた時、何かが指に当たった。
「なに?これは・・・」
指に残ったざらついた感触の元を確かめるために、ミリーはマルコの頭を覗き込んだ。
黒く長い髪に隠れて見えにくかったが、そこには毒のある蟲に刺されて赤く腫れ上がり、ひどく化膿している皮膚のただれがあった。
「ああ・・・マルコ・・・」
思いがけずに見つけた愛しい弟の死の原因に、ミリーは苦悩した。
これさえ見つけることができれば、弟をこんなに苦しめることはなかったのに・・・
ミリーは自分の不甲斐無さを呪った。そして、マルコの頭に手を当てて念じ始めた。
小さな光の粒のように見える命の欠片が、ミリーの指を通してマルコに注ぎ込まれていく。
「きっと生き返らせてあげる・・・マルコ・・・」
ある覚悟を胸に、ミリーは片時も休むことなく弟の蘇生を願い続けた。

1日、2日と経つ毎に、蒼白だったマルコの顔に生気が戻ってくるのがわかった。
いつしか頭の傷も塞がり、マルコは見た目にはただ眠っているように見えた。
・・・心臓が動いていないのを除いては。
だがその様子に、ミリーは弟が生き返るという確信を持つことができた。
後1日・・・明日の朝まで続ければ、きっとこの子は生き返る。
ミリーは一心にそれだけを考えた。それ以外は必要なかった。
太陽が沈み村が闇に包まれても、彼女はひたすらに祈り続けた。

ドサッという何かが倒れるような音で、僕は目が覚めた。
とても長い間眠っていたような気がする。
ゆっくり目を開けると闇が真一文字に切り裂かれ、朝日に照らされたいつもの部屋の光景が目に飛び込んできた。
「お姉・・・ちゃん?」
最後に覚えているのは、霞む視界の端で姉が赤い物を振りながら必死で何かを叫んでいたことだ。
だが、近くに姉の姿はなかった。

体は病気だったのが嘘のように軽くなり、文字通り彼を死ぬほど苦しめた高熱もどこかに消え失せていた。
マルコはゆっくりと体を起こすと、辺りを見回した。
そして、ベッドの横に横たわる大きな赤いドラゴンを見つけた。
「わっ!」
マルコは驚いて思わず飛び退った。
「お姉ちゃん!ミリーお姉ちゃん!!」
壁に背をつけてドラゴンを凝視したまま、マルコは姉を大声で呼んだ。
だが、いくら呼んでも姉が現れることは無かった。
マルコは姉を呼ぶのを諦めると、ピクリとも動かないドラゴンの顔を恐る恐る覗き込んだ。

赤いドラゴンはその顔に満足げな笑みを湛えたまま、静かに息絶えていた。
ミリーは最愛の弟を救うことができたのだ。自らの命と引き換えに。

―――だがそれを行えば、代わりにお前が命を落とすことになるぞ?
ドラゴンの言葉にも、ミリーが決意を変えることはなかった。
「私はあの子を救えなかった・・・」
ミリーは弟を助けるチャンスがありながらそれをものにできなかった自分が恨めしかった。
「もしあの子を救うのに私の命が必要だというなら、私は甘んじてそれを受け入れるわ」
そう言い残すと、ミリーは洞窟から飛び立った。
「哀れな・・・業の深き生き物よ・・・」
ドラゴンはそう呟くと、小さく消えて行く赤いドラゴンをいつまでも見つめていた―――

生命を振り絞ってやせ衰えたそのドラゴンの笑みに、マルコは見覚えがあった。
よく自分と遊んでくれた優しい姉・・・その姉の笑顔と、ドラゴンの表情がぴったりと重なった。
「あ・・・あ・・・」
マルコはそれで全てを理解した。
自分の目の前に横たわるドラゴンこそが姉なのだということを。
そして、全てをなげうって自分の命を救ってくれたことを・・・
「ああ・・・ごめんね、お姉ちゃん・・・僕のために・・・」
安らかな顔で眠るドラゴンとは対照的に、マルコは溢れ出した涙を抑えることができずに泣きじゃくった。
「お姉ちゃん・・・お姉ちゃんっ・・・」
無駄だと知りつつも、マルコはドラゴンと化した姉の体を揺すった。何度も何度も思い切り揺すった。
だが、あの優しかった姉が目を覚ますことは2度と無かった。
「うあぁ・・・あああああ・・・」
止めど無く流れ落ちる涙に、マルコはどうしてよいかわからずにひたすら泣き続けた。
だが、深い悲しみに包まれた姉弟の家にも、太陽は平等に明るい日差しを投げかけ続けていた。



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