秘湯2

    

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「うっ・・・」
相変わらず背中にのしかかるドラゴンの重さに、俺はハッと目を覚ました。
どうやら寝ている間に食われたりはせずに済んだようだが、いつのまにか場所が変わっている。
首まで浸かっていたはずの温泉は跡形もなく消え、いくら辺りを見回しても暗い岩の壁で囲まれているばかり。
「起きたか?」
硬い岩でできた地面の上に俺をうつ伏せに組み敷いたドラゴンが、背後からそっと呟いた。
「こ、ここは・・・?」
「私の住処に決まっているだろう?フフフ・・・貴様が眠っている間に連れてきたのだ」
ドラゴンの顔は見えなかったが、その声にはひどく愉快そうな響きが混じっている。
「ま、まさか・・・いやだ・・・助けて・・・」
知らぬ間に住処へと連れ込まれ、今度こそ食い殺されるかもしれないという恐怖に温泉で温められていた体が内側から急速に冷やされていく。
もぞもぞと必死で巨体の下から這い出そうとする俺の肩を、ドラゴンが片手で軽く押し留めた。
「どこへ行く?ここは最も山の奥深い場所なのだぞ。こんな真夜中に人間が麓まで下りられるわけがなかろう?」
「そ、そんな・・・う、ううぅ・・・」
「フフフフ・・・そうだ、力を抜くがいい・・・苦しませはせぬからな・・・」
恐怖に震える首筋に背後からチロチロと舌を這わせながら、ドラゴンが熱い吐息を俺の耳に吹き込んでくる。
逃げようとする獲物の気力を根こそぎ殺ぎ落とすその一連の仕草に、俺は声を上げることもできずぐったりと地面に倒れ伏していた。

ゴソゴソと背後から聞こえる物音に怯えていると、ドラゴンが少しだけ体を浮かせた。
そして俺の片腕を掴んでグイッと持ち上げ、体をひっくり返す。
あっという間に仰向けにされ、俺は暗闇の中真っ赤なドラゴンに再び地面に押しつけられてしまった。
視界に入るドラゴンの眼に、キラキラと小さな光の粒が揺らめいている。
「フフ・・・ではいくぞ・・・」
もはや命乞いも無駄だと観念して虚ろな目で顔を背けると、少し離れた所の地面に俺の荷物と温泉で脱ぎ捨てたはずの服がまとめて置かれているのが見えた。
ドラゴンが俺と一緒にこの住処に持ってきたのだろうか?一体何のために?

クチュッ・・・
「うっ・・・?」
突如股間に走った奇妙な感覚と快感に、俺はわけがわからずドラゴンの顔に視線を戻した。
そうこうしている間にも、ペニスが熱く蕩けた所へ少しずつ押し込まれていく感触がある。
「な、何をしてるんだ?」
「私の体を擦ってくれた礼だ。フフフ・・・私に食われるとでも思っていたのか?」
ヌチュッという水音が辺りに響き渡り、ペニスがドラゴンの体毛に隠された秘所へ根元まで飲み込まれた。
そしてやんわりと膣が蠢き、2度3度とペニスを根元から軽くしごき上げる。
「はう・・・」
決して激しくはないものの濃厚な快感を塗り込められ、恐怖に弛緩していた俺の両腕がビクンと跳ね上がった。
「嬉しかったぞ・・・この数十年間、私と共に湯浴みをしてくれるものなど誰もいなかったのでな・・・」
ズッシリと、しかし息苦しくはない程度に俺の体に体重を預けながら、ドラゴンが先を続ける。
「仲間からは湯浴みなどまるで人間のようだなどと笑われたものだが、奴らにはこの心地よさがわからんのだな」
ペニスの裏を舐め上げるようにゆっくりと肉襞が反り上がり、膣壁がギュッと左右からペニスを圧迫していく。
「あぅぅ・・・き、気持ちいい・・・」
急がず焦らずペニスを余す所なく舐め尽くすドラゴンの責めに、俺は完全に虜にされてなすがままになっていた。

恍惚の表情で中空を見上げる俺の顔を覗き込みながら、ドラゴンがその舌で顎をペロンとしゃくりあげる。
「心配するな・・・夜が明ければ、無事に麓まで送り届けてやろう」
「ほ、本当に・・・?」
「何だ、まだ私を信用できぬのか?人間の言葉を借りれば、私と貴様は裸の付き合いをした仲なのだろう?」
ドラゴンがそう言った途端ペニスを締めつけていた膣壁がクチュクチュと左右に震え、さっきまでとは比べ物にならない快感が俺の全身に流し込まれた。
「くぅ・・・」
危うく一気に射精しそうになり、思わずドラゴンの体を下から思いきり抱き締めてその快感に耐える。
「フフ・・・どうした、我慢する必要などないのだぞ?」
その言葉と共にフサフサの尻尾の先が翻り、股間に力を入れていた俺の尻穴を尻尾の先がクシュッと擦る。
「ふああっ!」
予想外の場所に与えられた快感に力が抜け、ドラゴンの膣の中に再び無防備なペニスを曝け出してしまう。
それを逃さず、とどめとばかりに肉襞が俺のペニスを根元からきつく搾り上げた。
ギュゥッ・・・
ピュピュッ
「あ・・・はぁ・・・ぅ・・・」
次々と襲ってくる射精の快感に悶えながら、必死でドラゴンの体に抱きついてその胸に頬を擦りつける。
「フフフフ・・・無上の快楽であろう?」
射精の余韻が冷め遣らぬペニスをなおも弄ばれ、俺はついに耐え切れずドラゴンの体を掴んでいた手を離した。
「あ、ああ・・・もう、十分だよ・・・」
荒い息をつきながらぐったりと地面に横たわってそう漏らすと、ドラゴンは素直にペニスを解放してくれた。
そして俺の首の後ろに太い腕を差し込み、長い尻尾で俺の体を軽く包み込む。
そのほんのりとした温かさと肌触りのよい体毛の愛撫に眠気を呼び覚まされ、俺はドラゴンの腕枕の中で再び心地よい眠りについた。

洞窟の入口から差し込む淡い光にくすぐられ、俺は翌朝目を覚ました。
ふと顔を横に向けると、ドラゴンが俺の頭の上を囲むように首を曲げて気持ちよさそうに眠っている。
腹の上では、体に巻きつけられたドラゴンの尻尾の先端がスリスリと擦りつけられるように揺れていた。
ドラゴンにとっても、昨日の経験はとても満足のゆくものだったのだろう。
穏やかな表情で目を閉じたドラゴンの顔に、温泉で俺を睨みつけていた時のような恐ろしさなどは微塵も感じられなかった。

俺が身じろぎした気配に気がついたのか、ドラゴンが閉じていた目を薄っすらと開ける。
俺はドラゴンとしばらく無言のままお互いに見つめ合っていたが、やがてドラゴンは再び目を閉じて静かに呟いた。
「もう行くのか?」
その一言に、俺は言葉を詰まらせた。肯定すれば、ドラゴンは俺を麓まで連れて行ってくれるのだろう。
そして、今日からまたあの温泉で誰にも理解されぬ孤独な一時を過ごす日々に戻るのだ。
誰かと支え合わなければ生きていけない人間の俺にとって、ドラゴンの寂しさは痛いほどよくわかった。
「俺・・・このままここにいてもいいかな?」
「・・・何?」
驚いたというように、ドラゴンが目を見開いた。そして俺の心の内を探るように、じっと顔を覗き込んでくる。
「もう少し、あんたのそばにいたいんだ。それとも、俺はもう用済みかい?」
「そ、そんなことはない。好きなだけいるがいい。だが・・・」
少し慌てたのか、ドラゴンは顔を見られぬようにフイッと向こうを向いて言葉を紡いだ。
「わかってるよ。今日も背中を流してくれっていうんだろ?」
「・・・こいつめ」
ギュッ
「う・・・」
考えていたことを見透かされたのが気に入らなかったのか、ドラゴンは冗談交じりに俺の体を尻尾できつく締めつけた。
だがフサフサの温かい体毛の感触のせいか、それもまた妙に気持ちがいい。

「で・・・温泉にはいつ行くんだ?」
ほとんどドラゴンの一方的なじゃれ合いに根負けすると、俺はくたっと疲れ果ててドラゴンに尋ねた。
「今からでもよいぞ」
「じゃあ行こうか」
俺はそう言うと、尻尾の拘束から抜け出してドラゴンの真っ赤な巨体によじ登った。
「何をしている?」
「何って・・・昨日だって俺をこうやって連れてきたんだろ?ほら、早く行こう。しっかり擦ってやるからさ」
「むぅ・・・」
温泉での記憶を思い出したのか、ドラゴンは仕方なく俺を背中に乗せたまま歩き出した。
朝日の照らす森の中を揺られながら、心地よさを求めて温かいドラゴンの背に体を押し付ける。
いつしかドラゴンもそれに慣れたのか、時折愉快そうに笑い声を漏らし始めた。
もうしばらくすれば、またあの温泉が見えてくることだろう。
そしてお互いに体を洗い合い、夜は冷たい風も吹き込まぬ洞窟の中でお互いに体を暖め合うのだ。

ああ・・・今年は、暖かい冬になりそうだ。



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