竜の呪い2

    

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スッと彼女の目が開いた。そして、視線がゆっくりとアレンの方へ移動した。
それを認めたアレンの顔に希望の色が浮かんだ。
「ミーシャ姫!」
だが、ミーシャはもう一度ゆっくり目を閉じた。そして・・・
「うああ、ああ、ああああぁ!」
苦しそうな悲鳴とともに激しい痙攣を起こした。アレンには何が起こったのかわからなかったが、すぐに事の異常さを認めた。
彼女の手に金色の毛が生え始めたのだ。それは瞬く間に全身に及び、腹の辺りを残して彼女はフサフサの短毛に覆われた。残された腹の皮膚も、徐々に白くなり、人間の皮膚ではなくなっていく。
そして、彼女の美しかった顔は鼻を前に長く伸ばしたような形になり、口が左右に大きく裂けた。頭部には艶のあるすらりとした角が伸び、腹の下からアレンの太腿よりも太い尻尾が伸びている。
ミーシャが人外の変化を遂げている間、アレンは次第に重くなる彼女を支えきれず転倒し、彼女にのしかかられるような体勢でその様子を見ていた。

やがて、完全に金色の毛に覆われた背中から大きな翼が突き出るように生えると、ミーシャは、いや、ミーシャだったものは閉じていた眼をゆっくりと開けた。
そして、縦に伸びたドラゴンの瞳が、彼女の下敷きになっていたアレンを捕らえた。

元ミーシャだったそれは、月明かりに輝くゴールドドラゴンとなっていた。
そして、自分にのしかかられて苦しそうに呻いている男を見つめた。
初めて見る人間。ドラゴンはしばしアレンを観察していたが、突然生え揃ったばかりの鋭い爪でアレンの衣服を乱暴に引き裂いた。
「うあああぁ!」
アレンが恐怖に叫んだ。引き千切られた衣服をどけると、彼の胸に血の筋がついている。ドラゴンの爪から赤い雫が滴っていた。
ドラゴンはアレンの傷をペロリとひと舐めした。
「あうっ」
不思議と痛みは感じなかったが、妙な快感が背筋を這い登った。

ドラゴンはアレンを丸裸にすると、ずっしりとした巨大な体で彼を固い岩の床に押しつけた。
「ううぐ・・・」
息苦しい。数百キロはあろうかというドラゴンの巨躯に組み敷かれ、アレンの中で恐怖が今にも弾け飛びそうだった。
アレンの抵抗を封じた後も、ドラゴンはひたすらにアレンの傷を舐め続ける。
アレンは立て続けに与えられる快感と恐怖に身悶えた。

何時の間にか、アレンの胸の傷は消えていた。
ドラゴンの唾液が皮膚にしみ通り、アレンの細胞の再生を促進していたのだ。
傷がすっかり癒えたのを確認すると、ドラゴンはアレンの股間をフサフサの毛に覆われた尻尾で優しく擦り上げた。
「うあっ!」
尻尾が上下する度に、短くも滑らかなドラゴンの毛がこの世のものとは思えないほどの快楽をすり込んできた。
「はあぁっ、ああっ、あぐあぁぁっ!」
次第に尻尾の動きが速くなってきた。既に力一杯固く聳え立っていたペニスの周りを、尻尾が螺旋状に駆け上るように舞い、アレンに強烈な快楽を刻みつけた。
「うあぁぁ!」
そして、アレンはたまらず熱い精を放った。

アレンは快楽の余韻に全身を弛緩させて喘いでいた。
だがドラゴンは彼に休む暇を与えなかった。大量の精を放ってなおピンと屹立していたアレンのペニスに、ドラゴンはゆっくりと狙いをつけた。そして、股間にある粘液で覆われた割れ目を開き、アレンのペニスを一気に奥まで飲み込んだ。
「うぐあっ!あぐああぁぁ!」
突然の衝撃にアレンが叫んだ。熱い。熱湯、いや、煮えたぎる油の海に沈められたかのような熱さが、股間から全身に飛び火した。
「あぅわああぁぁぁ!」
ドラゴンの愛液がアレンのペニスに纏わりつくたびに、彼は異常な熱さと、そして快感に激しく体を痙攣させて狂った。そして、プツンと意識の糸が切れたように、アレンは気を失った。

感謝祭の夜、巨大な焚き木の周りでアレンと手を取りワルツを踊る女性がいた。
バルス王の娘ミーシャは、こっそり城を抜け出してきたのだという。
笛や太鼓の音に合わせて踊る彼女の美しさに、アレンは時折見とれていた。
空が暗くなりダンスが終わると、彼女はアレンに別れを告げ急いで城の方へと走っていった。
小走りに城に続く坂道を急ぎ、ミーシャはたとえ叱られようとも楽しかった思い出を振りまくつもりでいたのだった。だが、彼女が城へ辿りつく事はなかった。
坂を登る途中、闇に乗じて舞い降りてきたドラゴンが、彼女を突然足の爪で掴むと、そのまま東の山へと連れ去った。

突然の事に、ミーシャは事態が飲み込めなかった。
何かに両腕を掴まれた。翼のはためくバサッバサッという大きな音が続き、恐ろしい浮遊感があった。周囲は真っ暗で、空を飛んでいるらしいことはわかったが、どのくらいの高さなのかは見当がつかない。
やがてドラゴンは洞窟の中へミーシャを連れ込んだ。
そして、彼女を洞窟の奥に閉じ込め、毎晩のように陵辱した。
ミーシャも初めは抵抗を試みたが、巨大なドラゴンから逃げる術などあるはずもなく、彼女は次第に体力を失っていった。

その一連の様子を、アレンは見ていた。
とても現実に起こった事とは思えない悲劇。
だが、アレンはそれを信じた。力尽きた彼女がドラゴンに変わる瞬間を目撃したのだから。
「ハッ」
アレンは目覚めた。気を失ってからどのくらいの時間が経ったのだろう。
金毛を輝かせたドラゴンは、まだアレンに覆い被さるようにして眠っていた。
アレンのペニスはいまだドラゴンに飲み込まれたままだったが、幸いなことに熱さは感じなくなっていた。
だが、今にも押し潰されそうなほどの重圧に全く体を動かす事ができない。
アレンが身じろぎすると、ドラゴンが目覚めた。そして、爬虫類の目でアレンの顔を見つめた。

ギュッ
「ああっ!」
おもむろにドラゴンがアレンのペニスを締め付けた。根元から先端に向けて搾り出すようにゆっくりゆっくりと筋肉が収縮する。ドラゴンの執拗な責めが続いた。
決して射精には届かないながらも全身を駆け巡る快楽に、アレンは動かぬ体を必死で暴れさせた。
だが、ドラゴンが少しアレンにのしかかるだけで、その抵抗はあっけなく封じられた。
ドラゴンの愛液がペニスに纏わりつき、グジュッグジュッという音を立てた。
快感が倍増する。アレンを貪る動きは徐々に速くなり、激しい蠕動となった。
突然訪れた殺人的な快感に、アレンが目を剥いて悶えた。
「はぐあぁッ!」
熱いものが再びこみ上げて来る。アレンは一瞬たりとも我慢する事ができなかった。
アレンの命の欠片をドラゴンは力の限り搾り取った。長い長い射精。
永久に続くかと思われる快楽にアレンの意識は再び飛びそうになったが、なおも激しくペニスを揉み潰すドラゴンの肉襞は、アレンに気絶すら許さなかった。
「か・・・はっ・・・あぅ・・・・・・」
アレンは既に声を出す事もできなかった。ドラゴンはその膣の動きだけでアレンを搾り尽くそうとしていた。傍目にはただ金色のドラゴンがアレンを押し倒しているだけのように見える。
だが、アレンは股間から送られてくる快感の渦に飲み込まれ、声も出せず身動きもできずに悶え狂った。
ドラゴンの眼に、好んで弱者を嬲る残虐な笑みが浮かんでいた。
アレンは一滴残らず精を搾り尽くされ、再び意識を失う事になった。

暗い意識の底で、アレンはまた夢を見た。
一匹の巨大な金色のドラゴンが夜の空を舞っている。
そして、そっと音もなく滑空を始めると、見知らぬ町に降りて行った。
いや、これはミリアン国のさらに東側にある国だ。
ほんの数秒後、ドラゴンは一人の青年をその巨大な足の爪の先に捕らえ、再び宙を舞った。
青年は気絶しているようだ。ドラゴンは青年を抱いたまま空高く舞いあがると、岩山に向かって飛び始めた。

フッと景色が変わる。これは今自分がいる洞窟の中だ。
連日、夜になるとドラゴンは青年をその巨躯で圧倒し、弄んでいた。
次第に膨れ上がる快楽に何度も意識を失い、青年が日に日に衰弱していくのが見えた。

また景色が唐突に変わる。ドラゴンに犯されていた青年の視点のようだ。
目の前に全身から血を流して死んでいるドラゴンと、数十人の兵士の姿があった。
彼は助け出されたのだ。アレンはほっと胸を撫で下ろした。
だが、その光景は次第に信じられないものへと変わり始めた。
助け出された青年の体が激しく痙攣し始めた。
皮膚という皮膚が赤く変色し、ひび割れたように鱗を形作っていく。
鋭く長い爪が手足に生え揃い、太い尻尾が腹の下から伸びていった。
そして、新たな命を吹き込まれたレッドドラゴンがゆっくりと眼を開けた。
アレンは息を飲んだ。
その場にいた数十人の兵士達があっという間に肉塊とチリに変えられたからではない。
その赤いドラゴンの姿が、アレン達が大きな犠牲を払って倒したあのドラゴンそのものだったからだ。

アレンはそこで目が覚めた。金色のドラゴンは依然アレンをその巨体の下に組み敷いたまま、再び眠りについていた。
「?」
ふと、誰かの話し声のようなものが聞こえた。いや、人の気配を感じたと言うべきか。
眠っているドラゴンを起こさぬようにアレンは身じろぎもせず、ずっと耳を澄ましていた。
小さな足音が聞こえる。そして5人の兵士が姿を現し、アレンを覗き込んだ。
アレン達がドラゴン退治に向かってからの数日間、ドラゴンが町の上空を飛び回らなかったため、バルス王が再び偵察隊を放っていたのだった。アレンが生きている事を確認した彼らは、一斉に持っていた長い槍を、眠っていたドラゴンの腹部に深く突き刺した。

凄まじい怒号が洞窟中に響き渡った。
槍に全身を貫かれたドラゴンは、グイッと仰け反るように悶えると、ゴロンとアレンの上から転げ落ちるようにして仰向けになり、そのまま短い痙攣とともに息絶えた。
「アレン殿!」
兵士がアレンに駆け寄った。数日間、覚醒している間ひたすらに精を搾り尽くされ、精神も肉体も蹂躙し尽くされた彼の体はげっそりと痩せ、憔悴しきっていた。
助かった、アレンの脳裏に安堵が広がった。だが、同時に彼はある種の予感にも捕らわれていた。

突然、アレンの全身を初めてドラゴンに犯されたときに感じた熱さが襲った。
体が沸騰するような痛みにも似た熱さ。その熱さに耐えかね、アレンは全身を痙攣させて悶え狂った。
体が根底から変化していくのを感じた。手足や体が膨らむように大きくなり、鋭く湾曲した円錐状の爪が異常な早さで伸び、全身の皮膚はギュッと濃縮されたように固くなり、細かな鱗がびっしりと生えていく。
腹も徐々に白っぽく厚い皮膚に変わり、更に股間から排泄にも似た快感を伴って太く強靭な尻尾がズリュッと引きずり出されるように伸びていった。
全身を襲っていた熱さが突然消え、アレンはゆっくりと閉じていた眼を開いた。
目の前では小さな人間が5匹、呆然とした顔で自分を見上げていた。

哀れな5つの命の炎を吹き消すのには1分もかからなかった。
アレン、いや、アレンだったドラゴンは、大きな翼を広げると岩山の洞窟を飛び立った。
空は既に暗くなっている。
ミリアン国の人々はドラゴンが来なくなったため、再び元の生活を始めていた。
誰もが皆、月に一度の感謝祭の準備を進めている。焚き火用の薪を調達する者、晩餐用の肉を調達する者、踊る時に着る衣服を選んでいる者。
ドラゴンは上空からそんな城下町の様子をうかがっていた。
そして、若く美しい娘が井戸で水を汲んでいるのを見つけた。

これは呪いだ。
自分の命尽きたときのために、異性の人間を犯し命を分け与えるという本能ともいうべきものが、アレンだったドラゴンを強く衝き動かした。
次の命の器に選ばれた哀れな娘が井戸を離れたのを確認すると、ドラゴンは翼を大きく広げて固定し、ゆっくりと音もなく夜の闇を滑り降り始めた。



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