宝玉の主2

    

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―――72年前
「そっちへ行ったぞ!」
「矢は当たったか!?」
厚い木々に覆われた薄暗い森の中で、黒いドラゴンが木の陰で蹲っていた。
弩から放たれた矢を肩と背中から引き抜くと、傷口から真っ赤な鮮血が滴り落ちる。
「グググ・・・おのれ人間どもめ・・・」
突然の人間の襲撃に怒りを燃やしたドラゴンは、背後にガサッという物音を聞いて振り返った。
その瞬間、無防備だったドラゴンの背中に植物毒が塗られた矢が数本、ドスドスッという鈍い音とともに突き刺さった。
「グアアッ!」
強烈な激痛にドラゴンが仰け反る。
矢に塗られた劇毒で体が痺れ、指の先から尻尾の先までがピクピクと痙攣した。
「仕留めたぞ!」
「よし、馬で引きずっていこう」―――

「人間どもは体の自由を奪われたワシの尻尾に縄を結び付け、数頭の馬でワシを引きずっていった」
ドラゴンは依然怒りを湛えた眼で俺の顔を覗き込むと、声を低めて続けた。
「そしてワシをここに放置したまま、塔の建設を始めたのだ」
「じゃ、じゃああんたは・・・初めから塔の中にいたのか?」
「そうだ。このようなくだらぬ石を守るためというふざけた目的で、ワシを石とともに封じ込めたのだ」
ドラゴンはそう言って地面に転がっていた巨大なサファイアを顎で指し示した。
「初めの頃は石を狙ってやってくる愚か者どもが後を断たず、ワシも食うのには不自由しなかった・・・」
グギュッ
「うあっ!」
突然、今まで緩んでいた膣がペニスを締めつける。
「だが近頃は誰一人としてこの塔には近づこうともせぬ。そのためにワシは数十年に渡る飢えに苦しんだ」
ドラゴンはさらにスラリと伸びた長い尻尾を持ち上げると、その鋭い先端を俺の尻にドスッと突き刺した。
「ぐあ!」
予想だにしていなかったその攻撃に、俺は思い切り仰け反った。
「それもこれも全てはこの石と・・・それを狙う貴様らのような人間どものせいなのだ!」
その声とともに肉襞がペニスを締め潰し、尻に突き刺された尻尾がグイッと捻じ曲がって強烈な刺激を俺の股間に叩き込んだ。
「うああああああっ!」
燃えるような怒りのこもったドラゴンの責めに、俺はついに限界を迎えた。
ブシュッという音とともに溜まっていた精がドラゴンの膣の中に放たれると、ドラゴンは容赦なく俺のペニスを吸い上げた。
さらに腰を前後に激しく振って新たな刺激を送り込んでくる。
「あ、あがっ・・・助け・・・ひぁぁぁ・・・」
いつまで経っても射精が止まらない。このまま骨と皮になるまで精を搾り尽くされるのかと思うほど、猛烈な勢いで命の欠片を吸い取られていく。
激しい快楽に押し潰されそうになりながら悶え狂う俺を、ドラゴンが満足そうな顔で見つめ続けていた。

ギュッ
「う・・・ぁ・・・」
最後の一滴を力強く搾り取られると、永遠に続くかに思えた射精がようやく止まった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
鮮明に尾を引く快楽の余韻に荒い息をつく。
ドラゴンは顔を引くと、さもがっかりしたように言い放った。
「フン、もう終わりか。つまらん奴だ・・・」
精を吸い尽くされてヒクヒクとわななくペニスを肉襞でゆっくりとしゃぶりながら、ドラゴンが俺の上に蹲った。先程よりもさらにドラゴンの体重がかかり、胸が押し潰されて息苦しくなる。
「うぐ・・・こ、これからどうするつもりだ・・・」
「ククク・・・まだ元気があるようだな」
ドラゴンが大きな手で俺の頭を掴み、優しくなでながら笑う。
だがそれは、逆らえば頭を握り潰されてしまいそうな脅迫じみた笑いだった。
「このまま待っていればお前の仲間が助けに来るのだろう?」
「う・・・なぜそれを・・・?」
「最早生きてはここを出られぬというのに、お前の目は絶望しておらぬからだ」
確かに俺が数日しても戻らなければ、王は第2の捜索隊を出すことだろう。
なにしろ行き先も目的もはっきりとわかっているのだ。
あの王がサファイアを手に入れるまで諦めることなど考えられない。
「だからそれまで、ゆっくりと待たせてもらおう。貴様をどうするかはそれから決めてやる」
「な、なぜだ?殺す気がないのなら見逃してくれ・・・ぐあっ・・・」
突然膣がペニスを思い切りしごきあげ、尻に刺さった尻尾がビクンと跳ねる。
その問答無用の責めに、俺は無理矢理黙らせられた。
「クククク・・・貴様はその間の退屈凌ぎに決まっているだろう・・・?」
「そ、そんな・・・ぁ・・・」
「他の人間どもがきたらそいつらを食いに行く間は解放してやる。石を持って逃げるがよい」
解放という言葉に、尽きかけていた希望が再燃する。
「ほ、本当か?」
「だがもし再びワシに捕まったらその時は・・・わかるな?」
ドラゴンはまたしても嗜虐的な薄ら笑いを浮かべていた。もしまた捕まれば・・・今度こそ殺される。
だがその時にはドラゴンはまた満腹になっていることだろう。
きっと食い殺すなんていう生易しいことはしない。
俺を捕らえればその巨体と悪魔の膣で容赦なく責め続け、快楽に悶絶死させるつもりなのだ。

そんな恐ろしい想像を膨らませながら時折与えられる強烈な快感に悶えているうちに、半日がたった。
ふいに、妙な音が聞こえ始める。断続的なトントントンという音。
ドラゴンもその音に気付き、辺りを見回し始めた。
これは・・・複数の人間が外の梯子を登る音だ。ようやく助けがきてくれたらしい。
一瞬の安堵のあと、俺はこれが恐怖の鬼ごっこの合図であることを再認識して戦慄を覚えた。

梯子を上がる小さな音がやがて聞こえなくなった。きっと頂上近くまで無事に登って行ったのだろう。
「そろそろだな」
腰を少し浮かせると、ドラゴンは俺に快感を流し込んでいたペニスと尻尾を同時にグボッと引き抜いた。
「はぅっ」
「ククク・・・さあ、どこへでも行くがよい・・・」
そう言い残すと、ドラゴンは通路の1つにスッと音もなく消えていった。
早く逃げなければならない。宝玉はどこだ?
必死で辺りを探すと、篝火に照らされて神秘的な青い色を放つサファイアが目に入った。
「あった!」
急いでそれを拾って抱えると、俺はドラゴンが入っていったのとは別の通路に飛び込んだ。
1つ角を曲がって周囲が暗闇に包まれたとき、俺は初めて重大なことに気がついた。
「しまった・・・松明がない」
いや、松明がないのは問題じゃない。松明が使えないことが問題なんだ。
この暗い中で火を灯していたらあっという間にドラゴンに見つかってしまうだろう。
全く前が見えないが手探りで進むしかない。

5分ほど闇の中をさまよって、俺はようやく上に進む階段を見つけた。
「はっ、はっ、はっ、はっ・・・」
胸を締め付ける恐怖に荒い息をつきながら、階段を駆け登る。
とその時、遥か上のほうから小さな悲鳴のようなものが聞こえた。
不運な誰かがドラゴンに見つかったのだろう。
そうか・・・ドラゴンが外に出られないよう分厚い壁に覆われているにもかかわらず
音や声が聞こえるのは、壁が音を伝えやすい石でできているのか。
これでは松明どころか足音を立てるのでさえ危険だ。

高さ10メートルの階段を登り切り、次の階層へと進む。
塔の中は階段で何階層にも分けられた迷路状になっていた。本来ならば侵入者を迷わせるのが目的なのだろうが、ドラゴンに見つかりたくない俺にとっては逆に都合がいい。
何度も壁にぶつかりながらようやく2つ目の階段を探し当てた時、再び悲痛な叫び声が聞こえてきた。
「な、なんだこいつ!?」
「う、うわああぁぁ!」
また2人、ドラゴンの餌食になったようだ。今度はかなり近い。
時間が経つにつれて彼らも下へ降りてきているんだ。松明がある分、降りてくるのも早いだろう。
急いで上に向かわなくてはならない。
徐々に膨れ上がる恐怖に耐えながら、俺は息を殺して階段を登り始めた。

皆ドラゴンにやられてしまったのか、それともたまたまなのか・・・
6階に辿りつくまで、俺はドラゴンはもちろん他の誰にも会うことはなかった。
時折壁についた手にぬるっとしたものが纏わりつく。
恐らくドラゴンに食われた彼らの血だろうが、真っ暗闇ではそれすらも気にならない。
後少し・・・後少しで屋上に出られる。ロープさえ登ってしまえばもうドラゴンは追って来れないはずだ。
俺は先を急ぎたい一心で階段を走った。もう1度階段を登れば最上階につく。
それまでは音を立てるのを避けてゆっくり歩いていたが、出口が目前とあっては自然と歩みも速くなる。
「ぎゃああああっ!」
5度目の悲鳴が聞こえた。おそらくこれで最後だろう。そろそろドラゴンが俺を探し始めるはずだ。
階段を上がって少し行くと、意外にも目の前に新たな階段が見つかった。
これを登れば最上階のはずだ。さっきの悲鳴は下から聞こえてきたから、ドラゴンもこの下にいるはずだ。
もう音を気にしてはいられない。俺は急いで階段を登り切ると、出口を探して走った。
どこかの通路にロープが垂れているはず。それさえ見つければ・・・

しばらく歩き回って長い通路に出た時、ふいにドラゴンの足音が聞こえた。
もうここまで登ってきたらしい。
「ククク・・・ここにいるのはわかっておるぞ・・・」
やはり走って足音を立てたのはまずかったかもしれない。
70年もこの塔の中を歩き回っているドラゴンにとっては、この迷路も庭のようなものなのだ。
その時、突然背後に気配を感じた。振り返ってみるが真っ暗でなにも見えない。
だが、次の瞬間ドラゴンが俺に向かって突進してきた。
ドガッという音とともに、乱暴に地面に押し倒される。
そして、月明かりにドラゴンの勝ち誇った顔が照らし出された。月明かり・・・?
ドラゴンに組み敷かれたままふと上を見上げると、夜空に無数の星が輝いていた。
その光の粒達が、まるで額縁に入れられたかのように四角く途切れている。
そして、その縁から短く垂れ下がるロープが揺れていた。
「ああ・・・そんな・・・ここが出口だったなんて・・・」
後一歩で脱出できなかった悔しさに、俺はサファイアを持った手を天井に向かって伸ばした。
「ククククク・・・捕まえたぞ・・・貴様の負けだ」
そう言うと、ドラゴンは精一杯上に伸ばされた俺の手を掴んで地面に押しつけた。
手から離れた宝玉がコロコロと転がり、闇の中に消えていく。

ドラゴンは獲物を味わえる喜びに躍動する膣を俺のペニスにグチャッと押しつけると、一気に飲み込んだ。
「ああ・・・いやだ・・・死にたくないぃ・・・いやぁぁ・・・」
数時間振りに味わわされるドラゴンの膣の感触に、それまで堰き止めていた恐怖が爆発する。
そんな苦悶に塗れる俺の姿を見つめながら、ドラゴンは再び尻尾の先端を尻の穴に潜り込ませた。
ドスッ
「うわあぁぁぁぁ!」
間髪入れずに再開された地獄の快感責めに、俺は目を見開きポロポロと涙を流しながら悶え狂った。
激しく振動するドラゴンの腰が、膣が、肉襞が、尻尾が、そして乳首の上で揺れる唾液に塗れたドラゴンの舌が、一瞬も休むことなく強烈な快楽の泥沼に俺を引きずり込んでいく。
耐える間もなくあっという間に精を搾り取られ、感覚という感覚が快感で塗り潰されていく。
「は・・・か・・・・・・ぁ・・・」
全身を蝕む殺人的な快楽に声が出ない。
あああ・・・も、もう・・・だめだ・・・い、意識が・・・
グシャッという激しい圧搾にとどめを差され、俺は徐々に意識が遠のいていくのがわかった。

俺は・・・死んだのか?
その割には硬い地面の上に寝ているような感触がある。意識があるようだ。
薄っすらと目を開けてみると、相変わらずの闇の中に4つの大きな篝火が燃えているのが見える。
「ここは・・・宝玉のあった部屋・・・?」
辺りを見回すと、鈍く光るサファイアの玉が元の台座に収められている。
「気がついたか・・・もう目覚めぬかと思ったぞ」
ドラゴンがそう言いながら、地面に横たわっている俺の方に歩いてきた。
「こ、殺さなかったのか?」
「ククク・・・ワシは殺すなどとは一言も言った覚えはないぞ?」
ドラゴンはニヤリと笑うと、突然その大きな口で俺の口を塞ぎ、分厚い舌を俺の口内に捻じ込んだ。
「むぐ・・・な、何を・・・」
ガリッという音とともに、ドラゴンの舌を伝って生暖かいものが口の中に注ぎ込まれる。
その不思議な味のする液体を飲まされると、俺はなんとなく体に力が沸いてくるような感覚に襲われた。
「う・・・これは・・・血?」
「そうだ。ワシの血を飲めばワシが生きている間は年も取らず、飢えで死ぬことはなくなる・・・」
「な・・・そんな・・・」
ドラゴンの言葉に、俺は血を飲まされた理由を悟って背筋に冷たいものが走った。
それを裏付けるように、篝火に照らされたドラゴンの顔には極上のおもちゃを手に入れた子供のような満面の笑みが浮かんでいた。
「うあぁ・・・まさか・・・いやだ・・・」
「クククク・・・ワシは一生この塔から出られぬかも知れぬが・・・貴様にも付き合ってもらうとしよう」
ドラゴンは必死で首を振って拒絶する俺を地面に押さえつけると、三度その膣でペニスを咥え込んだ。
「さあ・・・永き時を楽しもうぞ・・・」
ヌチャ・・・クチャ・・・グチュッ・・・
その言葉と同時に、熱く蕩けた肉襞が妖しく蠢き始めた。
「ああ・・・た、助けて・・・助けてくれえぇぇ・・・」

その後ドラゴンに囚われの身となった男は、塔に侵入者がある度に逃げるチャンスを与えられはしたものの、激しい飢えと刻みつけられた強烈な快楽の記憶に捕らわれ、1度も逃げ出すことはできなかった。
数百年後、ドラゴンが寿命を迎えて命尽きたその時まで、男は快楽の牢獄に捕らわれたままドラゴンと生涯をともにしたという。



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